お仕事手帖

レコーディング発表会 @ ギター・ウクレレ教室 スタジオケロンパス

滋賀県大津市にあるフィガロホール

私達は、フィガロホールで開催される「コンサートの運営業務」や「ホール管理」のお手伝いをしている。

 

定員数100名のクラシックホール

 

ホールをレンタルされるのは、コンサートを開催される方の他‥ピアノ・声楽をはじめ、音楽教室の発表会の会場としての利用も多い。

このフィガロホールで出会ったのが、ギター&ウクレレ教室を主催しておられるギタリスト岡部あきらさん。

毎年10月に「ギター&ウクレレフェスティバル・秋の陣」と題した発表会が開かれ、沢山の出演者が集まる。

顔なじみの演奏者さんも増え、私達も毎年楽しみにしている発表会のひとつだ。

レコーディング&撮影発表会

2020年10月。まだまだコロナ禍の中、例年通りの開催・・とは難しいので、少し形を変えることになった。

少しでも安心して発表会に参加してもらえるよう‥開催にあたって、「感染予防のため、館内はロビーやホールを含めて、同時入場は20名までの制限を実施。」というルールを設定。

ただ、入場制限20名となると、演奏を聴く方が少なくなってしまう。

そこで、岡部先生が考えられたのが・・・『今回のフェスは、レコーディング発表会にしよう。』という案。

少人数を活かす逆転の発想だ。

客席内・ステージ上にマイクをたてて、本格的なレコーディング体験&ホールでの演奏を動画撮影し、後日映像をお渡しするという試み。

 

 

フィガロホールでは、ホールレンタルの特典として「ホール内の吊りマイクで、コンサート・発表会の記録録音を行い、CDでお渡しする。」サービスがついている。

例に漏れず、毎年、発表会の記録録音CDをお渡ししているのだが、今回は事前の打ち合わせで‥

スタジオアントラップの機材とホールの備品を組み合わせて、本格的にレコーディングしてみましょうということになった。

仕込みはバッチリ♪

「レコーディング発表会」は、私たちにとっても初めての試み。

ホールのご協力もあって、前日に仕込みをおこなった。

機材がトラブった場合「録音できていませんでした・・・」ではシャレにならないので、しっかりチェックを行いつつ、ホール内の座席のセッティングもしていく。

マイクやビデオカメラ、録音録画機材を設置する。

 

 

ステージの真ん前には、長机を置き、録音用のPCをセッティング。

 

後ろから見ると、オーディション審査員ちっく

 

なんだかんだと機材を導入していったら、ビデオカメラが4台。収録マイクが8本。

 

 

見るからに本格風となり、テンションがあがってきたのは言うまでもない。

「いや、どうしょう・・・本格的やないの。」

さて、迎えた本番当日。まず第一弾グループが入場。

録音機材がのった長机、並ぶマイク・ビデオカメラを見て‥

 

「あかん、緊張してきた。」「帰りたい‥」「・・・」の緊張組。

「いやどうしょう・・・本格的やないの。」「こんな感じになるのね~。」の興味組。

「マイクから離れたとこをで演奏したいわ~。」「私、カメラに写らんでいいわ。」のちょっと遠慮組。

出演者さんの反応は、だいたいこの3パターンだった。

さて、いよいよ本番(レコーディング)の開始。

 

 

いつもの発表会とは様子が違うからか、「いつも演奏の前にやってる、楽曲説明が出来ひんから、調子狂うわ。MCしていい?」「途中で止まってしまいそうやわ。」なんていう声も聞こえてきた。

弾き語りの方、立って演奏、グループで座って演奏‥

それぞれに合ったマイクセッティングをして、リハーサル中に、マイクの位置や録音レベル、ビデオカメラのアングルなどを確認。

 

 

そして、本番前。

「私の『はい、どうぞ。』という合図の後少し間をあけて演奏を始めてください。演奏後、音が消えるまではお静かにお願いします。」と、伝達して録音スタート!

中には、演奏途中に小声で思わず「あっ・・」という方もいらっしゃったが、皆さん、最後の一音までしっかりと演奏されていた。

記念撮影と共に、時を記録

一組のレコーディング&撮影が終了する度、ステージ上で記念撮影をした。

楽器を手に、演奏した仲間との記念写真。

カメラのセンスも抜群の岡部先生による、フィルムでの写真撮影だ。

 

カメラも本格的
シャッター音がこれまたかっこいい

 

これも、通常の発表会ではできない。

いつもしていることができないのであれば、今だからできることをする。

先日の合唱プロジェクトCDと同じく、その時ならではの楽しみ方がおもしろい。

皆さん、いつもとは違う緊張を感じられた様子だったし、きっとこの日のことは忘れないはず。

時間や演奏の記録だけでなく、その時の会話や空気の流れのようなものも、鮮明に残るような気がしている。

そんな瞬間に立ち会えて、私達にとっても、いつもと違うドキドキと楽しさがあった。

 

 

コロナが落ち着いても…このレコーディング&撮影発表会は、“発表会の新しいカタチ”として続けられるかもしれない。

‥ただ、一番大変なのは、これから動画を編集する先生。

予想される膨大な作業量‥それを、やろう!と企画しちゃうところが、また素敵であり、皆から愛される理由だなと思う。

2020年の困難を発進力にかえた “音楽と向き合う時間” は、私達にとっても格別でした!

 

★岡部あきら先生のブログ
当日の様子がよくわかります。隊長も登場しています♪

 

岡部あきら先生ブログ
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★岡部あきら先生のギターウクレレ教室

生徒さんは、年齢層が幅広い。そして、みんな楽しそう。

ホームページの一言がすべてを物語っている♪

 

「どなたでも、いつからでも」
ギター・ウクレレ教室
studio keronpas

 

 

 

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Taicho and Risu
15歳差凸凹夫婦が、今気になる様々なモノやコトについて綴ります。毎週1回更新!各種SNS&LINEで、更新情報をお知らせします。フォローミープリーズ♪
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POSTED COMMENT

  1. Yuki より:

    なるほど、色んな形で発表することができるのですね。凄いです! 今年はコロナなのと、受験生が半数おられるのでやめましたが、来年はやり方を考えて開催しようかなと思っています。私のことなので多分、普通な感じですけど。よろしくお願いいたします♪

    • risu より:

      いつものようにできなくても、アイデア次第ですよね。岡部先生は、カメラも映像の編集もされているので、実現できたと思います♪
      来年はどんな感じになっているかわかりませんが、新しい試みも楽しみにしています。また何でもお声がけください~^^