「米コーヒーチェーン大手スターバックス社が、2020年までにプラスチック製の使い捨てストローの使用を世界中の店舗で全廃する。」と発表したのは2018年7月9日のこと。
先週の「消費税軽減税率を知る」に続いて、今週も社会派にナウなテーマ「環境問題」に迫ります。
ストロー問題って何?
プラスティック製ストロー廃止の背景にあるのは、海洋プラスティック問題。
ざくっとまとめると‥
- プラスティック製のストローをはじめとした大量のプラスティックゴミが海に流れ込み、絶滅危惧種を含む海洋生物の生態に甚大な影響を与えていて、今後ますます悪化が懸念されている。
- 海洋に投棄されたプラスチックゴミは、やがて微細な5ミリ以下のマイクロプラスチックとなり、食物連鎖を通じて多くの生物(人間も)に取り込まれています。
- プラスチックの年間生産量は、過去50年で20倍に増大し、2050年にはプラスチック生産量はさらに約4倍となり、「海洋プラスチックごみの量が海にいる魚を上回る」という予測まで発表されている。
《参照:WWFジャパン / 海洋プラスチック問題について》
最近、「プラスティック製ストローが廃止され、紙ストローに変更」といった類のニュースが多い中、リスがぼそっとつぶやいた。
そもそも、プラスティックのゴミの中で、なぜストローに着目?と思ったのだけど、調べてみると、ストローは数ある海洋ゴミの中でもTOP10に入るらしい。
・ポイ捨てから川や海へ流れていく
・ゴミ袋からも漏れ出やすい
・ビーチなどでの使用も多い 等
海に流れてしまう要因はたくさんあるみたいだけど、削減する目標として “ストロー” は、取り掛かりやすい物だったように思う。
マックシェイクはストローで飲みたい?
リスの「ストローっている?発言」をきっかけにして、ストローがなくなったら、どんなところで困るのか考えてみた。
大人二人のお山暮らしに置いて、ストローを使う機会は、ほぼない。必要もない。
確かに、シェイクにもタピオカドリンクにも、ストローは、切っても切れない間柄かもしれないが・・・私達の生活にはあまり必要を感じられないストロー。
だが、色々調べていくと、子どもや身障者の方にとって、ストローはとても重要なアイテムだと言うことも知った。
ストローが無くても飲める容器を考える
環境問題について話していたはずが、なぜか議論は容器へと発展。そこで、容器の新しい形を考えてみる。
広い口がついていれば、タピオカも飲む(食べる)ことが出来るのではないかというリスの意見に、隊長の突っ込みがはいる。
何やら隊長がイメージを図解しはじめた。
この隊長の安直なアイデアに、今度はリスが反論。
確かに、衛生的な観点からも、容器の形状を考えないといけない。
スタバもタピオカも新容器があった!!
おめでたい思考で「タピオカドリンク用ボトル」の新しい形を模索する私達。
すると、スターバックスでは、ストローなしでも飲みやすい新容器が開発されていると知る。
口元が吹き出しの先のように盛り上がっていて、唇にフィットしそうな形状。だが、タピオカドリンク用では無いな。
そして、更に海洋プラスティック問題についての記事を読んでいたリスが、驚きの声を上げた。
なんと!
タピオカの本場・台湾で、すでにタピオカ対応のボトルが作られていたのだ!
FlOAT 《 youtubeで動画あり 》
茶こしのように引っ掛ける部分にタピオカを入れることで、飲むのになんら不自由なく楽しめそう。しかも、部品全部取り外せて洗えるし、見た目もかわいい。
人は、制限された中でアイデアをひねり出していく。
飲んだことも無く、興味もないタピオカドリンクに‥思いを馳せる隊長であった。
< 番外編 >
今回、色々と調べている中で、わかりやすくまとまっていた記事に出会ったのでご紹介。
まずは何でも現状を知ることから、スタートだっ。
1からわかる!プラスチックごみ問題(1) / 大学生と作る就活応援ニュースゼミ
NHKが運営しているサイト。学生さんが「クローズアップ現代」などを担当する解説委員の方に質問をする形式でまとめられている。素朴な疑問から現状と背景まで、わかりやすい。