三月と言えば、卒業式のシーズン。
私の思い出といえば、小学校の卒業式。在校生と卒業生と行った、6年間の思い出を振り返る「呼びかけ」だ。
「卒業生の皆さん!」(在校生代表)
「おめでとうございます!」(在校生一同)
「皆で言った・・修学旅行~っ!」(代表)
「修学旅行~っ!」(6年生一同)
卒業証書をもらい、「蛍の光」を歌うというのは、私の世代の定番だったが、卒業式で歌う歌も「蛍の光」が「贈る言葉」に変わり、今は「さくら(独唱)」「ふるさと(嵐)」等々。
リスは「蛍の光」を、卒業式で歌ったことが無いらしい。。
後輩からの相談
今年は、卒業・卒園式の形態を変えている学校や保育園が多いと聞く。
先日も、中学校の先生をやっている大学時代の後輩から、やってきた相談。
「毎年、学生時代の思い出の写真を集めたスライドショーを作成して、卒業式で流しているんやけど、今年は体育館で行っていた保護者参加の卒業式が出来なくなったのよ。
クラス単位の教室で行う卒業式になったんやけど、そこで流すスライドショーは、写真だけじゃなくって、動画も入れた豪華版にして流してあげたいんやけど・・・
なんか制作しやすいソフトを教えてほしい。出来れば、わかりやすいやつ希望。」
編集ソフトを、2つ3つ提案してあげた。なんとか無事に卒業式を終えられたようだ。
しかし、卒業式の映像制作も行う先生方も、なかなか大変そう。
「今どきの卒業式は、『思い出の映像と共に』なんていう演出を行っている学校も多いよ。そんなん好きな先生も、学校に一人はいるみたいやし。」
機器や撮影・編集に強い先生は、さぞ頼りにされているだろう。
授業の準備に、卒業式のスライドショー制作まで。現代の先生の業務は多岐にわたる、なかなかハードな内容だ。
思い出を彩るのは、先生の視点
従妹が、保育関係の仕事をしていることもあり、以前、父兄に渡す記念品としてのDVD制作をお手伝いしたことがある。
園の日常を撮影した写真のスライドショーを入れた映像を、春夏秋冬の季節分作成。それをDVDにまとめたものだ。
最初は、演出家目線で“動画映え”するような写真を集めてスライドショーを制作していたが、どうも出来上がったものに対しての感触がよろしくない。
それなら、園児の顔のアップだけじゃなくって、動きがわかる全体を撮るとか、季節や遊んでいた物を入れて撮るといいよー。
作品もとってみたり
次年度は、ちょっとわざとらしく、物が映り込んだ写真の増加が見られた。
何故かというと、このDVDは両親&祖父母も共に、何度も繰り返し見ておられるらしく、プレゼントされた服を着た写真が何度も出てくると、祖父母の嬉しさも倍増とのこと。
「もうちょっと、情報を教えといてくれよ~♪」という話はおいといて、それぞれのお子さんの細かなストーリーが詰め込まれているのも、先生の想いだ。
従妹はこうも続ける。
少しでも、“映えるオシャレなものを作りたい欲”は、このご時世、誰しも共通な認識かも知れない。
ちなみに、従妹にもうひとつアドバイス。
液晶パネルを触ったら背景がボケるデジカメを紹介してあげたら、写真のクオリティが格段にアップ。
簡単にできて綺麗!おしゃれっぽい!と喜んでもらえた。その年以降、写真はメキメキ上達している。
卒業式に直接関係することがない私だが、これからも、家電・機器アドバイザー?として、門出を見守っている。
コングラチュレーションズ!