ファイル名+拡張子は、8+3。
私のパソコン使用歴は、すでに30年越え。
大学時代の選択科目「情報処理」授業が始まりだ。
30年前の授業では、「住所録を作りましょう」「表計算ソフトで計算しましょう」というのは高度な話。パソコンの電源が入れられて、ソフトを立ち上げることができれば、一目置かれ、キーボード入力が出来れば、“パソコンが使えるヤツ”に分類される時代だった。
作成した課題は、フロッピーディスクで提出。
※当時のフロッピーディスク(5インチ)はこんなヤツ・・今では影も形もないメディアになってしまった。
大学卒業後は、学習塾の講師をやっていたが、その塾にパソコンを使いこなす先輩がいて、その方の教えもあり、教材はパソコンで作成していた。
当時、ファイル名は「アルファベット8文字+拡張子3文字」で付ける仕様。
教材を作っては、5RIKADEN.JXW(5年生理科電気のワープロソフト一太郎のファイル)といった名前で保存していた。
その後、TVゲームの会社に入社。
そこで、ファイル名の付け方ルールを更に学び、そのルールは私の原点となっている。
いかに情報を詰め込むか
TVゲーム会社(音楽部)に入社した際に言われたこと。
・ファイル名には日本語を使わない。
・間違いやすいファイル名は避ける。
・数字と _ (アンダーバー)をうまく使う。等々。
「8文字の中に、わかりやすく間違わないように、いかに情報を詰め込めるか」を考えていたが・・・さすがに8文字は情報を詰め込むには少なすぎる。
そのため、同時に表計算ソフトを利用し、ファイル管理を行っていたのは、懐かしい思い出。
その後、Windows95時代になり、ファイル名に使用できる文字数が一挙に増大(2019年現在、Windowsは260文字*)、ファイル名の中に、様々な情報が詰め込める時代へ突入する。
*ただ、他の制約(パス名)もあるので、実際には260文字ファイル名の使用は非現実的。
最新&最終はご法度
会社員時代。プログラマーから「有川さん、このファイル名は付けない方がいいですよ。」と言われた言葉がある。
それが「最終」「最新」だ。
確か、ファイル名に「出会いシーンBGM_最終版.mid」なんて風に付けていたと思う。
さらに、「“最終”の一個前の方が良かったので、そちらに戻して・・・」なんてことになったら、さらにややこしい。
なるほど、確かに!と学習した私は、それ以降、ファイル名に『最終』を使用することをやめた。
それからは、一番新しいファイルがちゃんとわかるように、保存した日付で管理するようになった。
例:01_思い出の冬の渚_1912161630.wav
一曲目の『思い出の冬の渚』2019年12月16日の16時30分作成の音源ファイル
ファイル名が長くなりすぎる場合は、アルファベットで保存履歴がわかるような‥
例:01_思い出の冬の渚_191216a.wav
ファイルを更新したら_191216b.wav。つぎは、_191216c.wavと、abcdで管理。
こんな風にルールをつくって、データの管理をしている。家の片付けは苦手だが、私のパソコンの中は、とても整頓されている。
我が家でも採用してます
業務上、リスと隊長の間でファイルのやり取りを行うことがあるので、このルールは採用している。
更新したこともわかるし、間違いも少ない。良いルールは、どんどん採用していく。
ちなみに、「完成」「完成版」というのも、私が使用を避けている文字。
「完成」と思ったら、束の間・・・訂正、修正の嵐が来たことがあり、それ以後は「完成」の文字は、私の呪われた文字になってしまったことがある。
ちなみに、ファイル名に使用できない文字は「 ¥ / : * ? ” < > | 」などがある。
また、写真をパソコンに取り込んだ際など、アルファベット&数字の羅列になっているが、こちらも必要に応じて、名前をつけ直すほうがオススメ。
特に、誰かに送る時などは、ファイルネームは大事。開かなくても内容がわかるし、保存&管理もしやすい。
チラシやHPの掲載情報などをメールでいただく際、名前がちゃんと付けられていると、それだけできちんとした印象を抱く。
丁寧なシゴトは、細部にも宿る。
ということで、ファイルネームも、意外に見られてますよ。ご注意あれ。