猫専門病院の服部先生
2016年情熱大陸を見て知った、猫専門の病院「東京猫医療センター」。
そちらの院長先生が、服部幸先生だ。
2016年6月放送 情熱大陸
動物病院は、一般的に犬猫を診てくれる所が多く、鳥やウサギなど小動物を診てくれる所もある。
だけど、動物によって、それぞれ性質も身体も違うし、犬と猫でも全然違う。
猫は、ワンちゃんと違って、散歩に出たり、他の子と触れ合うこともないので、お出かけが苦手だし、病院へ行くのも負担が大きい。
また、犬が吠えている待合室は、猫にとって、とてもストレス。うちが通っている病院には、猫専用待合スペースがあり、小さな配慮が病院選びのポイントにもなった。
情熱大陸で紹介されていた「東京猫医療センター」は、猫と飼い主以外は立入禁止。
処置室は、医療器具が見えないようにされていたり、診察後には、毛(匂い)をとるため服をコロコロ、診察中は、飼い主のほうに猫の顔を向けて処置をする等、様々な配慮が感じられて、とても興味深かった。
番組内で‥先生は、「猫だけを専門に見ていても、年々わからなくなる。」「猫の病気を全て人間がわかるようになるには、まだまだ‥」
と、食品アレルギーで顔が傷だらけになった子を治療されていた。
ネコに向き合う姿勢に信頼を感じたのは言うまでもない。
近くならば、ぜひかかりたい!と思ったけど無理なので、ひとまず、フェイスブックをフォローした。
フェイスブックの投稿では、色々なセミナーの参加者を募集されていて、ほぼ東京、時々名古屋での開催。
関西でもやってほしいと待ち望んでいたら、11月に大阪での開催を知り、幸いにもコンサート業務がない日だったので、先日、念願のセミナー参加が叶った。
大阪・愛猫の健康管理法セミナーへ
今回参加したのは、朝日新聞社が運営するペットウェブメディア「sippo」が主催するsippo猫塾。
sippo猫塾 めざせ20歳! 服部幸獣医師に学ぶ愛猫の健康管理法
定員:100名
受講料:¥1800
会場:大阪/フェスティバルタワーの12階 アスコムホール
受付開始から10分ほど経って、中に入ったら、半数以上の方がもう着席。
ほぼ女性で、その時見つけた男性は1人だけだった。
パワーポイントの資料を見ながら、約1時間半のセミナー。
ネコの20歳は、人間で言うところの100歳。
ネコ平均寿命は、15.9歳(2017年 日本ペットフード協会調べ)なので、20歳だったら、長寿だ。
我が家のネコ達は、今5歳と推定3歳だが、できれば少しでも長く一緒に過ごしたい。
内容は、20歳を迎えるための健康管理法ということで、食事、飲水量、トイレ、体重管理、歯磨きといった健康管理から、猫に多い病気について‥あっという間の1時間半。
知っていることも多かったけれど、一歩踏み込んだ内容や、病院で実際にあった誤飲(針と糸、ヘアゴム、メガネ拭き!)の症例写真や動画、そして、先生のご説明は、とてもわかりやすく勉強になった。
ネコは、痛みを隠す生き物なので、具合が悪そうと思った時は、相当具合が悪い。
日々の食事、排泄などの様子をきちんと見ていないと、小さな変化に気づけないことをより深く感じさせられた。
うーん、もっともっと聞きたい。
怖いマダニの感染症
びっくりしたのは、マダニのこと。
2017年、野良猫を保護しようとした方が噛まれて亡くなられ、その方は、マダニを媒介して引き起こす「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」という感染症で、噛まれて10日後に亡くなった。
(参照:2017.7 日本経済新聞「マダニ感染症、ネコから感染女性死亡」)
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
主にウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染するダニ媒介感染症です。 感染症法では四類感染症に位置付けられています。〈厚生労働省HPより〉
SFTSに感染してしまうと‥今は対処法がなく、特効薬もなし。
動物病院で先生方が触ろうにも、人への感染リスクもあり、なお、効果的な処置方法もないということで、現場も大変な様子。
西日本では、感染が増えつつあるということで、ここ4〜5年で蔓延する可能性もあるとか。猫を外に出すリスクをまざまざと感じる‥怖い。
猫や犬に触って感染症で死ぬなんて、誰も思っていない。数年後には、もっと注意喚起されているかもしれない。
今は、ネットでたくさんの情報が得られる分、確かな発信元かどうかが重要。現場の獣医さんによる確かな情報は、何よりありがたい。
セミナー終了後に、質問コーナーが設けられた。
すぐ吐いてしまう福助のことを質問しようかと思ったら‥たくさんの手が挙がり、すぐに時間切れ。
なんでも東京のセミナーでは、誰も手を挙げないそうな。
「そんなん、この機会に質問せな損やん!」という関西人あるあるの光景。
次回は、受付で質問を書いて、平等にくじ引き形式がいいかも‥と、いつものくせで運営を勝手に考えてしまう。
「飼い猫の異変に気づけるのは、飼い主だけ」
セミナー終了後、そう肝に銘じた私は、最近少し食欲がない黒助を病院に連れて行った。
検査結果は良好。
診断は、ストレス or ご飯に飽きた。のかも‥とかかりつけの先生。
神経質&グルメな彼と、20歳まで一緒に過ごせますように。
高級なカリカリ、よろしく。
<Pick up ★>
服部先生は、本もたくさん。読みやすくて好きです♪
確かに。 食欲の変化もですが、トイレの仕方やオシッコの臭いとかは、体調に変化があるかどうか、目安になるかも。食欲なくなったら少し様子を見て考えたり。 3ニャンともまだまだ元気で過ごして欲しいですね(^^)/
オシッコが臭くないというのは、腎臓の機能が低下している‥ともお話されていました。あと、飲水量の把握も大事だそうです。が、3にゃんいると、トイレも、お水も‥把握が難しいですが、できるだけ目を配ります。
黒ちゃんは、病院でもらったカリカリのサンプルが気に入ったらしく、食欲復活!← 日本原産の高級プレミアムフードでした -_- 笑
黒ちゃん、食欲復活良かったねえ。気に入ったご飯が国産で高め。あるあるですわ 笑。
すごい勢いで食べるもので、製品表示を見てみて‥納得。敏感な黒助に、我が家の家計がついていけるかが心配です。笑。