私の身体は、生まれつき丈夫なタイプ。
少々傷んだものを食べてもお腹を壊すこともなく、アレルギーもなければ、何かで皮膚が負けてしまうようなこともない。
こればかりは体質に加え‥貧乏だった幼少期が身体を強くしてくれたと思っているのだけど…
20代半ばの頃、インフルエンザにかかって‥その後、咳喘息になった。
この咳喘息が厄介で、数年に一度、悩まされている。
咳がただ出るだけの咳喘息
咳喘息は、喘息とは違って、ゼイゼイといった喘鳴もなく呼吸困難になったりもしない。
ただただ、咳が出る。
咳が出始めると、すぐに鎮められなければ‥咳ループに突入。1か月ほど続くこともある。
ループに入ると、気温や湿度の変化、埃、会話など、少しの刺激にも反射して咳が出る。
喉が痛いということもなくて「空咳」と言われるひっかかりのない咳。
咳込みがひどくなると、吐いてしまうこともあるし、肋骨にヒビが入ることもあるらしい。
以前、病院の先生に「なんとか早く治す方法はないでしょうか」と聞いたら‥
「擦り傷が赤くなっているのを明日すぐ治すことはできないのと同じで、炎症が起きている気道を鎮めるには時間がかかるのですよ」と言われ‥妙に納得した。
咳喘息から喘息になる人が3~4割いるということもあって、吸入薬はいつも切れないように用意し、気道に不穏なモノを感じたらすぐに薬を飲む。厳密には吸う。
すると、咳ループに入り込むことなく咳を鎮められるのだが、今回、あ‥薬したほうがいいかも…と思いながら2~3日過ぎてしまい、咳ループに入ってしまった。
世間的には秋~冬にかけてが要注意月と言われているが、私はどうも7月~8月に予兆があることが多い。
去年も7月に病院に行っていて、その時もらった薬がなくなりかけたので‥新型コロナウイルスの影響で、厳重体制の病院へ行ってきた。
トレーナーも一緒に?
コロナ対策のため、向かう前に電話をして簡単な聞き取りを終えてから受付へ。
熱もなく、血圧も正常。胸の音も異常なし。咳が出る以外はいたって健康体。
先生と薬の話をしていたら、私が使っていた「アドエア」という薬の進化版があるらしく処方してもらうことにした。
喘息の薬は、吸入薬。白い粉を吸って直接気道まで薬を届ける。
発作を鎮める薬ではなくて、気道の炎症と狭窄に同時に効いて呼吸を楽にしてくれるというもの。続けてなんぼのお薬。
咳が続いていてしんどい時、息をたくさん吸うことが難しくて…ちゃんと吸えているのか不安と先生に話したら、トレーナーなる練習器も一緒にいただいた。
左は吸入薬 / 右はトレーナー
トレーナーは、吸うと笛が鳴る構造。ハーモニカのような感じの音が出る。
笛がなったら、ちゃんと吸えている証拠なので、安心して吸入薬を使ってOK!とトレーナーが太鼓判を押してくれるという代物だ。
この笛の音がちょっとマヌケ。プォ~とで、しばし和む。
そして、保管方法。
こんな銀の容器に密封されていて‥
中に乾燥剤入り
使い終わったら、この銀の容器に戻して、チャックビニールにいれることを推奨された。要するに湿気てしまうと、粉がでてこないため。
これが正解?
これが完成形なのだけど、これもちょっとマヌケである。
ともあれ、咳がだいぶ落ち着いてきて、あぁ咳がでない時間って幸せだなと噛みしめている。
ノンシュガーの困った弊害
咳が出ている時、口に何かを入れていると‥だいぶ楽なので、会話をする必要がある時は必ず何かを口に入れていた。
のど飴、粒ガム、タブレット。やはりメントール系がいい。
とはいえ、ずっと何かを食べるということは、歯にもよくないし、糖分も気になる。
粒ガムを口に入れておくと長時間持つし、タブレットも重宝したものの、やはりのど飴の力は偉大。
定番の「龍角散のど飴」と「ボイスケアのど飴」を軸に、数々ののど飴を試した。
ある時、糖分過多を気にして「ノンシュガーのど飴」ばかりをなめていたら‥数日後、思わぬ体の不調が現れた。
お腹がやたらゴロゴロして、張っていて、ガスがすごい。
ガス‥要するに‥
おなら
こんなにおならに困ったことは人生にない。
あの「ガスピタン」ってこういう時に飲むのか‥なかなかよく出来たネーミングだな‥と頭をよぎる。
何しかお腹が張っていていつもとは明らかに違うし、腸の何かの病気なのか‥と思い、不安になったものの、ふと「ノンシュガーのど飴」の影響かもと行き着いた。
調べてみると、ノンシュガーは、人工甘味料配合のモノが多い。
人工甘味料は、色々な種類があるが、砂糖の何倍もの甘味があり胃や腸で吸収されない成分なので、甘いものを食べたい時/カロリーを抑えたい時に役立つという側面もありつつ‥
体内で消化されず、腸に居座って発酵されて、ガスになるらしい。
要するに、食べすぎなければ大丈夫なのだが、お腹ゴロゴロ&おならジゴクになったあげく、体重も1kgちょっと増加。
いつもよりも食べる量が減っているというのに‥なんてこったい‥
そう気づいてから、ノンシュガー飴を控えたら数日後、お腹の調子も体重もすっと戻った。
思わぬタイミングで知った、人工甘味料の威力。
ノンシュガーは、上手に活用してほどほどに。
咳喘息の吸入薬は、予兆を感じたら迅速に。
これが2021年夏のリスノ教訓。
元気に笑って会話できるって、それだけで幸せ。
いつもの当たり前にある幸せを感じることの多い2021年夏です。
〈Pick up★〉
スースー感が最強なのは、コレ。
ちょっと高いけれど、これはスゴイです。