夜な夜な一人レッスンのカリグラフィー

春‥コロナショックによって、仕事が中止＆延期となって突如できた、おうち時間。

この時間を利用して、何かしよう！と考えた時、思いついたのが“カリグラフィー”だった。

カリグラフィーへの興味

以前から、なんとなく興味があった “カリグラフィー”。

習ってみよう！と教室を探したこともあったが、土日開催が多く、日程が合わず断念。

その後、通販サイト・フェリシモをなんとなく見ていたら「カリグラフィー・レッスンプログラム」を発見した。

 

カリグラフィーレッスンプログラム
月々￥2800 / 6回予約プログラム

 

月に1回、テキストや道具など必要なものが一式送られてきて、全6か月に渡って色々な書体を学ぶプログラム。

要するに、自分のペースで学ぶ自宅学習スタイル。

ただ、日々の忙しさを思うと、ちゃんとできるだろうか…と思って保留にしていた。

外出自粛でステイホームとなった時、今だーー！とばかりに申し込み。

 

 

毎月、レッスンプログラムが送られてきて、今月で４か月目を迎えた。

紙に “ペンとインクで書く” 楽しさ

申し込みはしたものの、結局、手をつけたのは、3セット目がまもなくやってくる…という時だった。

要するに、2か月分滞って放置されていた状態。

自分のペースで進められる利点は、時に、手を付けないまま時間が過ぎるという弱点も併せ持っている。

3セット目がくる時期となり、いよいよもってヤバイと思い、ようやくペンをとった。送られてくるのは‥

 

 

テキスト・ドリル・文字見本の下敷き・ペン先・ペン軸、インク・カードのセット。

まず、ペン軸にペン先をセットし、インクを入れる。

 

ペン先の横の隙間へ

 

なんせ使ったことがない、この手のペン。インクをいれて、紙に線を引くだけで、おぉ書けたと小さな感動。

テキストどおり、線を書いていく。

 

ジグザグジグザグ

 

カリグラフィーは、ペン先の角度を保ちながら、斜線や縦線などを書く。

まっすぐの線は比較的簡単に書けるけれど、丸みのある「O」が結構難しい。

 

半円づつ書く。まだまだ‥いびつな「O」

 

ある程度、書き進めては、インクを補充する。インクが多すぎても少なすぎてもダメ。そして、またひたすら書く。

ただ「紙にペンで文字を書く」という単純な行為が、なんだか無性に楽しい。

もちろん、少し練習しただけで上手く書けるわけもない。けれど、紙にペンを進める感触そのものがおもしろい。

インクが手についてしまったり、にじんでしまったり、何かと加減の難しさはあるものの、インクで文字を書くことがこんなに楽しくて清々しいと思わなかった。

一度楽しさを感じてからは、夜ゆったり時間が取れる時、少しづつ練習している。

 

ペンをかじられる妨害にあっても、もくもくと‥

 

今日、4つ目のセットが届いた。

毎月送られてくるこのシステム。怠けそうになる気持ちを軌道修正してくれて、私にはちょうどいい。

コンサートチラシに活かせるか？！

「この文字‥デザインにも活用できそう‥」

それが、カリグラフィーに興味を持った理由のひとつだった。

特に、コンサートチラシにおいて、よく利用するアルファベット。特に筆記体。

 

6か月目の筆記体を書きたい！

 

チラシのコンサートタイトル・サブタイトル・ジャンル・演奏家名など、チラシの印象は、フォントによって大きく左右する。

知人の美大出身デザイナーさんは、イメージにあった文字をささっと描き、それをチラシデザインに利用されていた。これがまぁ素敵で素晴らしい。

私には、ささっと書く技術もセンスも持ち合わせておらず‥ただ眺めているだけだったけれど、カリグラフィーはひとつヒントになる気がした。

以前の私だったら「先に繋がるだろうか」「意味があるかな」と、わかりもしない未来を考えては足踏みをしていた。

なんであんなに頑なで面倒くさい感じだったのだろう‥と過去の自分を思いつつ、今は何でもやってみよう！精神が旺盛。

果たして、コンサートチラシに活かせる日が来るのだろうか！？

‥ひとまず、6か月プログラムを無事に終了できるよう、目につく場所に積み上げている。

 

さぁあ書かねば～♪