以前、佐川美術館に行った際、「木梨憲武展」のチラシを発見していた。
そういえば、開催期間が5月中旬までだったっけ?と思い出し、先日、佐川美術館を訪れた。
前回、「アリスインサイエンスワールド」は招待券をいただいていたが、今回はセブンチケットで前売チケットを購入。
前売と言っても、開催期間中も販売している。この日も行く直前に購入。セブンチケットで購入すると、入場料1000円が100円引き。
セブンチケットの会員になる必要はあるけれど、簡単に登録できるし、オススメ!
木梨憲武展 「Timing-瞬間の光り-」
木梨憲武展。
とんねるずのノリさんこと、木梨憲武氏が制作した約130点の作品を展示されている。
作品は、絵画・ドローイング・映像・オブジェなど、様々な表現方法を用いて制作されたもの。
「Ouchi」「フェアリーズ」「Reach out」「旅」等々、色々なシリーズに分けて展示。木梨憲武展のウェブサイトにて、作品がいくつか紹介されているので、事前に見ることができる。
サイトでは小さく表示されているものも、実物はとても大きくて「ド、ド~ン」と目の前に現れると圧巻。また、すっごく小さい作品もあるので、「これ・・・何が描いて(書いて)あるのだろう?」と、正面や横からなど目を凝らして見ないといけない。
大きな作品は下がって、小さな作品は近づいて見てみたりと、距離感や角度を変えながら鑑賞するのがなかなか楽しい。やっぱり、芸術は体感がタイセツだ。
展示されているのは絵画が多いが、、絵画と木材を組み合わせて立体的に作られたものや、ダンボールで作られたもの、映像作品、オブジェ等、様々な種類のものがある。
ハンドソー(電動糸ノコ)を使って作品を作っている最中の写真もあり、「これはあの作品の制作風景かな?」なんて想像するのも楽しい。
隊長のお気に入りは、「フェアリーズ」の最後にある作品「賞品の友だち」。
色々な商品パッケージ(箱や袋、フィルム等)を材料として作られた個性豊かなキャラクター達は、ノリさんの遊び心が満載だ。
パッケージは、お菓子から薬(ムヒや太田胃散も発見!)など、家庭で見かけるものばかり。素材の風合いや印刷を活かして、形作られた作品は、ず~っと眺めていられる。
作品の前の小さな少年は、ずーっと動かずに見入っていた。「おっちゃんはその気持ち、よくわかるぞ~ずっと見ていたくなるよね~♪」と心の中で呟いた。
リスは全作品を通して、色づかいとバランス、表現の自由さに感銘を受けた。
購入したポストカード。
この色づかいがとてもスキ。
繊細なタッチのものから精巧なもの、作品によって全然異なる印象に驚く。作品の中の言葉や、キャラクターの表情には、くすっとする面白さもあって、とても楽しい。
あぁ表現って、自由でいいんだなぁ。もっと自由になれるんだ、となぜか開放されたような気分になった。
展示会では、音声ガイドが550円で借りられる。所要時間は40分。
閉館時間の関係で、私達は借りなかったのだが、公式ウェブサイトによると「音声ガイドツアーはLiLiCoさんと憲さんのトークで、木梨ワールドにご案内!木梨さんのインスピレーションの源、創作過程にも迫ります。笑いたっぷりの音声ガイド、ぜひ展覧会のお供にお楽しみください。」とある。
もう少し早い時間に行って、借りればよかったと、ちょっと後悔。ともあれ、2周した私達。とても堪能できた。
ノリさんオブジェと撮影&限定ガチャガチャ
撮影スペースには、ノリさんオブジェ。
え?本物?ドッキリ?!と思うような精巧なつくり。
ノリさんと記念写真?
触るのもドキドキするけど、ぴとっ。
今にも動きそう‥
このスペースには「みんなでつながれ “Reach Out”」という参加型のアートもある。
用意された付箋に、メッセージを書いてボードに張り付けて、巨大なアート作品を作るのだ。
横から見ると立体的な葉
早速リスが付箋を手に取り‥
「もっと自由でいいんだね。私もアートしてみる!!」
と制作心に火が付いた様子。大きな“Reach Out”の木に、想いの葉を宿した。
展示会場を出たところには、会場限定のガチャガチャ。
缶バッチ¥300とラバーストラップ¥400。一つずつやってみることにした。
いくつになっても回す瞬間の楽しさよ
お目当てのものは当たらなかったが、それもガチャガチャの醍醐味。
魅せられたグッズ&インスピレーション
美術館内のミュージアムショップには、木梨憲武展のグッズがいっぱい。
作品集から、Tシャツ・パーカー・靴下、クリアファイルにポストカード、キーホルダーやマグネット、ポスターに手ぬぐい、パズルまで盛りだくさん。
最近ちょうど新しく飾る絵を探していたところに、二人揃って気に入った絵がポスターになっていたので、2枚購入。他にも普段使いにクリアファイルなども、ちゃっかりお持ち帰り。
イベントに際して、グッズ販売は売上アップの要。
と知りつつ、これは買っちゃうラインナップだったなーという作品&商品パワーだった。
帰りに‥美術館奥、地下にある佐川美術館樂吉左衛門館へ。
こちらのロビーの空間がとても好きな私達。
リスが突然「写真撮ってー」と言い出す。ふと、この場所で、こんな構図で写真を撮ってみたいと閃いたらしい。
これはきっと、木梨憲武展の効果。作品に感化されて、自由な表現のヒントを得たリスでした。
木梨憲武展は、5/19(日)まで。
関西は、この滋賀会場が最後らしいので、ぜひに~!!
おまけ早速飾ったポスター&不思議顔の福助