昨年、両親が「終活せなあかんと思って家を片付けてるんやけど、いろいろと出てきたモノがあるから見にきて。」と連絡してきた。
「いろいろと出てきたモノがある」とは、何ぞや?…とりあえず、見に行ってみることにした。
しまっておく家系?
実家に着いて家に入ると、そこにはいろんな段ボール箱の山が。
イメージ画(ちょっと盛ってます)
段ボール箱の中には一体何が入っているのか?
確認してみると、そこにレトロな食器・漆器、鍋を発見。
食器の説明書きのような紙が入っていて、その紙には「製造:昭和〇〇年」という文字。何十年前?いや、ほぼ半世紀も前のモノがそこにあった。
不具合があった時、
問い合わせるハガキの有効期間は昭和59年まで。
頂いたものは、とりあえずしまっておく…なかなか日常使いには出来ない…いただいたものは捨てられない…アリカワ家の面々。
隊長も、そんな一面を持ち合わせているので、これは血筋か家系に間違いないだろう。
ほぼ半世紀前のものといっても、今では見られないポップな色使いやカタチのものもある。また、内祝などでいただいたモノなので、すべて未使用品。
漆器のセットや有田焼の湯飲みセットなどは、木箱効果も加わってか、高級品オーラを放っている…気がする。
有田焼は、箱に献上の文字
趣のある夫婦茶碗と湯飲みのセット
何やらレトロなおぼん3枚セット
気になる伝統の文字
中を開けてみると…
すずりに筆。そろばん!
DENTO!
また、貝殻の詰め合わせのような箱も2つ発見した。
驚くべきサイズの貝殻!
どこの海から来たのだろう‥
父が外国航路の船乗りだったので、お土産がてら、一風変わったモノをよく持って帰ってきた。これらの貝殻もその仲間たち。
父に「雑貨店に飾ったらいい」と言われたものの、お山の雑貨店に貝殻ってのも…なかなかミスマッチだ。
でも、日本の海辺では見られない貝殻であることは、確か。
半世紀近く眠っていた箱たちを開けながら…親から息子へ、貯め込んだ贈答品をどうするか?の決定権のバトンが渡されたのだった。
ストック市でもしますか?
オヤマストック…かの有名野外イベントWoodstockを真似てはいるが、ただの「お持ち帰りくださいイベント」である。
とりあえず持って帰ろうか…と、大量の段ボール箱はお山に運ぶことにした。
値段をつける?つけない?会議
持って帰ったところで、内容物のチェック。
陶器や食器自体は無事であっても、箱や詰め物などは汚れているし、オヤマストックを開催するにしても、ひととおり洗って状態をチェックして、箱に詰めなおす必要はある。
ということで時間ができたら、少しづつ食器や陶器を洗っては、箱に詰めなおし。
中に、漆塗りの漆器があって、模様も入っていないし、今でも十分使えそうな風貌のお椀セットがあった。
モノは良さそうなんだけど、我が家で使うのは、やっぱり似合わない。
おもむろに、ヤフオクで値段を調べ始める隊長。
そんな話をしていた時、お世話になっている方にオヤマストックを話してみたところ、『「無料でどうぞ。」よりも値段がついていたほうが持ち帰りやすいかも…』と、教えていただいた。
なるほど、確かに。無料といわれると、逆に気をつかうのもわかる気がする。
ならば、安!という値段でもつけてしまったほうがいいかも。…と思いつつ、相場がわからないので、これがまた難しかったりする。
貝殻は、いっそのこと量り売り案も浮上中。
ストック市は近日開催予定
半世紀近く眠っていたモノたちは、そのまま処分される予定だった。
その中の一つでも、どなたかが欲しいと言って下さったら、眠っていた器たちも喜ぶはず。
ということで、オヤマストック市は近日開催予定で準備中。
食器も陶器もお鍋も、使ってもらってなんぼ。
押し入れの中で眠っていた器たちに、新しい貰い手さんは現れるだろうか。
使われないままだと綺麗は綺麗だけど、このお鍋の説明書きのように…使ってもらいながら、美しさを保てたらいいのになぁ。
貴方のように!!
説明書きにも時代を感じます。
昭和の時代へタイムスリップ~オヤマストックお楽しみに♪