今年唯一購入したCD
CDを買わない時代。
制作する立場でありながら、私自身CDを買うのは稀である。
もちろん。仕事の資料として聴いたり、いただいたCDを聴くことはあるけれど、自分で購入する機会はめっきり減った。
そんな中、今年が終わろうとしているこのタイミングで1枚のCDを購入。
数週間前に予約していたので、発売日前日の昨日。お山へ到着。
おぉ~これがフライングゲットってやつ。なんて、思いながら、予約までしてCDを買ったのはいつぶりだろうと回想する。
人生初めて買ったCD
CDが世に出回り身近となったのは、私が小学生の頃。
縦長のシングルCD。小さな円盤型のCDが入ったプラスチックのケースを上下挟むように、紙ジャケットが貼りついていたタイプ。
友達は、CDの入っていないプラスチック部分を折って、正方形の縮小verにしていた。それが、PRINCESS PRINCESSの「ダイヤモンド」。この曲は、私の人生初カラオケでの選曲となる、思い出の一曲。
自分のお小遣いで初めて買ったCDは、CHAGE&ASKAの「no no darlin’」。私は、折り曲げることなく当時販売されていた透明のケースに入れて綺麗に保存していた。
当時、小学6年生だったリスは、チャゲアスに夢中だった。シングルCDもアルバムも購入し、エレクトーンの発表会ではチャゲアスを弾いた。今思えば…なかなか渋めの小学生。
カセットテープ・CD・MDと共に歩んできた、私の思春期。音楽が好きで、特にPOPSが好きだった。
高校生になって、次に夢中になったのはMISIA。
大阪フェスティバルホールでのコンサートも行った。MISIAは、私とほぼ同じ背丈。小柄なのに、あんな声が出るんだ!とステージを見て感動。歌を習ったのは、MISIAの影響も大きい。
そして、次にEXILE(初代)。
初めてファンクラブにまで入って、横浜でのライブまで行く熱の入りっぷり。
そう。ハマると、とことんのめり込んでいく。
さすがにコンサートを追っかけるまではいかないけれど、CDはいつも予約して購入し、雑誌の記事もくまなく読み、過去の出演TV番組までチェックしていた。
いつしか仕事も忙しくなり、結婚もして、いろいろと状況が変化していく中、音楽そのものへの興味が薄れていって…今。
数年ぶりに、予約して手に入れた初回限定盤。なんだか、昔のわくわくを思い出す。
静かに惹かれる星野源
きっかけは、ドラマ「逃げ恥」だった。
コミカルでありながら、切なさと人間味がある演技が好きだ。何回も見返し、一時期ヒラマサさんを見る夜が続いた。
そして、エンディング曲の「恋」
圧倒的にキャッチーなメロディーと想像をかきたてる歌詞に、キレのあるダンス。
そこから次は、Youtubeへ。
星野源さんのオフィシャルチャンネルを登録しては、いろいろな曲を聴いた。
昔の弾き語りの曲も、ここ数年に発表されていた曲も、良い歌がいっぱい。好きな曲がどんどん増えてゆく。全ての曲、作詞・作曲・編曲と手がけているのもすごい。自分が作った曲で何万人の人が踊るコンサートは、どんな気持ちだろう。
そして、次に本。
数々出されたエッセイが、これまた面白い。
文章の運びも、言葉のチョイスも、カッコつけていなくて、素直に響く。時に、情けなさも味となって、もっと気になっていく。いかん~ハマる傾向が高まってきたと思いながら…気づけば…
図書館や知人に借りて読んだ後、購入したものも含み、リスノ本棚に増えていく星野源氏。
2012年くも膜下出血で休業されていた時のことも、エッセイには書かれている。
もともと星野源好きの友人がいたので、病気で休業されたニュースなども知っていたけれど、当時はさほど興味がなかった。時は、好みも関心も変えてゆく。
音楽制作の苦悩も、闘病中の壮絶な体験も、変態トークもぐんぐん読んでしまう。
細野晴臣氏との対談トーク集「地平線の相談」では「どうやったら洗面台の周りをびしゃびしゃにせずにすむか」という、くだらなさが面白い。日常の張りつめた思考を緩め、一人ニヤニヤする世界へ誘ってくれる。
俳優業、音楽、文筆業。
どれをとっても個性的で目が離せなくなった。
「俳優と音楽、どっちかに絞ったら?」と言われながら、どっちも好きだから継続してきたらしい。文筆業に至っては、文章を書くのが下手だったからこそ仕事にして向き合おうとしたと読んで、ここでの毎週の投稿もいつか糧になるかなと思ったりも。
実は、星野源氏とリスは同い年。
苦悩や葛藤するさまも、バイタリティーも、とても魅力的。どんな状況をも楽しむ姿勢は、前向きな気持ちにさせてくれる。
新CDとドームツアー
CDのジャケットは、CHARA・木村カエラ・渡辺直美さんらのアートワークも手掛けている吉田ユニさん。
いつも目を惹く色使いとデザインが素晴らしい。
今回のジャケットは、土で心臓を、動脈部分をビビッドな植物で表現したもの。しかも実写。
これぞデザイナーでありアーティストのしごと。
表現をカタチにする難しさを一端とはゆえ感じている身としては、初めて見た時、言葉が出なかった。
久々に買ったCDを開けながら、ジャケットやデザインを隅々まで楽しんだ。やっぱり音楽は、ダウンロードするよりもCDが好き。
今回、初回限定盤を予約していたのには理由がある。
星野源CDには映像特典として、レコーディングドキュメントやライブ映像のDVDなどが付いていて、それが何百分にも渡るボリューム。
興味が湧き始めた頃、これまでのCDも購入しようとしたら、特典映像付きの初回限定版は完売、中古品も高値がついているものが多く入手を断念した。
また今回、購入特典のオリジナルクリアファイルが、購入する店によって違う。リスはAmazonで購入したが、タワーレコードやTSUTAYA、HMVなど、計5種類のクリアファイルが存在。
購入特典・クリアファイル<Amazon購入ver>
熱烈ファンならば、すべての店舗で買う人もいるはず。CDが欲しくなる仕掛けがあちこち散りばめられている。
来年。星野源氏は、初のドームツアーを開催する。
ライブ倍率が高くて行けない人が多いこと、体調を考慮して公演日数を少なくするためのドームツアーだそうな。
CD特設サイトから先行抽選に応募して、今日が抽選発表日。
見事チケットGET~★
日程的に応募に挑めたのは、この日だけだった。
お客さんとしては久々のコンサート。初めてのドーム公演。しかも名古屋。
CDのタイトル名・POP VIRUS(ポップウイルス)
楽しいウイルスに感染中。今から、ワクワクが止まらない♪
< Pick up ★ >
【Amazon.co.jp限定】POP VIRUS(CD+Blu ray+特製ブックレット)(初回限定盤A)(星野源 POP VIRUS オリジナルA4クリアファイル D type付)
POP VIRUS (CD+Blu-ray+特製ブックレット)(初回限定盤A)(特典なし)