思考の素

SLIT – 安部恭弘

1984年12月発売の安部恭弘氏の作品。

私が今までで一番良く聴いた“CD”は、「KEISUKE KUWATA」(桑田佳祐氏 作品)

この「SLIT」(安部恭弘氏 作品)は、私が一番良く聴いた“レコード(発売当時はレコードでリリース)”。後に、CDで何度もリリースされた。(1989,2004,2019)

 

SLIT / 安部恭弘 (1984)
※LPレコードの他、CDを複数回購入。
写真は1989年と、2004年(デジタルリマスター盤)にCDでリリースされたもの。
89年発売のCDは、だいぶ退色している。

当時、友人たちが聴いていた度 ☆☆☆
80年代オシャレな歌詞度 ★★★
隊長がハマった度 ★★★

 

隊長の視点

今、世界?に流行っているといわれている80年代の日本のシティポップ

このCDは、その時代に制作された作品。

隊長が、10代~20代の若者だった頃、ポールニューマンが出演していた日産スカイラインのCM。その中で使われていた曲が「ダブルイマジネーション(Double Imagination)」。

日産ファン(初めて乗った車は日産マーチだったが・・・)でも、スカイラインに興味があったわけでもない私が、歌詞にある「コインを弾いてみて、行き先を決めようか?」という内容に感化?(その頃から自由人へのあこがれが?)され、この曲が気になった。

当時(1984年頃)は、Google検索なんていう便利なものもなく、手がかりはCMで表示される「歌:安部恭弘」という情報だけ。

レコード屋さんに行って、分厚いリリース案内の冊子で「安部恭弘」さんを調べてもらい、アルバムを購入した。

※日産スカイラインのCMで使用されていた曲の「ダブルイマジネーション(Double Imagination)」は、B面一曲目に入っている。

楽曲も、歌詞も、アレンジも、当時のオシャレ感満載というアルバム。

安部恭弘氏の、ちょっと甘いメロウなヴォイスが、オシャレ感を倍増させている。

作詞家も、康 珍化さん[かんちんふぁ](悲しい色やね/GOLDFINGER’99等を作詞)、大貫妙子さん、吉田美奈子さんらを起用。

アレンジは清水信之氏。
この方、はアレンジだけでなくキーボード、ベース、ギター、ドラムを一人でこなす超人。

いったいどんな風に、アレンジ・編曲がなされているのか?が知りたくて、楽譜まで買ってしまった。

 

 

そして1986年に一人でコンサートまで行った私。周りは、ちょっとOL風の年上のお姉様だらけだったことだけ覚えている。

 

当時のツアーパンフレット

 

さすがに、歌詞は80年代当時の世相を表現(薔薇を送ったり、真夜中の高速を走ったり・・・)したものも多いが、この先も、ずっと聴いていられると感じる名曲ぞろいだと私は思う。

80年代?の雰囲気を感じつつ、ドライブ、ホームバーで一杯・・・なんていう時のBGMにオススメのアルバムです。

 


 

< Pick UP ★>

紙ジャケット仕様ならば、今も買えるようだ♪

ABOUT ME
Taicho
studio untrapのサウンド担当。美容院の息子に生まれた影響からか。第一印象の人当たりは良し。「早く家に帰りたい」と「大丈夫、何とかなるじゃない~」が口癖。無難かつ合格ラインを見極めて進む『良い塩梅』派。
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