めでたい指さし確認

SAKANAQUARIUM 2019「834.194」@大阪城ホール 体験記

気になる存在「サカナクション」

サカナクション‥2005年結成の5人組のロックバンド。

 

サカナクション

 

斬新な歌詞にキャッチーで独創的な楽曲・アルバム制作は勿論のこと、ライブのサラウンド化や、スマホ決済のサウンドの制作等々、面白い取り組みをしているバンドとして、ずっと気になる存在。TVで放送されていたコンサート、ミュージックビデオ等を、たまに見ては楽しんでいた。

ここ数年、お客さんとしてはコンサート離れしていた私達。もし誰かのコンサートに行くならと考えた時、サカナクションはいつも候補にあがっていた。

そんな中、2018年6月に放送された音楽バラエティ「関ジャム 完全燃SHOW」を見る。

この日は、サカナクションのサウンドやライブを支える4人のスタッフをゲストに迎え、その徹底した「音」へのこだわりを実現するべく手腕を振るう「チームサカナクション」の特集。

このこだわり(音響・照明・演出等々)がすごい。半端ない。一気にライブへの興味が増幅!!これは、一度ライブに行こう!と決め、その機会を待った。

チケット抽選に挑む

2019年6月、6年ぶりのニューアルバムの発売に合わせて、サカナクションのライブツアー「SAKANAQUARIUM 2019」開催を知った私達。

しかも、今ツアーは、関ジャム完全燃SHOWの番組で見た『サラウンド公演』になることを知り、大阪城ホールのライブチケット抽選に挑むことにした。

ライブの特設ウェブサイトを見ると、座席エリアがいくつかに分かれている。アリーナ席(ステージと同フロア)のプラチナム、スペシャル、レギュラーと、スタンド席だ。

 

 

サラウンドは、アリーナ席が対象。
また、演出においても、真正面から見ることが出来るアリーナ席が一番ライブを満喫できるはずとわかっているが・・・アリーナ席は全部立ち見。

初めてのサカナクションライブ。
2時間超えの公演をずっとスタンディングはちょっと辛いかも?と、無難にスタンド席の抽選を選択した。

なかなかの倍率と聞いていたけれど、無事“当選” !座席はアリーナHブロック21列。ステージの真横の最後方だ。

 

座席:赤まるのあたり

 

これまた、端の方が当たったものだ。
どんな音だろう?なんて、不安と期待を胸に~何年か振りの大阪城ホールへGo!!

 

LINEチケットで入場

初、ライブサラウンド体験

さてこの“サラウンド”というもの。
ツアー公式ウェブサイトでは「Surround = 取り囲む」とある。

 

左:通常のスピーカー配置

 

隊長的には「スピーカーを聴く人の周り(前・横・後)に配置し、それぞれ違う音を出して臨場感を増したり、演出効果を狙う+重低音用のスピーカーを用意して、そこから重低音を出す。」のがサラウンドと考えている。

映画を見る時、体感しているこのサラウンド。スタンダートな活用方法としては、

・飛行機が後ろの方から飛んできて、「キ~~~ン、ゴォォ~~~」と頭の上を通り前方に消えてく。
・レーシングカーが左から右へ「ブ~~~~~~~ン」と通過していく。
・ホラー映画で、後ろの方でガラスの割れる音が「ガシャン!」とした後に、画面に「ド~~~ン!」と怪物登場。‥等々。

ライブにおいて、どんな風にサラウンドが使われるか?

 

雑誌:サンレコでも特集される
サカナクションのライブ音響

 

このサラウンドを実現するために、「関ジャム完全燃SHOW」で通常の3倍のスピーカーが用意されると見たが、確かにスタンド席内にもスピーカーが配置されていた。

 

ホール裏:トランポ(機材運搬車)と
思われる10tトラックが何台も。

 

アリーナ席以外でもサラウンドを感じられるかと興味津々&プチ不安な気持ちだったのだが・・・ライブ開始後すぐに、そんなことも杞憂に終わる。

・あっ、音がこっちからあっちへ動いたぞ。あ、またこっちに返ってきた。
・あれ?今、シンセサイザーの音が客席後ろの方から聴こえたんじゃない。
・スクリーンに映し出されたジョイスティックの動きと同じように音が会場内をグルグル回っている~~。

 

スタンドの最後列でも、サラウンド効果を体感。ちなみに、座席には「一部演出が見えづらい可能性があります。ご希望であれば、後方立ち見エリアにてご覧いただくことも可能です」と案内があった。

 

丁寧な配慮

 

一瞬迷ったが、立ち見になるので、そのままHブロックで観賞。

サラウンドうんぬんだけでなく、まぁ音がクリア。スピーカーの台数さながら、計算しつくされたサウンド作りは、音の厚みと緩急を生んでいた。

もちろん、これまで大阪城ホールで見た「どの公演よりもいい音」だったのは間違いない。

無数の人&手が揺れる時間

私達の座席からだと、ステージを斜め上から見ているような角度。

幕を使った演出などは、よくわからない感じになってしまったけれど、その分、ステージ内の構造や、幕が動く時に数人がかりで幕を押さえている様子、転換の準備などスタッフさんの動きがよく見えたので、それはそれで面白い。

今回、アルバムをひっさげてのツアーのはずが、発売が延期(4.24発売予定→6.19発売へ)になったこともあって、初めて聞く曲も多かった。

それでも、次はどんな演出か、どんな照明なのか。

 

 

クリアな音のみならず、視覚的にもワクワクが止まらない。

斬新で刺激的なサカナクションの世界観。初めて見る演出効果には、これからの“ライブパフォーマンスの可能性”が詰まっている気がした。

アリーナ席に目をやると、おびただしい人が揺れている。そこから伸びる無数の手は、圧巻の光景。

この特有の熱量にふれる度、これだけの人を魅了できるアーティスト&スタッフの凄さとライブの醍醐味を感じる。

「やればやるほど赤字です・・・」

ノンストップの2時間半。
アンコールでは、メンバー江島啓一氏(Dr)、山口一郎氏(Vo.Gt)により、6.1chサラウンドについて解説。

「会場に設置された全部のスピーカーから音をだしてみましょう。つぎは、会場後方の右側のスピーカーから♪ハイ、後方の山口です~。」と、順番に1つ1つのスピーカーから音を出して確認。

今ツアーは、全国7箇所10公演すべてソールドアウト。

それでも「やればやるほど赤字です・・・(山口氏談)」とのこと。音へのこだわり、ライブの作り込み、スタッフさん達の技術力が感じられる公演だ。

「頼みは、グッズ販売だけ。少しでも赤字を補えるよう、ライブが良かったと思った方は~ぜひ買っていってください。」と付け加えられていた。

 

ツアーT:日程と6.1chスピーカー配置図

 

開演前、グッズ販売は混み合っていたので、もぅいっか~と思っていたはずが、このアンコールトークからTシャツ2枚+たべっ子水族館(ギンビス:たべっ子どうぶつとのコラボ)を購入して貢献。

 

このTシャツ:しっかりした生地で質も良し◎

 

アリーナでなくても充分楽しめた、サカナクションライブ。でも、この音を感じたら、他の公演で満足できないのでは‥と少々心配になる。

こだわり抜かれた斬新なライブステージは、体感してこそ。

「正直、かっこよすぎてしびれた‥」ともらしたリスは、次回も絶対行く!と帰り道で宣言し、未着用のツアーTシャツを大切に眺めている‥♪




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