先日、ニュースを見ていたら…
「新型コロナウイルスのワクチン接種が、2月下旬までには接種開始できるように準備が進められている。」と言っていた。
そして数日後、またニュースを見ていたら…
自宅に電話をかけてきて「新型コロナウイルスのPDR検査とワクチンを接種できます。予約金として10万円が必要になります。」という手口の詐欺があったので注意を呼び掛けていた。
オレオレ詐欺から始まり、高齢者に向けた電話での詐欺手口もバリエーションが増え‥この思考力を何か別のことに使ったらいいのに‥と思うほど、スピード感のある悪だくみ。
これは電話だけに限ったことでなく、スタジオのメールボックスも様々な迷惑メールが届く。
フィッシングを狙った詐欺メールや、SPAMメールといわれる迷惑メール‥いつもは気にもとめず削除するのだが、時折、内容的に私達のフィルターにひっかかるものがある。
ロシアからのメール&お風呂の更新メール
迷惑メールは、日本語だけじゃない。
英語に次いで、中国語、韓国語、時にアラビア語もあった。
英文メールは、LED電球を進めてくるセールスメールから、ちょっと大人向けの内容もあったり、中には『あなたのHPをみました。マーケティングのお手伝いさせてください。販路拡大を狙いましょう。』というものもある。
グローバルなお誘いだが、こちらは山奥のひっそり営業。ギャップが激しい。
ここ最近、多くなってきたのが、ロシア語のメール。
受信したメールは即削除しているが「これって、なんて書かれているのだろう?」とふと思い、Google先生に聞いてみたところ「モスクワ市で働きませんか?」と翻訳された。
ウォッカ‥コザックダンス‥と頭によぎりつつ、求人募集ということは、スパイ採用?とくだらぬ想像をしてみる。
また別の日には、件名「風呂の更新」というメールが届いた。
クレジットカードなど期限があるものならわかるが、お風呂の更新とは何なのか‥異様に目立つ件名だ。
ジャグジーをつけるとか、浴室暖房をつけてグレードアップ!のようなことかと思えば、本文には「バスカバーのミンスク修理」という一文。
ネット翻訳で作成されたと思われる、不思議な文章の羅列。お風呂という生活に密着した事柄なので、怪しさ半減を狙えるのだろうか。
「風呂の更新」メールは、リスの気になるフィルターにもひっかかったようで、しばらく有川家で楽しいネタとして共有された。
お買い上げ額は、いつも¥262,622也
うちにやってくる迷惑メールで、一番多いのは、Amazonのふりをしてやってくるタイプ。
メール内容は‥
「残念ながら,アカウントAmazonを更新できませんでした。」
隊長:残念ながら、私のアカウント名は『Amazon』ではないのです。
「アカウント情報を確認する前に、アカウントへのアクセスを停止します。」
隊長:いや、確認する前に停止されたら、確認できないと思いますが。
いろいろとツッコミどころ満載の文面。
また、年始には「アマゾンで不審なお支払いが検出されました。今すぐ確認を。」というメールが、ほぼ毎日やってきた。
購入アイテムは書かれていないのだが、支払金額は、いつも¥262,622。
発信者は、数字の「2」と「6」が好きに違いない。
この手のモノは、ほとんぞ個人情報やクレジットカード番号を抜き取るためのフィッシングメール。
Amazonや大手銀行を名乗っていても、メールアドレスが大体おかしい。でも中には、フッターの住所などは正式な情報が記載されていたりするので、要注意。
またもや家庭内において‥
とネタに発展している。
ちなみに、Amazonウエブサイトのヘルプ&カスタマーサービスには、「アカウントサービスで、パスワードやクレジットカード情報などの個人情報の開示を求めることはありません。」と記載あり。
実家にもかかってきた?!
この間、実家に帰った際、母から「老人ホームの加入権を販売する」不審な電話がかかってきたと聞いた。
仕事中に電話があり、『老人ホームの加入権についての話』をされたが、仕事中だからと一旦切った。
後日、これまた仕事中に、同じ人から電話がかかってきて、「先日の老人ホームの加入権、話を聞いた時点で契約になるので、お金を払ってください。支払いされない場合は、逮捕されることになります。」と言われたらしい。
「老人ホーム入居権詐欺」で、ネット検索したら出てくるたぐいのモノだと思われる。
この忙しい時に何を言ってんねんと思った母は、「あ~、それなら刑務所でも、どこでも入りますので、そうしてください。」と返答したところ、それ以後、電話は無くなったそうだ。
強気な母らしい返答だが、不安になる人もいるかもしれない。
まさか、身内に詐欺電話がかかってくると思わなかったので、少々びっくりしつつ、今度あったら「警察に連絡する」ことを教えておいた。
もし実家に『新型コロナウイルスのワクチンを接種できる』と、電話がかかってきたとしたら…
警察に電話する前に、「あ~、もうかかってしまったらその時はその時。もう、なるようにしかなりませんわ。」と応対している母の姿を想像する息子だった。