スタジオアントラップが立地するのは、滋賀県・湖西の丘陵。
市街地に比べると、標高は300m近い場所で眺望良し。
標高が100m高くなると気温が0.6℃下がると言われているので、市街地(海抜0m)の場所から比べると約2度弱気温が低いことになる。
真冬は雪に悩まされても、真夏は涼しく快適!というのが、お山生活の優良ポイントだった。が、近年変化が著しい。
地球温暖化の影響なのか?
市街地から比べ、気温が2度弱低いお山は、涼しくクーラー無しでも十分過ごせていた。
さすがに昼間は暑いが、陽が落ちる頃には涼しい風がそよぎ、深夜になると扇風機なしで快眠。日によっては、真夏でも肌寒く感じることもある。
隊長はお山に暮らして約20年。
そんなクーラー無しの生活を楽しんでいたのだが、近年様子が変わった。地球温暖化の影響か?お山の夏も暑くなってきて‥昨年は特にひどかった。
暑いといっても、冷たい水を張った樽に足をつけ、スイカでも食べて涼をとれば、過ごせないことはないと思う。
ただ、じっとパソコンの前に座っていると、頭の中にもわーーーーーっと熱がこもり、ぼーーーーっと思考も停止。。
昨年は、ついに暑さに耐えかねて、スタジオ内の涼しい場所に仕事部屋を引っ越しするに至った。お山に来て初めての経験。
そこで、気象庁のデータべ―スで、近くにある観測地点データの2008年と2018年の平均気温を調べてみた。昨年が、特別に暑かったということがあったかも知れないが、この10年で平均気温で約1度~1.5度ほど上昇していた。
南小松の7月平均気温
2008年:26度 / 2018年:28度
ついでに、大阪市内を見てみると、平均気温がさらに約1度~1.5度高い。都会恐るべし。
緑が少ないから?、アスファルトやコンクリートで覆われているから?室外機の数の多さ?等、要因は色々あると思うが、都会でエアコンなしの生活は困難なことは容易に想像できる。
そして今年。
長期予報によると、今年の暑さは「平年並み」。
そうは言っても、昨年の暑さを経験してしまうと「平年並みと言っても、あの暑さはムリ・・・」と、ムクムク湧き上がる心配。
そんなことを思っていた矢先、ポストに一枚のハガキを発見。
本格的な暑さの前の今がチャンス!優待セール中だしチャンス!とばかり、ハガキの思惑通りに家電量販店へ向かっていた。
ついに初クーラー設置へ!
最近、クーラーのCMを見ていると‥
「一気に部屋を冷やすワープ運転」
「複雑な気流コントロール」
「インターネットからの天気情報をAIが解析」
「大清快=大正解?」というネーミングのエアコンまで、多種多様。
プレミアムといえば、ローソンのロールケーキや、モルツの泡しか思い浮かばない私達。プレミアム冷房と言われても、まったく想像できない。
エアコンコーナーを、彷徨う私達を発見してか、販売員の方が声をかけてきた。
「ネットにつながって、帰宅前にクーラーをオンに・・・」→「帰宅後で十分ですわぁ。」
ここぞと便利機能を紹介してくださるが、二人して「ふ~ん」という反応。
買う気はあるようなのに、最先端の機能には食いつきの悪い客。かくかくしかじか、お山生活での初エアコンと説明すると、店員さんは驚きつつ納得してくださったようで‥
ここにきて初めて「ほーーー。」と声を上げる私達。
室外機の雨風の吹込み対策とは、室外機を制御する電子部品/回路基板が水分から守るコーティングがされているもの。されていなければ、台風の時などに水が入り込んで故障の原因になりやすいそうな。
お山は風が強い。
室外機のダメージ最小限の為、吹込み対策済の手頃なエアコン・SHRAP プラズマクラスター付エアコンに決定!
テキパキ取り付け、頼もしい作業部隊
いよいよやってきた取り付け日。
勝手におじさん2人組を想像していたのだが、来てくれたのは‥三代目J Soul Brothersのようなイケメン若者2人組。
一人はポロシャツで、もう一人は作業着。
どうやら服装も持ち場も、室内・室外と担当が決まっている様子で、二人で声をかけつつテキパキと作業をこなしていく。
速攻の取付作業。
いとも簡単に壁へ穴があき、室外機へとホースがつながれ‥約40分後には、真新しいエアコンが取付られていた。
見事な仕事っぷり&感じのよい若者に思わず、冷たいペットボトルのお茶を差し出しつつ、リスは世間話。
「1日何件くらい周るんですか?」「何件というか、何台ですね。今はもう結構忙しくなってきてマス。」とのことで、梅雨前の早期エアコン購入は正解だったようだ。
これで、暑い夏を乗り切れます♪
今年の夏は、すでに複数のウェブ制作案件とCD制作が待っている。
夏の暑さ対策として、パソコンルームを模様替えし、準備万端!クーラーのある快適な環境で、頭脳をフル回転させるのだ。
そして、このエアコンの恩恵を受けるヤツがもう三匹。
にゃんだこれ?
人間以上に、快適な昼寝環境を手に入れて喜んでいるに違いない。
自宅でのエアコン。
リスは結婚生活10年で初めて。試運転をしつつ、エアコン&説明書を眺め‥
「外出時でもWIFIでON/OFFができる」「OFF後、自動でカビ防止の掃除をしてくれる」などの機能に驚く。仕事柄、パソコン等の機器は新しいものに触れるものの、エアコンをまじまじと見たのも久しぶり。この10年ですっかり進化していた。
あぁ私達って「ない」ことが普通なんだ。
都会での生活は「ある」ことが普通だ。だけど、コンビニも自販機もなく緑だけに囲まれていると、「ない」ことが普通で‥それに慣れていると気づく。
きっとどの家庭にもあるエアコンですら、おぉおぉと何度も見上げてしまう私達。
このエアコン。
実は、年末の事件で手に入れたPayPayポイントの恩恵。お恵みに感謝しつつ、まずは梅雨の除湿だ!