とある会合にて
先日のこと。
とある会合に参加し、一つの議題が持ち上がった。
詳しいことは書けないのだが、この議題は、参加者の意見が分かれている問題なのだ。
それぞれが考察と理由、想いを述べていく。
司会めいた役割だった隊長は、バラバラの意見をどうやって着地させてるべきか、論点を整理しつつ進めていたら、一人の方が発言した。
『多数決で決めるのはちょっと…私は賛同できません。』
一瞬の沈黙のあと、困る隊長。
もし、この場面を漫画で描くとしたら…
隊長とリスの頭の上に浮かぶ、大きなはてな。
そして、心の声としては…じゃあどうやって決めたらいいのか…?!
私達には、なかなか衝撃的な展開だった。
そもそも多数決って何?
その後…議論は平行線をたどり、結論は先送りとなって解散。
まずまずの時間を議論したものの、どう決めていいのやら指針を失ってしまった。
私には残念ながら、皆を引っ張りまとめる統率力もカリスマ性も持ち合わせていない。
そもそも、多数決とは…
多数決
ある集団において意思決定を図る際に、多数派の意見を採用する方法のこと。
たしかに、少数派の意見は採用されないという弊害はある。
思い出したのは、私達も過去に少数派となった記憶。
それは、イベントの制作会議でのこと。意見が分かれたため、最終的に多数決となり、私達の意見は通らなかった。
でも、その時思ったのは「そうなのね。じゃあ仕方ないね。」という感覚であって、多数決がよくないと思ったわけではない。
生徒会役員も、友人とのご飯のメニューも、何かを決める時においては、多数決=多数派に従おうという方法が多く使われることは確かだ。
多数決以外の決め方
会合から帰ってきた私達は、多数決以外の方法について考えてみた。
まず、浮かんだのは、アメリカの陪審員制度のように、完全一致を目指して議論をしあうこと。
これは、時間と労力が果てしなくかかるし、人の人生に左右するわけでもない軽めの議題にそこまでのやる気はでない。
じゃあ昔の中国であった占いみたいに、亀の甲羅に火を入れて、ひびがどう入るかで決める方式にするとか?(本当にあったらしい。)
それか、木の枝が伸びる方向で決める?
って結局…第三者が決めた方式になってくる。神のお導き的な要素だ。
とすると…もう、あみだくじでいいんちゃう?となってきた。
そうすると、” 誰が作ったあみだくじなのか問題” はでてこないだろうか。うーむ、実にややこしい。
多数決は、賛同者が多い意見に決まる。
少数派の意見ももちろん大事だけれど、お導きが決めた結果よりは納得がいくような気がする私達。
じゃあ「どうやって決めるかを多数決する?」「…あぁ、多数決あかんのやった。」と一向に決められない。
この多数決議論…迷宮入りの予感である。
考えてしまいますねー、とことん話し合うってしか思い浮かばないですが、だんだん だるくなってきたら、やはりあみだクジ? 皆で線を入れていくとか。 多数決はちょっと…って発言なさった方が 、ひょっとして良い決め方をご存知なのかも。
みんなで線をいれていくあみだくじはいいかもしれません~♪ 話し合うって、同じゴールを見ていないと難しいですよね。内容ではなく、決め方を決めることからなので、なかなか長い道のりです^^;