連日、TVをつけると目に飛び込んでくるのは、コロナウイルスの話。
「今日、〇〇県で感染者が〇名、報告されました。」という情報を聞くことが、デフォルトになっている。
この1ケ月あまり、諸々の自粛から、コンサート関係の仕事はキャンセル。
2月中旬~3月の公演は、ほぼ無くなり、見事に収入ダウン~♪
「この先、どうなっていくんだろうか?」
そんな世間の状況などお構いなく、絶好のお天気に恵まれた春日和がとても気持ちいい。
少し散歩に出かけてみることにした。
ヒートテックはそろそろ卒業かな
コンサート関連業を取り巻く現状
通常、コンサートホールや会館の利用を申し込むと、申込金や利用料は前払いする。
市町村によっては、コロナウイルスの影響により、ホールを一時閉館するところもあって、支払い済料金を返金対応していたり、自治体のカラーが如実に表れている。
コンサートを開催しようとしている人を見つけては、主催者に「こんな状況下、公演を中止せよ!」とクレームを入れる輩(全く関係のない方)まで現れたと聞く。
不安の連鎖と過剰な正義感には、驚くばかり。
なんともおかしな世の中になったもんだ・・・
空と山々は今日も綺麗
しかし、コンサートを開催し、お客様が安心して楽しくご来場いただくのは、いつになるだろうか。
少なくとも、まだ数か月は影響があるはず。ステージに立つ人も、支えるスタッフも、なかなかもって無収入はきつい。
かといって、薬やマスクを作れるわけでもないし、今ある仕事をいつもどおりするしか、できることがない。
偶然にも、来月くらいまでは、デザイン仕事が入っていたので、今のところは通常より時間的余裕があるスケジュールで進行しているが、その先はどうなるだろう。
一見、悲壮な雰囲気漂う話だが、我が家はマイペース。
まぁ、なんとかなるし、何とでも生きていけるでしょ。いざとなれば、どこでも働けるし。
自然界は、いつもの春
根拠のない楽観思考は、こんな時とても役立つ。
多様な技能が活きてくる…?
この数か月‥ひとつ思ったのは、お山暮らしで良かったということ。
生活において、都会よりも田舎のほうがお金がかからない。でも、やることは山ほどある。
草刈り、木の選定などの外仕事から、フローリングのワックスがけ、禿げたドアの塗り直しなどのスタジオの手入れ‥などなど。
忙しさにかまけて先送りにしていた作業に目を向けろと言われているような気さえする。
これから先、IT技術も進み、リモートワークも盛んになるだろうし、田舎暮らしはもっと人気になるのではないだろうか。
田舎道といえば、たんぽぽ
また、仕事の業種も複数持っているほうが強くなるかもしれない。
最近は、一つの専門分野に秀でているよりも、複数のことができる人の活躍が目立っている。
先日のR-1グランプリ優勝・マヂカルラブリー野田クリスタル氏も、お笑い×ゲームプログラミングで独自の世界観を作っていた。
知り合いの方は、WEB制作をしながら、好きな映画を撮っていて、今や映画監督として活躍をされている。共通しているのは「好き」からの発展。
まさに、二足の草鞋。
昔は悪い意味として使われていたようだが、これからは、標準になるかもしれない。
二足の草鞋
一人の人間が二足の草鞋を同時に履くことはできないことから、同じ人が普通は両立しないような仕事を一人ですることをいう。江戸時代、博徒が十手を預かることを「二足の草鞋」といった。
博打打ちが十手を預かり、同じ博徒を取り締まる捕吏を兼ねていたことから生まれたことわざ。昔は公的な仕事のほかに、それと相反する仕事をもつ場合が多かった。
現在では、多く二つの仕事を同時にこなす場合に使われる。
私達がお山生活で培った技能を肩書にするならば‥
芝生がはれるサウンドエンジニアと、漆喰が塗れるグラフィックデザイナー、といったところだろうか。
どんなことでも身になる!
こんな時だからこそ、ドキドキする楽しい行く先を考えていたい。
というわけで、私達は明日も仕事の傍ら、小さな技能を磨いていきます。
隊長は、チェーンソー。リスは、山菜がテーマです‥‥♪