隊長!発信!

サウンドフェスタ2018(音響映像機器展示イベント)へゆく

フェスに行ってきた

先週、グランキューブ大阪にて行われた「サウンドフェスタ」に行ってきた。

 

 

サウンドフェスタといっても、夏の海沿いや山麓で行われる「なんちゃらソニック」「なんちゃらロック」というような音楽イベントとは違って、いわゆる展示会のようなもの。

このフェスタは、毎年6月の後半に行われていて、私は二年に一度くらいの割合で足を運ぶことにしている。

新しい音響技術や、製品情報はインターネットで知ることのできる世の中だが、モノを作っているメーカーの人や、販売店の人から話を聞くと「実のところ…」みたいなことや、Tips(実用的な役立つ情報)などが聞けてありがたい。

「写真やパンフレットで見るよりは、実は小さくって、軽いんですよね。」とか、「この機能を、こんな風に使っているエンジニアさんがおられます。」なんていう補足情報も教えてもらえる。

他業界の展示会もそうだと思うのだが、有名無名にかかわらずメーカーが一堂に会している展示会。

とりあえずここに行けば、いろいろなモノを見ることが出来き、情報収集にはもってこいなのだ。

来場者を観察

サウンド系の展示会に来られる方も多種多様。

・今期、新機材の導入を検討中?な視線のスーツ姿の方
・いかにも音響業界の方
・専門学校の学生さん
・枯れ木も山の賑わい系(私)

いかにも音楽業界の方には、特徴がある。(※隊長調べ)
・〇〇ツアーと書いたスタッフTシャツ(黒系が多し)
・ロングヘアー。結んでいることも多し。
・若い衆を従える。

なんて共通点があるような気がする、といつも展示会に来ては再認識する私。

学校の授業の一環か、専門学校の学生さんも多くみられる。
興味深く機材を眺めたり、メーカーの人から説明を聞いたり。

学生さんに話をされてるメーカーさんも、「学生さんに話をしてもねぇ…」なんて感じじゃなく、けっこう丁寧に対応されている気がした。

未来のクライアントになるかも?的な気持ちがあるのじゃないか・・と深読みしている私。

スピーカー試聴といえば…

このサウンドフェスタ。
展示会の他に、スピーカーの試聴会が目玉。

 

 

座席数2000人クラス、グランキューブ大阪のホールを貸し切って色々なメーカーのスピーカーの視聴が行われる。

スピーカー視聴といっても、大型家電店のオーディオ視聴とはちょっと違う。
アーティストのコンサートツアーで使われるようなスピーカーが、どんな音なのか聞くことができるのだ。

しかも、視聴中に会場内を歩き回ることも出来るので、座席の位置による聞こえ方の違いを体感できる。他ではない贅沢な視聴環境。

「そうか、このメーカーの音はこんな感じなのか」とか「このスピーカーは広範囲までカバーできる(聞こえる)なぁ」「これは、どっちかというとロック系?」なんて風に、偉そうに評価している私。

とはいっても1組で数百万越えの機材。
購入する予定は全く無い。

試聴用にかける音楽といえば、ロックである。
体感できるような重低音を響かせて「いや~、大迫力!!」をアピールしたいかどうかは不明だが、ドスドスと響くロックが多いのは確か。

例えば、これぞクラシックや声楽というジャンルは、視聴に使われない。
個人的には、そういう音楽でも視聴してみたいと思うのだが、私みたいなものは、かなり少数派だと思われる。

視聴用として再生された音楽ではないのだが‥
スピーカーの製品紹介動画のBGMでは「銭形平次」がチョイスされていて驚いた。

例の「男だったら~♪」で始まる、あの銭形平次。

 

 

なぜ「銭形平次」??
展示会から自宅に帰ってくる帰路、その訳を考え続けた。

銭形平次が使われていた動画は「スピーカーを吊るす」作業の場面だった。
今どきの吊るすスピーカーは、フライングスピーカーと呼ばれる。

フライングスピーカー‥‥‥飛ぶスピーカー‥‥

なるほど「銭が飛ぶ~」の「飛ぶ~」にかけているのか!とわかったのはこの記事を書いている最中。

と書きつつも「いやいやスピーカーが飛ぶ」というよりも「その値段に大量の銭が飛ぶ~わ」と突っ込みを入れた私であった。

 

※飛びます。吊ります。スピーカー♪

ABOUT ME
Taicho
studio untrapのサウンド担当。美容院の息子に生まれた影響からか。第一印象の人当たりは良し。「早く家に帰りたい」と「大丈夫、何とかなるじゃない~」が口癖。無難かつ合格ラインを見極めて進む『良い塩梅』派。
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