めでたい指さし確認

佐川美術館・訪問記3 – デザインあ展

開催中!デザインあ展

こどもたちのデザインマインドを育む番組 NHK Eテレ「デザインあ」

現在、滋賀県守山市の佐川美術館にて「デザインあ展」が開催中。昨年から行きたいと思って目星をつけていた展覧会。

 

 

チラシやHPの案内には…

優れたデザインには、人と人、人とモノをよりよくつなぐ工夫があります。番組では…

身のまわりに意識を向け(みる)
どのような問題があるかを探り出し(考える)
よりよい状況をうみだす(つくる)

という一連の思考力と感性を「デザインマインド」ととらえ、多彩な映像表現をもちいて伝えてきました。デザインあ展は、この「デザインマインド」を、見て、体験できる展覧会です。

会場に設けられたのは、3つのへや。

観察のへや
体感のへや
概念のへや
体感コーナー

いずれもとても面白い視点で、デザインを体感できる空間だった。デザインあ展をレポート!

いつも見ているものを楽しく観察

見るからに楽しい展示がたくさん。

いつも見たり触れているものを違った視点でとらえることができる。

 

たまごの変身」

 

卵が料理される過程が面白い。

こっちは、「ちょうどいい」と題された、マグロといくらのお寿司。

 

あれくらいがいいとイクラを指さす隊長
(まぁまぁ大きめ)

 

はたまた、こんな体験もできる。

 

 

梅干しのきもち」と題されたこちらの階段を上ると…

 

梅干し気分を味わえる

 

生涯、梅干しの視点になることができるなんて、思いもしなかった。

 

全国名字かずくらべ

 

青枠を付けたのが、私達の名字「有川」。

阿部さんや東さんに比べると、まぁ少数派。中には、ルーペが必要なもっともっと少数派もある。

 

目には「め」を歯には「は」を

 

最初、一体何を表しているのか全くわからなかったのだが…「あ!」

 

よーく見ると…

目は「ひとみ」文字!

 

すごい。楽しい。
難しく考えることなく、デザインに触れられる場所。会場のあちこちで「あ!」がリアルに聞こえた。

手や体を使って体感するデザイン

各所に「あそべる」と表されたコーナーがある。

 

もんどころ

 

4つの「もん」を日本に古くから伝わる伝統的な描き方に挑戦してみるというもの。

コンパスと鉛筆を使い、描き方映像をみながら描いていく。コンパスを使うのも久々。

 

リスは「梅」
隊長は「雁金」

 

コンパスの円の重なりを利用して描くのが、なんだか懐かしい。(公式HPで手引きが公表されている→もんどころ手引き

 

歯車になる

 

「歯車になってかみあってみましょう」ということで、くるくる。うまく回ると、数がカウントされていく。

「用意されたしくみをあなた自身の力で上手に動かすことができたなら、今日からあなたもりっぱな歯車です」…かみ合うって大切だな(by 歯車になったリス)

 

おそい「あ」

 

壁に映された「あ」。
止まって見えるんだけど、じーっくり実は動いているんだそう。

確かに、少し経ってもう一度見たら、さっきと全然角度が違う!まさに、時を映しているかのよう。

映像と音がリンクするデザイン

360°取り囲む映像と音の部屋。

音楽とシンクロする映像がとても興味深い。音楽は、小山田圭吾氏。

日常のシーン(掃除機がごみを吸い込む等)を高音低音によってうまく表現している合唱団があったり…

 

合唱団に入ってみる隊長

 

いろいろな「あ」に囲まれてみたり…

 

「あ」と一体化するリス

 

この「体感のへや」。

映像のクオリティも素晴らしく、周囲をぐるりと使った表現は、見ている場所によっても全然違うので、何度でも楽しい。

ただし、急に暗くなったタイミングで子供さんが泣いていたので、小さい子供さん連れは要注意。

視点を変えるチャンネルをもつこと

「概念のへや」に、「くうかんの入り口」という作品があった。

 

 

茶室のにじり口や、車庫など、あらゆる入り口が展示。驚いたのがこれ。

 

ごきぶりの入り口!

 

ただの隙間も、視点を変えれば…ごきぶりの入り口。

私達の周りにある全てのものはデザインされていて、どう見るか、どう捉えるかによって、意味も感覚も全然違うものになる。

そんなことをあらためて楽しく感じさせてくれた、とても有意義な展示会。

 

2/11(火・祝)まで開催中!
→ HP:デザインあ展

 

色々な「あ!」を感じられる、柔軟な視点の大人でありたい。

…我が家には、数々の「虫たちの入り口」が存在しています。

 

 


 

〈 予備情報 : 行かれる際は…★〉

セブンイレブンで前売り券が買えます♪

通常・入館料 一般:¥1000のところ、前売券は¥900。開催期間中の今でも買えるので、ぜひどうぞ!

 

チケット購入に並ぶことなく、お得に入館!

 

連休中は、入館するのに2~3時間待ちだったらしい!驚!

平日、私達が帰った15時過ぎには、比較的空いていたので、大人だけでゆっくり見たい時は、夕方がおススメ♪

ABOUT ME
risu
studio untrap デザイン担当。物事の順序の組み立て&アイデアの接着が得意。気になることはとことん調べる、調査能力はコナン級。最近気になるもの:Youtube「ロザンの楽屋」 / アリクイ
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POSTED COMMENT

  1. Yuki より:

    めっちゃ楽しそうですね。なかなかできひいけど、視点をかえる頭にしよって思いました。

    • Taicho より:

      「あ!」や「あ?」と、いろいろ発見がある「あ展」でした。是非是非、足をお運びくださいませ♪