新型コロナウィルス感染防止と共に “テレワーク” を耳にすることが増えた。
東京の大手企業は、東京オリンピックの渋滞や交通緩和のために、導入準備をしていたとも聞くが、この現状となり、テレワーク導入の会社・企業が増えているようだ。
という私も、過去にテレワークの経験がある。
以前、勤めていた会社でサウンド部門に所属、作業は防音ブース内で行っていた。
ただ、この防音ブースは、個別に冷房機器が設置されおらず、暑さに耐えかねたサウンド部。
夏の間は、テレワークを導入しようということになった。
テレワークって何?
この『テレワーク』というのは、
テレワークとは、情報通信技術(ICT)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと。
テレワークは働く場所によって、自宅利用型テレワーク(在宅勤務)、モバイルワーク、施設利用型テレワーク(サテライトオフィス勤務など)の3つ分けられます。
※「tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語
ちなみに、この造語のテレワーク。
海外では、「Work from home」(在宅勤務)というのが一般的らしい。
仕事のスイッチオンはムズカシイ?
Twitterなど見ていると「通勤や、出社が無くなった分、仕事のスイッチを入れるのがムズカシイ」という声も多くみられる。
過去のマイテレワーク経験からも、「他社員からの視線が無い分、仕事モードに入るのが難しかったな。」と思い出す。
テレワークのコツ。
仕事モードに入るアイデアとしては…
・仕事用の服に着替える。
・仕事に入るためのルーチンワーク(コーヒーを入れて、デスクの決まった場所に置く・・・等)を行う。
・まずは、仕事場の清掃を行う。
・仕事前にランニング。
など、いろいろな“仕事スイッチ”が存在しているようだ。
ちなみに、私が行っていた、過去のテレワークの仕事スイッチは、「作業開始&終了宣言メール」。
サウンド部で「作業開始&終了時には、その都度、メールを送信する」というルールを決めて実行していた。
“ついついダラダラ自由人系”の私には、このメール送信というのは、なかなか効果的な仕事スイッチだったと思う。
ダラダラ系の多い職場は、他社員に向かって仕事開始を発信というのも、一つの方法かと思う。
テレワークを妨害するヤツも登場?
ある意味、自分次第の自由な勤務形態。
自身の経験を振り返ると、上司や同僚の視線が無く、誘惑に負けることも多かった。
今では、テレワークに対応したグループウエアと呼ばれるサービスも充実。
Slack(ビジネスチャットツール)、サイボウズ(グループウエア)、G SuiteというGoogleが提供しているもの等、在宅でも職場にいて働いているかのよう。企業側も工夫している。
いや、勤務管理が進んでいるといった方が良いかもしれないが・・・今やカメラで顔を見ながらグループ会議も可能。
そんな中、在宅勤務を妨害する大きな問題が、報告されている。
「にゃんさむうえあ」だ。
「にゃんさむうえあ」は、キーボードの前に陣取り、仕事を妨害するモノで、日本各地で発生しているらしい。
*補足
ランサムウェアと呼ばれる不正プログラムがある。
感染したPCをロックしたり、ファイルを暗号化したりすることによって使用不能にしたのち、元に戻すことと引き換えに「身代金」を要求してくるもの。
そこから派生したネーミングだと思われる。
スタジオアントラップでも、稀に発生。
※我々は、貴殿にカリカリを要求する!!
カリカリと呼ばれる身代金を支払わねば、妨害は終わらないのが、なんとも悩ましい。
テレワークは、彼らの居住エリアで行うわけなので、彼らのご機嫌ともうまく付き合う必要がある。
カリカリをあげたら、次は、枕替わり‥
すべての業種に適用できるわけではないが、会議や打ち合わせなど、テレワークが活用できる場面はたくさんある。
新型コロナウイルス拡大により、急速に広まりつつあるテレワーク。
就業スタイルの大きな変革期の波。
普段は自ら波乗りをしに行くことは無かったとしても、やってきた波がきっかけとなって、新しい働き方が見つけられるかもしれない。
荒波をどう乗り切るか。スイ~♪スイ~♪と乗りこなせないまでも、波にのまれてアップアップしない程度でいたいものだ。