忘れかけていた117
昨夜、スマホでクロスワードパズルをしていたリス。
ひとつの問いに、思わずハッとしたという。
Q : 昔は117で聞いていたけど、今はスマホで確認する。
一瞬、なんだっけ?と思いつつ、そうだ。そうだった。
時報だ
確かに、117で聞いていた時代があった。
NHKで流れる「ぽっ、ぽっ、ぽっ、ぽ~ん」というやつ。
今となっては、117=時報を知らない世代が多いはず。
私達だって、このクロスワードパズルをするまで、すっかり忘れていた。
ひとつの問いによって、記憶の奥でぼやけていたものを思い出したような気分。
117は時報、177は?
まだまだスマホやインターネットなどが無い時代。
そういえば、電話で情報収集するということが、日常だった。
時刻は、時計を見たらわかるものの、時刻がずれた時(昔の時計は、よく早くなったり遅くなったりした。)、正しい時刻に合わせようと117の時報を利用した。
「只今から〇〇時、〇〇分をご案内します。ぽっ、ぽっ、ぽっ、ぽ~ん」に合わせて、時計の針をセット。
今は、スマホのロック画面ですぐに確認できるし、時刻が狂うこともない。
電波時計は、正しい時刻をいつもキャッチして知らせてくれるし、最近の我が家にいたっては、スマホや時計が手元に無い時「アレクサ・・今、何時?」と話しかけている。
以前、マツコ・デラックスさんが出演されている「月曜から夜ふかし」にて、「ひと昔前の常識」として『117の時報』が紹介されたそうだ。
すると、時報を知らない若者たちが、どんなものなのかと117をコール。一時回線がパンク状態になったらしい。
知らない世代にとっては、“電話をかけて時刻を確かめること” が目新しく感じられるようだ。
当時、この117とよく間違ってかけてしまったのが、177。
177は、天気予報の案内。
〇月〇日、大津気象台発表の天気をお知らせします。滋賀県南部の天気は雨。降水確率は80%。強風にご注意ください。また、台風18号の・・・・
こんな内容だったと記憶している。
運動会や遠足の前日には、1時間おきに電話して、母に「あんた。そんなに電話しても、天気はコロコロ変わらへんで~」と言われたことを思い出す。
この天気情報も、今やスマホですぐに確認。
なんなら、雲の動きまでアニメーションで見えるのだから、進化は止まらない。
113?114?115?116?
この際、その他の電話サービスをおさらい。
113=電話サービスの故障等に関するご相談。
114=相手先の電話が話し中(通話中)であるかどうかを、調べるサービス。
115=電報の申し込み
116=電話の新設や移転などの相談窓
115は使ったことがあるが、その他はあまり知らなかった。
あと身近にあった電話サービスと言えば、104。
104=電話番号案内サービス
名称(施設・企業名)や住所から、全国の電話帳に掲載されている電話番号をご案内するサービス。
そう思えば、当時の電話は、生活にとても身近なものであって、たくさんのサービスを受けていたんだと気づく。
災害伝言ダイヤル「171」
NTT、携帯各社が設置している災害伝言ダイヤル。
171にダイヤルして、伝言の録音や再生が可能なサービスだ。
こちらもweb版の災害用伝言版や、携帯電話各社では、アプリケーションなどを用意して、災害時に伝言や安否を知らせる工夫を行っている。
検索エンジンのGoogleでも、パーソナルファインダーという安否情報のサービスがある。
インターネットを利用したものが多くなってきているが、年齢層問わず使えることを考えると「171」の存在は大きい。
いつどこで発生するかわからない地震。週末接近中の大型台風。
被害がでないよう祈りたいが、万が一の時に備えて‥
・どの安否情報サービスを使うか。
・どうやって使うのか(使い方の確認)
これらを家族間で共有しておくといいかもしれない。
どうかくれぐれも気を付けてお過ごしください。