リスノ雑貨店を開店するにあたって、壁一面に本棚を作ったり、漆喰を塗ったり、記念樹を植えたりしてみた。
その時に、参考になったのはYouTube。
用意する道具や部材、道具の使い方や、完成までの手順などなど。特に、庭木の選定についてはYoutubeからすべて学んだといっても過言では無い。
懇切丁寧に動画で教えてくれるのは、なんともありがたい。
職人さんはどうしている?
DIYの動画を見ていると、多いのが「100均で購入した〇〇を、こんな風に使えばテーブルが出来ます。」「実際に〇〇を自作してみた。」という動画。
中には「セルフリフォームしてみた」なんていう大掛かりなものもあるが、あくまでも素人さんがやっているもの。
思わぬアクシデントやハプニングもあって失敗することも多し。
ただ、「あぁ、ここはこうしてはダメなのね。」と勉強させていただいて、事前に失敗を防げるのは嬉しいところだ。
次に興味が湧いてきたのは、プロの職人さんはどんなやり方をしておられるのだろう?ということ。
「きっと失敗することなく効率的なやり方をしてるに違いない!」と思い、職人さん系のYouTubeを探すようになった。
そこで、見つけたのが「大工の正やん」チャンネル。
YouTube「大工の正やん」チャンネル
2級建築士、1級技能士を持つ歴48年の現役大工Youtuberになります! 大工仕事や、大工についての豆知識など大工に関する様々なことを発信しています。 そして、色々な挑戦をしていきます!
(大工の正やんチャンネル-概要より)
「こんにちは。大工の正やん(しょうやん)です。」から始まる動画は、本人のナレーションによる解説入り。
「ここは、あらかじめ採寸しておくと楽に出来ます。」
「このやり方は、ちょっと手間がかかりますが、美しく仕上がります。」
なんて風に、職人さんがどのように作業を進めておられるのか見ることができる。
大工の正やんを見て思い出したのが、スタジオ改装工事をした時のこと。
工期が少し遅れていたのを取り戻す為に、2~3日限定で京都から大工さんがやってこられた。
すらっとした気さくな方で、「ちょっと見てていいですか?」という私に「ここは、先に電気ノコギリでカットしときます。それが、一早く出来るやり方ですわ。」と解説付で作業を見せてくれた。
無駄がない段取りと、テキパキと作業をこなしていく大工さんの所作に見入ったものだ。
大工の正やんが登録されている動画の中には、建築現場の様子、道具の解説、はたまた鑿(のみ)を使う音・鉋(かんな)を使う音を集めた動画まである。
音を聞いて気持ちよさを感じる「ASMR」にカンナ・ノミの音を活用?
「大改造!劇的ビフォーアフター」ほど、劇的ではないが、家のリフォームが進み出来上がっていく動画をみると、自分の家がリフォームされているような感覚になる。
面白いのが、『あつまれどうぶつの森』に出てくる作業台や工具箱を、画面から採寸して作ってみる動画。
BGMは、どなたかがピアノ演奏されている音源がかかっていて、ゲームさながらの雰囲気。思わずリスも「なにそれー!?」と見入っていた。
現役大工さんにより、ゲーム世界のモノが実体化していく工程と細かいところに光る職人技は、見ているだけで楽しい。
役立つ日は来るのか?
「ザ・プロフェッショナル仕事の流儀」「仕事発見伝」「ゲンバビト」「BACKSTAGE」等々、いろんな仕事現場のドキュメンタリーを見るのが、昔から好きな私には、なんとも嬉しいチャンネル。
毎夜Youtubeを見ているが、「ロザンの楽屋」に続いて、「大工の正やん」は隊長のお気に入り。
DIYの先にある、職人さん仕事のマニアの方にはオススメです。
<Pick Up!!>
動画の中でもオススメは、「金物を使わない丈夫な薪小屋を一から手刻みして作る」。
カットから組み立てまで、職人の技&ノウハウ、てんこ盛りです♪
こいうのを見ると、「おお、なんかできそう」「できるかも」「できるんちゃう?」「うん!できる、できる」「あ~、これできるわ(理由なき確信)」の段階を経てやってしまいます。音は別にして、いまでもよくギター何本も作れたなと思います。
そうなんですよ~♪
それがyoutubeのいいところでもあり、悪いところ?でもありますね。
理由なき確信…共感大です。
いつか、楽器自作にいってしまいそうで、楽器系は出来るだけ見ないようにしてます。
といいつつ、最近はフレット打ちかえyoutubeを良くみております。