世にあふれる「怒り」
「怒り」が要因となる事件や事故のニュースは、世の中に溢れている。
「あおり運転」なんてのも、その最たるもので、私達も「あおたれた経験」は一度や二度では無い。
後ろに付かれハイビームでパッシングされたり、追い抜かれたと思ったら、極端にスピードを落としたり蛇行して走行を妨害された経験もある。
後ろに付かれた時は「はぃは~ぃ、お急ぎのところすいませんね。今どきます~♪」なんて風に、道を譲っているのだが、その後、追い抜いて行った車に信号待ちで追いつくことがある。
あおるけど、信号では止まる。
当たり前だけど、何やら滑稽に見えるのは私達だけだろうか。
怒りの矛先が向けられるのは、道路上だけで無い。
以前に、とあるホールで撤収中‥
リスが「おぃ、ねーちゃん。何してんのや!」とホールスタッフさんに罵声を浴びせられることもあった。
その方の指摘した内容は、そんな怒鳴る必要があるのか?!と疑問に思うようなこと。かといって、そんなことを言われた日にゃ~こちらも、目には目を歯には歯をでお返しだ!…なんてことにはならない。
人によって「怒りスイッチ」の在り処はそれぞれだ。
しかし、今どき”ねぇちゃん”って…なかなか前世紀的な呼び方である。
ご意見箱
スーパーなどでよく見かける「ご意見箱」。
お客様からの要望や意見を入れる投書箱のようなもの。
その近くには、寄せられた投書にお店からの返答を記載したものが掲示してあり、待ち時間がある時などに眺めてみている。
先日、その掲示を眺めていた隊長は、ある一つの投書に目がとまった。
隊長「もともと、伝線しているようなら初期不良。でも、そうでない場合、状況がわからないと『どうなっているの?』と言われても返答もできないよね」
リス「まぁ爪が伸びていたのか、歩き方に癖があるのか、知らぬ間に何かにひっかかっていたのか、色々と原因は考えられるしね。まぁ気持ちはわからなくはないよ。たまに高いの買った時に限って、1回履いただけで伝線した!ってショックな時あるし。ただそれが、パンストのせい、お店のせい、だと思ったことはないけどねー。」
この、「ご意見を寄せる」という行為。
改善を要望するとか、希望を述べるみたいなことももちろんあるだろうけど、”怒っている”というエネルギーが、投書に向かわせることも多いんじゃないかなと思う。
ペンをとり、文章を考え、投書する為に時間を使う。”怒り”パワーはなかなかのものだ。
怒りをコントロール?=アンガーマネージメント?
日曜日に関西TVで放送している「ワイドナショー」
番組内に元Jリーガーの前園真聖氏が出演している。彼は、自身の体験からアンガーマネージメントの大切さを知り、怒りのコントロールの方法を学んだと話をしていた。
アンガーマネジメントとは‥
怒りを予防し制御するための心理療法プログラムであり、怒りを上手く分散させることができると評価されている。
怒りはしばしばフラストレーションの結果であり、また自分にとって大事なものを遮断されたり妨害された時の感情でもある。怒りはまた、根底にある恐れや脆弱感に対する防衛機制でもある。(wikipediaより)
アンガーマネージメントを広く世間に広めるため「日本アンガーマネジメント協会」という団体まである。
日本アンガーマネージメント協会
※現在、協会では「あおり運転(ロードレイジ)撲滅プロジェクト」などの活動を行っておられる。
世の中、そんなに怒っている人が多いのか!?
ストレスフルな世の中である。
怒りのタイプ診断
アンガーマネジメントを調べていくと、人間の「怒り」にはタイプがあって、そのタイプにより怒りをコントロールする方法が違うようだ。
「アンガーマネージメント、診断」でネット検索してみると、怒りのタイプが診断できるサイトがいくつもあった。
中でも、アンガーマネージメント協会が監修しているカフェグローブ編集部さんのアンガーマネージメント診断がわかりやすかったので、試してみた。
「怒りタイプ」は6種類
アンガーマネージメント診断
隊長は「用心堅固タイプ」
特徴:勝てない勝負はしない戦略家。人間関係を考えすぎ八方美人になることがある。
怒り方の癖:人との間に壁を築き、健全な関係を育めなくなる。めでたい的見解:八方美人な所はないと思うけど…確かに、怒る前に壁を築くタイプ。「怒る」必要がある場面になった瞬間、感覚の不一致とし、「怒る」ことにパワーを使わないから、まずまず当たっている。
リスは「博学多才タイプ」
特徴:何事にも白黒つけたがる、潔癖な完璧主義者。
怒り方の癖:優柔不断な人、好き嫌いをはっきり言えない人がダメ。めでたい的見解:確かに、完璧主義者の一面はあるが、最近は薄らいできた感じもある。そういえば、めでたい会議でも熱い議論が繰り広げられるのは、隊長の「優柔不断な発言」が繰り返される時が多いような気がする。
皆さんも是非一度、怒りの自己分析を行ってみてはいかがでしょう。
診断結果に対しては、「これは、絶対違う!!」なんて目くじらを立てないようにお願いします。
たのしくいこうよ。