今年は、例年に無く巨大な会場でのコンサートに行っている。
今年の2月の星野源@名古屋ドーム、今月はサカナクション@大阪城ホール等々。
ドーム野球場や、大阪城ホール等のアリーナだと、キャパ(キャパシティの略:会場の座席数の数や、収容人数のこと)が1万人~数万人の会場。
それを何会場かで開催すると‥コンサートツアーで、何人、いや何千?何万?何十万人の観客を集めているのだろうか。
2018年のコンサート動員
昨年(2018年)の日経エンタテインメント調べのコンサート動員人数データを見ると、もっとも動員したアーティストは東方神起の128万人。そして、B’zの108万人、嵐の89万人と続く。
女性アーティストの動員第一位は、安室奈美恵の85万人。
100万人を超える動員数って、想像もできない。100万人というと富山県の人口と同じくらいだとGoogle先生が教えてくれるが・・・いまいち実感がわかなくなってきたぞ。
2018年のコンサート動員のTop20組の中、なんと15組のアーティストのコンサートを裏方として支えている会社がある。
その会社がHIBINOだ。
今では、あまり見かけなくなったが、ステージ上のモニタースピーカーに「HIBINO」と大きく文字が入っていた覚えがある。
それが会社名だと知らなかった頃は、モニタースピーカーには「HIBINO」って書いているのが普通だと思っていた。
コンサートだけじゃないのか?!
HIBINO社は、コンサートの裏方だけでなく、様々なイベントの裏方としても活躍している。
「『音と映像のプレゼンテーター』というコンセプトのもとに、音響と映像の分野に販売とサービスの事業を展開していく。」と書かれているように、音響だけでなく、映像の分野でも様々なイベントを支えているのだ。
東京マラソンでは、大型LEDスクリーンをコース上やゴール地点に投入。大画面の映像に、完走という感激の瞬間を映し出すという、完走者にとっては涙物の演出を行っている。
最近では、バスケットボールBリーグや、卓球のプロリーグの会場で流す映像なども担当。
成功の裏にHIBINOありだ。
雑誌でもよく目にします。
音楽/音響雑誌などでも、よく見かけるHIBINOの文字。
コンサート制作の裏側や音響デザイン/技術に関しての取材では、担当の方が執筆を担当して、色々な情報から先人の考え方、技術者としての哲学を教えてくれている。
これまでに読んだ雑誌の中で印象に残った、HIBINOの音響エンジニアさんが答えていたインタビュー記事。
創りて側の贈り出す音楽を聴き手側がいる空間にちりばめ、そこに『心地よさと感動』を満ち溢れさせる。
単なる音響の技術者ではなく、芸術家の側面も持ち合わせていないといけないんじゃないか。
という内容のものがあった。
その記事に書かれていたように‥同じコンサート音響に関わる者として、音響技術をもって感動で満ち溢れさせることはまだまだ叶わないが、心地よさは常に心掛けるように意識している。
「ブログBREAK TIME」blogでは、事業紹介以外にも、現場で役立つ知識、Tipsなんかも発信されていて、これがなかなか興味深い。
これから業界へ入る若者、コンサートの裏側にちょっと興味がある人は、一見の価値ありのBlogだ。
コンサート・イベント業界をリードし続けるであろうHIBINO社。これからも雑誌やメディアで様々な情報&知恵を授けてもらえると、嬉しい限りである。ぷち期待。