めでたい指さし確認

雪で作るといえば‥かまくら or だるま?

お山生活と雪の関係

「めでたい思考回路」をはじめた頃、どんな記事を書くかという作戦会議にて、候補にあがったひとつが「体験記」。

お山生活でしか出来ないような体験…と考えた時、出たアイデアのひとつが「カマクラを作ってみる」だった。

お山は標高が高いこともあって、例年1~2月は、いつ雪が降ってもおかしくない。

ここに10数年暮らしているが、ひと冬で少なくとも1・2度は、40センチほど雪が積もり、下山が困難となっていた。

週間天気予報で雪予報を見かけると「食料」「灯油」「水」を確保!というのが、冬の日常。

 

冬は頭上注意!

 

がしかし、今年のこの暖冬。

雪はおろか、冬の寒さすら大して感じることなく、1月が過ぎゆき、このまま雪が降らないのかと思っていたら…昨日。

この冬はじめての積雪となった。

 

かまくら願望

降ったと言えど、お山の積雪は、約20センチ。

下山して、しばらく車を走らせると、雪がチラつくくらいで積もった形跡もない。

Instagramにあげた雪景色を見て、友人からは驚きのリアクションがあったが、20センチの積雪は、生活に支障がでるほどではないし、まだまだ平気。

そして、例の「かまくらを作ってみよう!」企画までは、全然遠すぎる。

 

鹿さんは雪の日も元気

 

ちなみに、このかまくら。

かまくら

秋田県、新潟県など日本の降雪地域に伝わる小正月の伝統行事。雪で作った「家」(雪洞)の中に祭壇を設け、水神を祀る。
かまくらは中に入ってすぐの正面に祀られた水神様にお賽銭をあげ、家内安全や商売繁盛などをお祈りするためのもの。一般には、雪洞自体が「かまくら」と呼ばれる。(wikipediaより)

かまくらってどうやって作るのだろう?と気になって、調べてみたら、「ドーム型製法」と「ブロック型製法」というのがあるとわかった。

王道:ドーム型製法
ひたすら雪を積み上げる。時々水をかけて固めることを大人の身長ほどの高さに達するまでくり返し、一晩おいて、ベースの雪山が完成。そこから、中をくりぬいていくタイプ。

ブロック型製法
カゴなどに雪を詰めて、材料になるブロックをひたすら製造。
出来上がったブロックを、レゴのように積み上げて、かまくらを製造していく。

まさに雪で出来たリアルレゴ。

ブロック型製法は、中をくりぬく作業が無い分比較的楽に出来る、といった解説も見かけるのだが、雪のブロック…それはそれで重くて重労働な気もする。

実は、2018年の1月。
カマクラ作りを一度試みたことがある。

この時は30センチくらいの積雪。ひとまず雪を集めてみたものの…

 

約1mちょいの雪かたまり。

 

これ以上集めることが困難であきらめたのだが、せっかくだからと少しばかり、中を掘ってみるも…

 

小動物も入れないレベルで、断念。。

 

いくらお山と言えど、カマクラ作りの実現は、数日雪が降り続かなければ難しそうだ。

雪で作るといえば…だるま!

大人二人の生活。
たくさん雪があっても、雪合戦や、雪だるま作りをする機会はない。

けれど、誰も歩いていない、手つかずの綺麗な雪を目の前にし、数年前、リスが突如、制作意欲を発揮した時があった。

 

雪トトロ

 

玄関にたたずむ雪トトロは、なかなかいい出来だった。

リス
リス
いつか、大きな馬を作ってみたい!
隊長
隊長
えっと、ポニー?
リス
リス
サラブレッドみたいなん。
隊長
隊長
それ、かまくら級に雪いるやん。

会話もそこそこに、今回もせっかくだし、何か作りたくなってきた…と言い出し、外へ出ていくリス。

 

雪だるま

 

隊長
隊長
うん。まさしく、雪…だるま。

ある意味、本当の雪だるまが、庭に鎮座していた。

 

岩の上に移動させてみたり

 

丸っこいフォルムのものは、雪さえ豊富にあれば、意外に簡単にできるが、消えゆく儚さ付の限定製作物。

 

木々につく雪が美しい

 

今回、久々の雪を体感して、なんだか少し安心している自分に気づく。

暖かくて過ごしやすいというのは生活において快適だ。

でも、雪が降って、この景色を見て…妙に安心するというか、四季と共に暮らすことが根付いているような気がした。

そんなこんな、一瞬冬を感じたものの、週明けには暖かくなるらしい。

次回の雪作品、そして、かまくら作りは、なかなかもって進行しそうにないが、今度何作る?と考えるのも、お山生活のちょっとした楽しみ。

スタジオの守り神として「巨神兵」か「ぬりかべ」が候補となっている。

 

ABOUT ME
Taicho
studio untrapのサウンド担当。美容院の息子に生まれた影響からか。第一印象の人当たりは良し。「早く家に帰りたい」と「大丈夫、何とかなるじゃない~」が口癖。無難かつ合格ラインを見極めて進む『良い塩梅』派。
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