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新しいエンタメ「The First Take」

先日、スタジオアントラップへレコーディングに来られたアーティストさんとyoutubeの話題になった。

それが「The First Take」。

youtube「The First Take」

The First Take」とは、2019年11月よりスタートしたミュージシャンとのコラボレーション企画のyoutubeチャンネル。

 


The F1rst Take

「音楽とは、何か。一発撮りで、向き合う」をコンセプトに、メジャーシーンで活躍するミュージシャンによる一発撮りで収録されたパフォーマンスを収録した映像。公開は不定期。すでに70を超える動画が公開されている。

また、この他に、「THE HOME TAKE」、新しい時代の音楽フェスの形として「THE FIRST TAKE FES」、podcast「THE FIRST TAKE MUSIC」もアップロードされている。

(wikipediaより抜粋)

 

演奏の前後に出演者が少しだけ話をする場合もあるが、映像は、1曲歌い終わるまで5~6分の長さと短め。

特徴的なのは、出演者のMCの中に頻繁に出てくる「緊張」という言葉。

「さすがに綿密なリハーサルはやっているのだろう。」と思っていたら、主演者のインタビュー記事の中に「リハーサルなしでいきなり本番になり、嘘偽りなくTHE FIRST TAKE過ぎてびっくりしました。」という一文を発見。

画面を通して、ピリッとした緊張感が伝わってくるのは、そのせいだったのかと妙に納得した。

「The First Take」みたいに出来たら…

当スタジオに来られたアーティストさんとは‥

「あんな風に、一発撮り(録り)で決められるって、すごいですよね。1時間あったら、何曲も録音できるんちゃいますの。」という会話になった。

一回歌って、約5~6分。

そんなペースで進められるなら、1時間に約10曲の録音が可能だ。

「しかし、一回歌ってOKとなるには、かなり練習と言うか、準備をきちんとしていたとしても、ちょっとムズカシイのでは。」という意見もあった。

 

 

ましてや、生身の体を楽器として使う「歌唱」。

歌う度に、声 / 喉が疲労することを考えると、想定通りにはいかない。

体格・体質・体力、そして、歌う為の訓練・練習(ボイストレーニング等)をしてきたか等によって、ベストなコンディションでどれだけ歌唱できるか、という時間は違う。個人差も大きい。

ただ、今まで幾度となく、ボーカル録音をしてきた経験から思うことは、人の声は思った以上に疲労による声質の変化があるということ。

もっと上手く歌いたい!と回数を重ねても、良い歌が録音できるか?は別の話だ。

経験としては、三回目より二回目、二回目より最初に録音したテイクが採用されることが多い。

 

※一回目を超えるのはムズカシイ。

 

やはり疲れもなく、艶やかな歌声がキープできる間に歌いきることを目標にした方が良い。

ファーストテイクと10回目のテイクでは、声質が変わっていることも多々あるので、当スタジオでは、できる限り少ない回数/時間で歌いきれるスケジュールを提案したり、そのための準備をオススメしている。

「The First Take」で魅せる

そういえば、昔、読んだ藤井フミヤさんのアルバム制作時のインタビュー記事で‥

「どの曲も、5回歌ったか歌わないかくらい。少ないときは2テイク。ほぼ1回歌っただけの曲もある。」と書いてあったのを思い出した。

「First Take」で最高のパフォーマンスができることも、プロの技。

Youtubeで「The First Take」を見ると、1回限りの歌唱を流すという意味では、ライブと同じだが、一度限りのレコーディングを覗き見するような緊張感がある。

ライブができない中で生まれた、新しいカタチの魅せ方。

現在、「THE F1RST TAKE STAGE」というオーディションを開催中。

応募方法は、歌唱動画をYouTubeに「限定公開」でアップロードして審査にのぞむという今風のモノ。

もちろん「応募動画は一発撮りに限る」のは言うまでもない。

我こそはと思う方はレッツチャレンジ♪

 

The First Take Stage (Website)

 


 

Pick Up!! 

「The First Take」から、「Def tech」の『My way』(2005年)。圧巻です♪

 

 

ABOUT ME
Taicho
Taicho
studio untrapのサウンド担当。美容院の息子に生まれた影響からか。第一印象の人当たりは良し。「早く家に帰りたい」と「大丈夫、何とかなるじゃない~」が口癖。無難かつ合格ラインを見極めて進む『良い塩梅』派。
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