木箱を作り組み立てて、壁一面の本棚をつくろうプロジェクトを進行中。
20個の木箱が完成したところで、いざ‥塗装&組み立てへ!
20個の木箱完成!並べてみよう
日夜トンテンカンテンして、20個の木箱が完成した。
早速積み上げてみると、こんな感じ。
まずまず予想通りの出来栄え
最下部は、土台として、大きな棚にした。
(*写真は、ふたは固定前。塗装してから、蝶つがいをつける。)
棚の中は、しっかり柱を入れて補強し、ついでに収納スペースも兼ねている。
さて、次の問題は塗装。
このままでも綺麗だけど、塗装をすることによって、ぐんと趣もでるし、木材の保護にもなる。
なので、塗装はするつもりで予定していたが、塗料を何にするか悩んでいた。
本を置くのでスレるだろうし、塗料が本につかないものにしなければいけない。
そんな中、先日訪れた、大津市瀬田の雑貨屋 A+store さんで、たまたま出会ったのが、オスモカラー。
偶然居合わせた親切なお兄さんと店員さんに教えていただいた塗料で、ドイツ製の環境に優しい植物油ベース&耐久性、撥水性、防汚性に優れているという代物。
オスモカラーは、植物油(ひまわり油、大豆油、あざみ油)と植物性ワックスからできた自然塗料です。その最大の特長は「木の呼吸」を妨げないところ。
ウレタン塗料のように表面に塗膜を張るのではなく、内部に深く浸透することによって木本来の調節機能を発揮させ、四季を通じて心地よく健やかな住空間づくりに貢献します。
化学物質を一切含まず、食品と同レベルの高い安全性を誇るから、小さなお子様のいるご家庭でも安心。木の心地よさを存分に引き出す、人と自然にやさしい塗料です。
他の塗料に比べ、伸びがいいので、少ない量でたくさん塗ることができるそうな。
自然に優しくて、たくさん塗れて、一度塗りでも本にもつかない!楽しい出会いに導かれるように、この塗料を使うことに決めた。
塗料:オスモのカラーに悩む
塗料が決まったら、次は色問題。
カラーバリエーションがたくさんあって、悩ましい。
本棚を設置する空間は、壁が白で、床は茶、天井の梁の色が少し濃い茶。
床や梁の色に合わすとしても、全く同じ色にするのは難しい。だったらいっそのこと、木箱を2色にして組み合わせるのも面白いかも!と落ち着いた。
まずベースに選んだのが、少し赤身のあるマホガニー。
もう一色は、濃い色にするか、薄い色にするか‥の答えがまとまらなかったので、ひとまず、マホガニーを塗ってみて、考えてみることにした。
ミルクチョコレートのようなマホガニー
一個だけ塗って置いてみた図
明るくて、少し赤みのある茶色でいい感じ。でも、思ったより色が濃い。
これ以上、濃いこげ茶色(エボニー)と組み合わせると重い雰囲気になる気がして…薄い色に照準を定めた。
オーク・パイン・アンチックパイン‥と、これまた悩み、カラーシュミレーションを実行。
微妙にしか変わらないからこそ悩む‥
塗る木材によっても色の出方は変わるし、結局は塗ってみないとわからないが、イメージを膨らませる。
パインは少し赤みがあって、オークは黄色っぽい。そして、アンチックパインは、もう少し白っぽくてミルクティーのような色。‥らしい。
実際塗った方のブログなどの情報をかき集めて検討し‥アンチックパインに決めた。
※アンチックパインは、もう廃盤らしい
ラスト1個をゲット
万能なコテバケ!
塗るに際して、雑貨屋さんで出会ったお兄さんが、刷毛よりコテバケのほうが俄然塗りやすいと教えてくれた。
たしかに試し塗りをした時、刷毛でも塗れるのだが、伸ばすのがちょっと大変。なので、コテバケを購入。
まず、隅などの細かいところを刷毛で塗る。
そして、コテバケでしっかり伸ばす。少々力がいるけれど、結構伸びる。
これをひたすら繰り返す。昼間から始めたものの、気づけば夜も深まっていた。
BGMは夜のジャズ
ジョン・コルトレーンを聞きながら塗るシュールさよ
20個の木箱+土台を縫えり終える頃には、ヘロヘロ。握力が弱々しく、腰がずずーんと重い。
箱・はこ・ハコ‥
最後のほうは、少し雑さが見えるけれど、それもご愛敬。
いよいよ組み立て
塗装後、約12時間ほど、しっかり乾燥。素手で触ってもつかない。
シュミレーション通りの感じに仕上がっただろうか…そう思いながら組み上げてみた。
以下、いい大人2人が楽しく木箱の本棚を積み上げる図。
1個塗っただけでは気づかなかったけれど、マホガニーの赤みが思ったより強かった。
マホガニー&アンチックパイン
照明が加わると、より赤く感じられてしまい、しまったー失敗したーー!と一瞬思うも…
本を入れてみると、さほど気にならないか‥といいように解釈変更。
本を入れると、背面は見えなくなるもんね
このレイアウトで微調整をしながら、箱どおしをくっ付けて、壁へ固定していく。
素人シゴトだから、少々荒くて雑な部分もある。
でも、私達が求めているのは、職人技の精巧な作りや高級感ではないし、これで充分満足。
イメージしたものを作る楽しさも、ちょっと無骨な感じも、全て含めて私達らしいやん。と、いつものめでたい思考で本棚を眺める。
さて実は、この本棚には、まだ続きのプロジェクトがある。
この本棚を利用して、森の図書スペース・アントラップ文庫を構想中。
次から次へと、日夜の作業は続く‥♪
1.壁一面の本棚を作りたい!計画編
2.材料調達&試作編
3.塗装&組み立て編(本記事)
< Pick up ★ >
今回使用したオスモカラー。
安全なので、子ども用おもちゃにも使えるらしい。
今回、0.75Lの2缶で本棚とスタジオのドア2枚を両面塗ったけど、まだ余っている。いい塗料に巡り合えた!おススメ。
私達は、こちらのA+ storeさんで購入。
塗料の他、取っ手の金具などのDIY用品から、珈琲器具なども販売。カフェも併設の素敵なお店。
A+ store
滋賀県大津市萱野浦12番3号 1F
★通販では、販売店によって取扱カラーも様々。お好みの色を探してみてください♪
★コテバケは、オスモカラー正規品でなくても、代用でき〼