バレンタインの思い出
バレンタインにドキドキしたのは、はるか昔のハナシ。
かといって、記憶を思い起こしてみても‥バレンタインに告白をした!なんて思い出もなく、かろうじて思い出したのは、付き合っていた人に手作りのロールケーキをあげたことぐらい。
なぜにロールケーキ。
とは思うのだけど、手作りチョコがどうもしっくりこない私。
本を読んで、ひととおり作る手順は知っている。
チョコを砕いて溶かして、また固めるという流れと、出来上がりのクオリティを鑑みた時、いや買ったほうが絶対美味しいよ、と冷静な意見にいきつく。
もちろん。売っているチョコよりも、上手に作る方もたくさんいる。
でも、ショコラティエが存在しているくらい、チョコ作りは難しい。見栄えが悪くて、そんなに美味しくない手作りチョコなんて、もらったほうも困るはず。
時々、耳にする「心がこもっているものは尊い」論。
私はこれがどうも苦手で、心がこもっていてもまずいものはまずい。いらないものはいらない。
手作りチョコに盛り上がる女子を横目に、購入派の私は、バレンタインコーナーにあるチョコカタログを見て楽しんでいた。
バレンタイン特設コーナーは楽しい
ドキドキを味わいたい
そんな学生時代。
いつも思っていたのは、バレンタインの制度について。
女子がチョコをあげる。
男子はお返しをする。
男子は告白されるかも?チョコもらえるかも?というドキドキがあるけど、女子にはない。
いっそのこと、性別のくくりやめへん?
バレンタインは、誰かに想いや感謝を伝える日。ホワイトデーは、そのお返しをする日。
そうしたら、女子もバレンタインで誰かにチョコもらえるかも?というドキドキを感じられるのに。そう思っていた。
要するに、受け身で待つドキドキを味わってみたかったのだ。
バレンタインデーについて調べていると‥日本型バレンタインデーの特徴というのを発見。
日本型バレンタインデーの特徴
・贈答品にチョコレートが重視される点
・女性から男性へ一方通行的贈答である点
・(女性の)愛情表明の機会だと認識されている点
wikipediaより
女性が男性にチョコをあげて想いを伝えるというのは、日本独自のバレンタインデーで、世界ではこのような特徴はないらしい。
日本のバレンタインデー起源は、モロゾフが考案して仕掛けていったという説がある。
隊長がいつも「バレンタインは、製菓会社の陰謀」と言っているけど、ある意味正しかった。
アルバイトでバレンタインラッピング
若かりし頃、派遣で色々なアルバイトをしていた。
2月にたくさん出てくるのが、バレンタインに関するアルバイト。工場での製造のお手伝いや、売場でレジや接客、ラッピングなど、短期間の募集も多い。
私も、バレンタインコーナーで販売のアルバイト経験がある。
滋賀県のスーパーの一角にあるバレンタインコーナーだったので、小規模でお客様も少なめ。なので、逆にアルバイトの業務内容は幅広く、レジに接客、ラッピングと色々担当していた。
昔からラッピングがとても好きだった私。
小さい頃、お店やさんごっこをしたら、必ず保管していた包装紙でお包みしていた。
今思えば、お店屋さんごっこの醍醐味は“ 包む ”ことにあったような気がする。
商品に合わせて袋のサイズを選んだり、リボンをつけたり。
母が販売員経験があったので、包み方を教えてもらった。お店屋さんごっこで購入したものは、全部包むので、全てがプレゼント仕様となる。
中でも、箱を包装紙で包むという行為が特に好き。
リボンを結んだり、凝ったラッピングも楽しいけれど、包装紙と箱の角がぴったり綺麗に包装できた時、嬉しくなる。
百貨店などでよく見られる、箱に対して包装紙を斜めに置いて包んでいく「完全包装」と言われる包み方をよく練習した。この経験は、のちに百貨店販売員となった時に役立つことになる。
くりかえし~包むつつむ~
アルバイトをしていたバレンタインコーナーでは、ラッピング済の商品を陳列していた。商品が売れて少なくなってくると、せっせと包んではまた並べる。
包むことが楽しい私にとって、バレンタインのアルバイトは楽しかった思い出だ。
先日、弟が勤めているゴルフ関連のお店に行ったときのこと。弟はレジコーナーにいた。
接客が終わるのを遠目に見ながら待っていたら、お客様がパター練習グッズ(社長室とかでよくあるやつ)をプレゼントで購入。少し大きめの箱に入っている練習器具を弟がお包みしはじめた。
初めて見る、弟の包装する姿。
手早く、そして、綺麗にお包みしていてびっくり。
あとで「包装するの上手やん!」って声をかけたら‥
弟「接客よりレジより包むのが好き。だって、包装するの楽しいやん。」
姉「!!!」
まさかの意見に姉びっくり。隊長もびっくり。
血筋ってすごい。
さて、お包み姉弟。
この特技を何に活かせばいいのやら。
〈 News 〉紙好き・ラッピング好きな方へ
以前、記事に書いた「紙博」が京都で開催されます。(紙博2018 in 京都 / 紙を楽しむ。紙博を楽しむ)
今回は、紙博&布博同時開催の120ブース!
お見逃しなく!私も行きます~たのしみ★
【開催概要】
紙博 & 布博 〜夢の共演! 手紙社の大博覧会〜
開催日:2019年2月23日(土)、24日(日)
時間:23日(土)10:00〜17:00/24日(日)10:00〜16:00
会場:国立京都国際会館イベントホール
(京都市左京区岩倉大鷺町422)
入場料:800円(小学生以下無料)
公式サイト:http://kami-nuno.com/2019/