ギター&ウクレレ奏者・岡部あきらさんのCD。
ふんわり優しい響きをまとった、気負いがないナチュラルな音。心地よいインストゥルメンタルの一枚。
Matka / 岡部あきら (2013)
カフェタイムおすすめ度 ★★☆
ギター音色・堪能度 ★★★
優しくポジティブになれる度 ★★★
● リスの視点
アコースティックギターの音色は、優しい響きの中にぬくもりがある。
時に、軽快にリズムを刻み、時に、歌うかのような音色。温かさを感じられるギターの音が、私はとても好きだ。
でも、いざ自分が演奏をしてみると、そんな音を奏でることがいかに難しいかがわかる。
隊長曰く、指の動きがダイレクトに表現へ直結するので、ギターの音は、とても個性がでるらしい。
岡部さんのギターは、気負いがなくて、ナチュラル。そして、ふんわり優しく前向きな空気をまとっている。
「俺を見ろ」と意気込んだギターが苦手な私は、この自然な雰囲気に掴まれた。
このCDは、車の中、仕事中、コーヒータイム、夜お酒を呑みながら‥どんな時でも寄り添ってくれて、これまで何回も何回も聴いた大好きな一枚。
岡部さんとの出会いでウクレレも好きになった。
明るくて陽気な音を聞くと、自然に心が晴れやかになる。ついでに、行ったこともないハワイ感を楽しんでみたり。
岡部さんとの出会いは、運営のお手伝いをしているコンサートホールだった。
ギターやウクレレの教室をされていて、毎年、生徒さんによるギター&ウクレレフェスティバルを開催されている。
もう数年ご一緒させていただいていて、いつも立ち会うのが楽しみな公演。
いつ見ても、出演される生徒の皆さんが、本当に楽しそうにギター&ウクレレに向き合い、演奏されているのが印象的だ。先生との距離感も親しみにあふれている。
大人の習い事っていいな。
みなさんの笑顔と、ロビーに漂う優しい空気を感じながら、私はいつもそう思う。
音には、人柄が映る。
岡部さんの “穏やかに、周りを包み込むポジティブな空気感” が、心地よい音の秘密なのかもしれない♪
↑ 視聴できます♪
「Matka」とは、フィンランド語で「旅」の意。
私は「sunshine kitchen」と「Hang around on the way」が特にお気に入り。