コロナ渦で増えた、時間と会議
先日の投稿「試食ができない今、何を信じるか」でも触れたのだが、私達の業務は全く先が見えない状態。
デザイン業務はあるものの、コンサートに関連したチラシやチケットデザインなどはなくなり、サウンド業務に関しては、コンサートもCD製作も先が見えず。
脳みそフル回転で、生き残りをかけた戦略を練っている・・・と言いたいところだが、初めての状況において、新ビジネスモデルの構築は簡単ではない。
ただ、仕事が減少して出来た時間によって、いい兆しもある。
ずっと後回しにしていた草刈りや断捨離などが進み、生活環境が整ってきた。また、リスの制作意欲が増してきている。
もともと「やりたい!」が旺盛ではない私達。
皮肉なことに、空白の時間ができることで、自分に向き合い、本当にやりたいことが見えるようになったのかもしれない。
はたまた、会議という名の議論をする時間も増えた。
今流行りの「○○改正案」やら「支給申請トラブル」なども議題に上がる。その度、「そもそも、この法律はどんな内容なん?」と背景をまず確認。
その後「このシステムが原因なんとちゃう?」とか「こっちの方法なら解決するんちゃうの?」だの、システムやイノベーションに至るのが我が家の傾向。
なんとも壮大な話を、家族会議に落とし込み、頭の体操をやっているのだ。
特別給付金、それぞれの1万円
先日「特別給付金」についても、会議の議題となった。
といっても、「特別給付金の在り方」なんていう崇高な話では無く、「我が家では特別給付金をどうするか?」について。
2人暮らしなので、20万円。
秋冬の生活費に備えつつも、少しばかりは経済を回そうへ支出することにした。
その中で出たのが「それぞれ1万円は自由に使っていい」案。
さてはて、何に使おうか。
「自由」といったものの、何に使うかを話しては、意見したりされてみたり。
ただ欲しいものをそれらしい言い訳をつけて提案する隊長に、現実派のリスがばっさり斬っていく。
我が家の使い道コンセプト
なにやら、コンセプトめいた、もっともらしいことを言い出したリス。
インドア派だった私達にステイホームの波が押し寄せ、輪をかけて、家&スタジオにいる時間が長いので、「もっと快適な空間にしたい」というのが、根本にあるらしい。
『 楽しくて、ちょっと便利で、心地良い。 』
生活雑貨に家電や家具。暮らしに関係するものを購入する際も、このコンセプトは基になりそうだ。
すご~く便利なものよりも、楽しくて、ちょっとだけ便利なもの。心地いいかどうか、も重要。
物によっては、100均でクリアできる物もあれば、職人さんが作った作品が適する時もあるかもしれない。
ネコ達にとっては、『 楽しくて、ちょっと便利で、心地良い。 』かもしれない。
見ている私達も確かに、楽しいし、そんな生活空間は心地いい、かもしれない。
おや?コンセプトに合っているような気もしてきた。
使い道コンセプトがあると、判断基準としてなかなか面白いと思ったものの、「コンセプトに合致しているかどうか?」で悩み始めている。
日夜にわたる会議と頭の体操は、まだまだ続きそうである。
ハク「道ができるって本当ですか?」
福助「道より、ちゅーる。」
<Pick Up!!>
コンセプトを考える際に、参考にしている書籍を紹介。
コンセプトメイキング(2007年発行)
視覚化されてわかりやすいです。おススメの一冊。