滋賀県大津市にあるFigaro Hall(フィガロホール)。
座席数100席。内部はしっとりと落ち着いた木調に、ゆったりとしたヨーロピアンなお洒落なシート。
ウェブサイトに「楽器のもつ自然な響きを楽しむための音楽空間。」と紹介されているように、小ホールならではの素晴らしい音の響きは、演奏家からの評価も高い。
昨年フィガロホールは20周年を迎えた。私達は何かと縁が深くて、かれこれ長きに渡ってお世話になっている。
このフィガロホールで、活動しておられるハープのアンサンブルグループがある。
Figaro Harp Ensemble since 1998
フィガロホールの開館時に結成されたサウルハープグループ。
2007年からはアイリッシュハープを加え、“フィガロハープアンサンブル”として活動されている。
2013年に、15周年を記念して、CD「Les jour ~あの日々~」を制作。録音・デザインを、担当させていただいた。
今年、2作目「Les jour2 ~あの日々~」の制作を行うことになったのだが‥気づけば、1作目から6年が経過していた。
1作目の当時は、スタジオを初めて約2年ほど経った頃。
今も昔も、私達は変わらず、お仕事三昧の毎日。何も変わっていないつもりだが、しっかりと時は過ぎていると感じる瞬間。
制作は2019年、年明けからスタート
制作は、2019年1月の仮録音からスタート。
収録は、1ケ月に1~2曲のペースで、各楽曲を丁寧に仕上げていく作戦で、制作期間は約半年。
録音したものを、指揮者・アンサンブルメンバーで聴く。
「ちょっと、主旋律が頑張り過ぎかな。」
「みんなで、もっと歌うように♪」
「もうちょっと、強弱がはっきりしたほうがいいんじゃない?」
など、みんなの意見や反省点を確認して、再度、録音にのぞむ。
「あっ・・・あのパート、私だけずれてるわ!!ごめ~ん。」と自己申告される時もあり、レコーディングの緊張感の中でも、和気あいあいとした雰囲気。
奏者9名のアンサンブル。
音が重なり広がるさまは、アンサンブル特有の豊かな表現。でも、その分、息の合った演奏もムズカシイのです。
ソロ‥アンサンブル‥それぞれの良さと難しさ。
撮影からデザインまで
前作「Les jour ~あの日々~」に引き続き、デザインを担当。
デザインの方向は「前作のイメージを引き継いで、二作目だとわかるようにしたい。」と決定。
1作目 / 2作目
帯カラーも雰囲気を変えて‥♪
「ジャケットの表紙の写真は、少しリニューアルして、変化は出す。」というご要望もあり、表紙に使用するハープの写真撮影も再度行った。
ハープの白木の色を引き立たせるのに、ホールの濃い茶色の壁がとてもいい。
「角度」「切り取り方」なども、ディスカッションを重ねパシャパシャと何度かチャレンジ。
ひそかに写真撮影も、時々スタジオアントラップが担当。
採用は、ちょっと角度違いの写真
「前作よりもいいんじゃない♪」
12月8日に行われた Figaro Harp Ensemble Concert 2019 。
皆さんご参加のハンドベルや、クリスマスメドレーもあったりと、和やかで楽しいコンサートのひととき。
CDも多くの方に手に取っていただけた模様。
メンバーが、お知り合いの方にプレゼントされたら・・・
「前作よりもいいんじゃない~」
「優しい音色で、聴きやすいわ~。」
なんて、ご感想をいただいたと聞き、私達も嬉しく思います。
アンサンブルメンバーの約半年にわたる力作。
ハープの優しい音色の中に、緊張や笑顔が、詰まっています♪
< Pick Up ☆ >
フィガロハープアンサンブルさんは、毎年12月の第2日曜日にコンサートを開催。
毎年ご一緒している私達は、ハープで奏でるクリスマスメドレーを聞くのが12月の風物詩です。
過去のコンサートの様子は、Figaro Hall Websiteにてご覧いただけます。
ハープアンサンブルのメンバーも募集されているので、ご興味ある方は、HPをご覧になってみてください★