かれこれもう十数年前、中学校からの友人が大津市民会館で大きなイベントを行った。
その時、滋賀県出身のアーティストに出演いただいたのだが、その中に…
米原市出身の兄弟ユニット「Family ~岡田兄弟~」(岡田健太郎さん・岡田和宏さん)のお二人がいた。
CDのサインを見ると2005年…早、16年…
当時、会社勤めだった私(隊長)は、友人の手伝いでその場にいたのだが…この出会いが、様々な出会いに繋がっていく。
今の活動があるのは岡田兄弟から、といっても間違いではない。
チョコレートはんぶんこ
兄弟ユニットとして活動されている「岡田Family」は…長男の健太郎さん、次男の和宏さん、三男の通利さんの三兄弟。
3人で兄弟ユニットとして活動するだけでなく、それぞれ個人でも活躍されている。
もう久しく出会えていないのだが、先日SNSを見ていると…
長男の岡田健太郎さんが、7月7日に新しいアルバムを出したということで、オンラインショップで注文してみた。
これが、なんとも秀逸な一枚だった。
2021年7月7日、七夕の発売♪
パッケージデザインもとってもステキ。
一言でいうならば、このCDは、健太郎さんにしかできない一枚。
オリジナルアルバムなんだから、そりゃそうなのだけど、健太郎さんならではの多彩な技が満載なのだ。
楽曲のアレンジも楽器構成も楽しくて、ロックンロール、オペラ、昭和歌謡、ファンクなどなど色んな要素が散りばめられ、それらがめくるめく展開していく。
これが、とても秀逸で面白い。
驚きの極めつけは、ラップ。
私達としては、いつもの弾き語りで歌う健太郎さんを想像して聞いていたわけだが、曲中…ポップな感じから、テナーで歌い上げたと思ったら、B-boy よろしくラップが始まった。
楽曲やアレンジに合わせて、声楽、洋楽、演歌風、ラップまで、ボーカルのバリエーションも豊かで、劇を見ているようだ。
1枚のCDで、こんなに笑顔になりながら聞いた楽しいアルバムは久しぶり。
そして、もうひとつ欠かせない要素が “お父さん目線”
健太郎さんは、3児のパパ。
アルバムタイトルも「転校生」や「ばいばいおっぱい」」など、子どもさんの気持ちや状況を歌ったものが多く、誰しも経験したり、見たことがあるシーンが見事に表現されている。
また、子どもさんの声がコーラスで入っていたり、微笑ましくてあたたかい。
楽曲も、歌詞も、歌い方も、健太郎さんの個性そのもの。
カラオケがあったとしても、誰もが簡単に真似して歌うことができない曲ばかりだ。
岡田健太郎ウェブサイトのプロフィールには「芸大で培った確かな歌唱力と、大自然が育んだしなやかな感性が同居する稀有なシンガー・ソングライター」とあるが…
「チョコレートはんぶんこ」を聴くと、それに加えて『時には鋭く、時には優しく、子供の気持ちや感情をも代弁する表現者』と付け加えたくなる。
隊長のオススメは、ベストテン世代ならよくご存じの「薄紅の~」の曲のような雰囲気で始まり、そしてラップへと展開していく「ばいばいおっぱい」。
リスは、口内炎の苦しさを歌う「口内炎」。
ホーンのイントロでかっこよく始まって、ファンクっぽいテイスト。よーく聞いたら口内炎がイテテテと言っている‥面白すぎる。
神様のお声がはいった「海と夏休み」も楽しくて好き。タイムリーな夏休みの歌です。
ラップと神様の声入り?
いろんなキッカケを頂いてます♪
初めて出会ってから、かれこれ十数年前。
たまたま、コンサートでPAのお手伝いしたことから、コンサート音響の仕事をするようになって…
今、運営のお手伝いをさせてもらっているコンサートホールと知り合いになったのも、Family-岡田兄弟-のお二人のおかげ。
このクリスマスコンサートでリスとも出会った
また、健太郎さんの奥様がされている「佐々木文具店」に行ったことで、リスはお店ってやっぱりいいな♪と思い、リスノ雑貨店をはじめるキッカケにもなっている。
我が家にとっては、一歩を踏み出すきっかけをいただいた岡田兄弟。
今回のCD「チョコレートはんぶんこ」を聞いて、久々にコンサートで演奏を聞きたくなった。
CDの再現をするには、楽器編成も、子どもさんコーラスもあって、なかなかハードルが高そうだけれど、コンサートでは、どんなパフォーマンスが見聞きできるのか楽しみだ。
そして、秘かに‥
この中の楽曲が「みんなのうた」に使われるんじゃないかしら‥と思ったりもしている。
楽しい音楽が好きな方。
小さなお子様がいらっしゃる方には、特におすすめの一枚です♪
<Pick Up!!>
岡田健太郎さんウェブサイトはこちら。
CDはこちらのオンラインショップから購入できます~♪