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文の終わりの「。」は冷たいか?

お母さん『。』はやめてね

先日、リスが美容室から帰ってきたら‥

『最近、文の終わりに 「 。」=まるを使ったら、冷たいと捉えられるらしいで。』と、言い出した。カット中に雑誌のコラムを読んでいたら‥(以下、要約)

筆者には、中学生の娘がいる。ある日突然‥

『お母さん。メールやLINEで、文章の最後に「。」をつけるのやめて。冷たく感じるから。』と言われた。なんでも「。」があると、素っ気ない・怒っているような印象がするらしい。


では、文章の終わりはどうするのかというと、絵文字を使わない場合、『ー』『~』や『!』で締めくくってほしい、と。

それ以降、娘さんの意見を尊重し、メール等の連絡において『。』を使わないというのが家庭内のルールになった、というオハナシ。

 

ちなみに『。』は句点と呼ばれ、日本語の文の切れ目にうつ記号というのは皆さんご存知の話。

私達も知らぬ間に、若い世代に冷たい印象を与えてしまっていたのだろうか。これぞ、寝耳に水な問題。

句点は冷たいですか?

句点には「この文章は”真剣な話”ですよ」であったり、「お固い文章です」と主張しているとか、冷たい印象を感じる若者も多いらしい。

 

 

そんなことで!?と思うなかれ。
生まれた時からメールやLINE文化がある若者の情緒の成り立ちを否定してはいけない。

また、LINEなどでは、“文章”というよりも“会話”という感覚のため、「。」が必要ないという観点もあるようだ。

そういう私も、『。』に、ちょっとビジネス的な雰囲気も感じないわけではない。


“ご配慮いただきますようお願いいたします。”の『。』には、何かしら威圧感を感じることもある。

ん?これは『。』に対して威圧感を感じているわけではないか・・・

ちなみに、我が家では、句読点推奨派。

なぜならば、リスが『 読点「、」を使うなら、句点「。」もいるでしょ。』という意見からきている。

なんでも、デザインをしている時、提出された情報内の文章で「、」があるのに「。」がない、というものが結構多くあって、その都度修正しているので、やたら厳しいのだ。

顔文字を導入したことも

そういえば、昔、勤めていた会社での話。

仕事場の広さの都合で、社外に作業場所を設けていた。

業務連絡には電子メールを使い、仕事の連絡や、進捗を確認し合っていたのだが、徹夜続きで疲労が蓄積した時に‥

「〇〇の作業が出来ました。引き継いでください。」

というような簡潔な文章がくると、どこかトゲを感じたり、句点のまるを見てイラっとするようなことがあったのだ。

 

 

皆も同じくそう感じていたようで、疲労でよどんだ社内に、メールのやり取りで殺伐とした空気まで渦巻いていく事態‥これはマズイ。

そこで、ある人が部署内にルールを導入することにした。

“ 顔文字を積極的にメール内に使うように。”

 

このルールでメールを作成すると、先ほどの文章は、このようになった。

「〇〇の作業が出来ました(^_-)-☆ 引き継いでください(^^)/」

文の内容は同じだと言うのに、受け取り手の印象は変わる。

殺伐とした空気もおさまり、部署内が比較的和らいだような気がした。顔文字パワー炸裂である。

 

今さら・・・顔文字も・・・

時代は、顔文字から絵文字へ、そして、スタンプへと移っている。

文章の後に、スタンプを使わなければ冷たい、なんて言われるのも‥邪魔くさいといえば邪魔くさい。

そこで、私は考えた。
句点の前に、小さい『っ』を入れて終止する手法はどうだろうか?

「おはようございます。」→「おはようございまっす。」
「どうぞよろしくお願いいたします。」→「どうぞよろしくお願いいたしまっす。」

小さな「っ」が、なかなか和やかな空気を醸している。

この文の終止形を柔らかくする手法、“柔和文末表現法”と銘打ってみたらどうだろうか?

– 柔和文末表現法-

文末表現「ます」「です」に『っ』を加え、柔らかく、それでいて和やかな雰囲気を醸し出す表現のこと。さながら「キス」に『ッ』を加え、「キッス」として、フレンチ感を増すのに近い。

 

とりあえず、この投稿をお読みになった方には、一度、試していただければ、これ幸い。

世の中に“柔和文末表現法”が定着したら、現代言語学の権威として、国語界に君臨するのである。

 

 

あ、“柔和文末表現法”を使用されて、業務上な被害が出たとしても当方は一切関知しませんので、よろしくお願いしまっす。


現代言語学の権威、有川先生の新熟語「国語算数」の解説はこちら

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