すこしマジメな話

ついに‥大津市北部の江若バス6路線が廃止!?

先日、ツイッターを見ていたリスが「あ”ーーーー!!」と急に声を上げた。

何事かと思い覗き込んだら‥そこには京都新聞の記事。

 

江若バス、21年春から
大津市北部の6路線を廃止や短縮
赤字続き、路線維持できず

※写真:京都新聞ウェブサイト
2020年9月19日の記事
より

 

「わ”ーーーー!!」

え?もしかして・・・該当地域だったりして?

お山のバス事情

スタジオアントラップが位置するのは、滋賀県大津市のはずれ。

 

 

大津市市街地からは、遥か彼方、西北の方角。

最寄りのバス停までは、1.6km、徒歩27分。標高差138m。

バスの運行状況は、朝昼夕の一日五本。

 

 

通勤・通学しようにも、一本、乗り過ごすと、次は1~4時間後‥厳格な時間の感覚が実につくか、遅刻魔となるかどちらかだ。

とはいえ、平日の昼便に乗ってみると「お客さんは私達だけ。」なんていうのもよくある話。

レコーディングで来られる方は、自動車、もしくは、最寄りのJR駅までお迎えにあがるのだが、最寄りの停留所まで、バスで来られた方も何名かいる。

バスで来られた方曰く「なんか、小旅行みたいでいいじゃないですか。これ・・どこに連れていかれるんだろう?と、ミステリーツアーを楽しんでました。」なんて感想をいただいた。

 

山が一望できる停留所もある

 

また、最寄りでは無いが、近くを走るバス路線には、TV番組にも何度か登場したことがある「途中」停留所がある。

『トリビアの泉』(「終点なのに、途中と言うバス停がある」の回)や、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』に登場した‥地元では有名な堅田葛川線。(JR湖西線・堅田駅⇔朽木村)

 

※終点でも途中?で有名な大津市「途中」

 

令和元年台風19号の際には、さすがに運休だったが、少々の雪でも運行してくれる強い味方だ。

 

2015年元旦
突如の雪で車を駅に駐車して‥山の麓までバスで帰った
バスのありがたさが身に染みた。

該当地域じゃなかったものの・・・

京都新聞の記事を読んでいくと、うちの最寄り停留所のバス路線ではないことが判明。

ほっと一安心したものの、最寄り駅であるJR和邇駅からのバスなどが含まれていた。

京都新聞によると‥

1便当たり乗客数が10人以下で、市は6路線合わせて約2200万円の補助金を出しているが、採算が合わない。これまで便数を減らすなどして路線維持に努めてきたが、乗務員不足の中、維持ができなくなった‥とある。

バスの乗務員不足問題は深刻のようで、人手不足による減便や、倒産などは全国レベルの問題らしい

うむむ‥たしかに、廃止路線となっても仕方がない現状。

私達も普段は車利用なので、バスは年に1回使うかどうか。でも、いざとなれば、バスがある!というのは、山奥の住民として、精神的に安心できる点だ。

廃止路線のコトが気になり江若バス(こうじゃくバス)のウェブサイトをチェック。

今後の時刻表を見てみると・・・路線が1/3となるようで…見るからに減っている。

 

上:現在の時刻表。
下:路線廃止/短縮後のモノ。

 

バス本数減・路線廃止の替え交通機関として、利用を促されているのが、のりあいタクシー『光ルくん号』だ。

 

クリックで利用案内が開きます

 

がしかし、タクシーと言う名称はついているが、呼んだらすぐに来てくれるというのではない。

事前に利用者登録(窓口、郵送、ファックス、メール)が必要。

乗車の申込時間は、前日まで/午後利用なら当日の11時まで、と決められていて予約人数によって乗車できないことがある等、いろいろと制約が多い。

そして、平日のみの運行。
自宅~病院や市役所、駅、平和堂など決められた施設への行き来。

ということは、土日のお出かけや、突発的な事態の場合は利用できない。田舎の人が運転免許を返納することを渋るのも、ちょっとわかる。

都市部にお住いの方は「普通のタクシー使ったらいいやん」と思われるかもしれないが、こんな環境なので、タクシーも少ない。

昼間でこそ、駅前に何台か止まっているが、道端でタクシーを拾うことなどできるわけもなく、電話でお願いしても「今からは難しいですねぇ」と断られてしまうこともある。

公共交通機関がない地域に住んでいる住民を「交通難民」と呼ぶらしいが、スタジオアントラップのエリアも予備軍なのは間違いない。

いっそのこと、個人タクシー(アントラップタクシー)でもしたら、需要あるかしら‥

と、よぎったが、第二種運転免許を持っているだけでなく、タクシー会社勤務10年以上ないとできないらしい。‥無理だ。

田舎での暮らしは、気ままで楽しい。でも、不便さは否めない。

都会では、タクシーを配車アプリでつかまえるようになっても、田舎では、昔と同じく‥ご近所付き合いが、いざという時の頼みの綱かもしれない。

 

おすそわけも交流のひとつ

 


 

< Pick up ★>

例の「途中」停留所。
こちらのDVDに登場しています‥♪

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Taicho and Risu
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