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“勝利”への選択肢

ラグビーワールドカップ2019日本大会 日本VSアイルランド

先日、静岡で行われたラグビーワールドカップ2019「日本VSアイルランド」の一戦。
世界ランキング2位のアイルランドに、日本が6点差で勝利した。

「日本がトップランカーのアイルランドから大金星をあげた!」というニュースに加えて、「アイルランドがゲーム終了間際、同点・逆転を狙わず、勝ち点一を取りに行く戦法をとった。」ということが話題になっていた。

ワールドカップ2019勝ち点のルール

・試合に勝つと‥4点。
・引き分けだと‥2点。
・負けると‥0点。
~ボーナスポイント~、
・勝敗に関わらず4トライ以上とると、1点。
・7点差以内で敗けたチームも1点。

アイルランドは、日本との得点差が7点差以内だったために、試合終盤において勝ち点「1」が入る選択を行ったという戦術。

 

 

今後の試合や決勝トーナメントを見据えて、アイルランドは、この試合は負けたとしても、ボーナスポイントを獲得することを選んだのだ。

さすが、世界ランキング2位のチーム。ワールドクラスの戦術。

そういえば・・・サッカーワールドカップ?

ここで思い出したのが、サッカーワールドカップ2018。

グループリーグ最終戦で日本はポーランドと対戦。この試合の結果次第で決勝リーグへの進出できるかどうかの瀬戸際だった。

結果は1-0で敗れ、得失点差で並んだが、フェアプレイポイントの差で、決勝トーナメント(グループ2位)進出を決めたというもの。

試合終了間際の10分間。
他会場で行われている試合の動向を把握していた監督からの指示で、日本代表は攻撃の手を止めた…ように見えた。

攻撃しない日本代表について、メディアやSNSでは様々な意見が飛び交った。

「正々堂々としていない。それに追加点を入れられたらどうするんだ!」
「もしも、別会場で逆転劇が起こっていたら?」
「史上最大の賭けに勝った。」
「とにかく、決勝トーナメントへ進出できて良かった。」

その後、決勝トーナメントにて、日本はベルギーと対戦。

3-2で負けたが、世界のメディアは「ワールドカップの最高水準。語り継がれる試合。」「エネルギーに満ち溢れたアメイジングだった日本代表」「世界のベルギー相手に、最高のファイトだった。」と報じた。結果はベスト16。

正々堂々とはなんだろうか。
攻めることが勝ちにいく姿勢なのだろうか。

目標を達成するために、どんな選択肢を選ぶか…これが戦術だと思う。

校内球技大会

先程のラグビーワールドカップ、アイルランド戦での最後のプレイ。

ボールが蹴り出され転がるシーンを見て、Wカップサッカーと同時に思い出したことがもう一つある。

何十年も前の話‥私の小学校時代。その頃、校内球技大会というのがあった。

少々記憶が曖昧だが「ドッチボール」「バレーボール」「ポートボール」の三種類から、参加したい球技を選び、クラス内で作られたチームで、同学年の他チームと対戦するというもの。

 

 

私は、「ポートボール」に参加した。

ポートボールとは・・・
バスケットボールに似た球技で7人制で行う。

バスケットボールとの違いは、バスケットゴールの代わりにゴールマンが台の上に乗り、立ち、手で捕る。その下にゴールを阻止するために、ゴール台を中心に半径2.5mの半円にガードマンが1人おり、ジャンプしながら相手のゴールを阻止する。

24m×14mのコートを5人でボールを運びながらシュートする。1ゴールにつき2点が加算される。但し、フリースローは1点である。大阪府堺市発祥。

(wikipediaより)

球技大会当日、天気は快晴。
小学校の運動場には、多数のコートが出来上がり、私も出場の機会を待った。

わずかの残り時間…私の決断。

私が参加した試合の終盤。

試合は、わがチームが僅差でリード。残り時間も少なくなった時…私にボールが回ってきた。

そこで、アリカワ少年がとった行動は‥ボールをコートの外へ、遠くに投げ出す。

「遠くボールを投げる」⇒「取りに行くのに時間がかかる」⇒「時間切れになる」という構図が出来上がっていたのだろうか。そこまでは覚えていない。

投げられたボールは、グラウンドを転々、小学校に隣接した保育園の砂場まで転がっていった。

 

 

「代わりのボールがコートに投げ入れられ、ボールが外に出ている時は、審判が試合時間を止める。」なんてことなく、試合時間は無情にも進む。

「あ、やりやがったな?」と、鋭い視線を投げられたような気もしなくはなかったが、ボールが拾われ戻ってきて、間もなく「はい!試合終了です!」と先生の声がグランドに響いた。

辛くも、わがチームは勝利を収めた。

ワールド”クラス”?

相手チームの友人からは、試合終了後に、今風に言う”ブーイングの嵐”となった。

さすがに帰りのホームルームで「アリカワ君が悪どい手を使いました。」なんてことにはならなかったが・・・

きっと勝利に飢えていたのだろう、いや、渇望していたのだろう。なんともセコイ戦術を使ったものである。

ただ、私にとっては、勝つための戦術だったのだ。

まさに、ワールド(世界)クラスの戦術。当時の私にとっては、小学校内が世界のすべて。”The world is here”である。

「勝利の為には厳しい戦術を迫られる時があるのだ。」と言いたいところだが・・・

「どう考えても、小学生の試合でのアレはセコいわなぁ~」と、スポーツニュースで転がるラグビーボールを見て、恥ずかしさ混じりに思い出す私だった。

 

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