隊長!発信!

私にとってのD・I・Y

中学の時「技術」の授業で、木製の折りたたみ椅子を作成した。

座面と背もたれを制作して組み合わせる椅子。横から見るとアルファベットの“X”の形をしたものだ。

木材の切り出し、角を丸くする加工、ほぞ穴開け、ボルトナットの製作まで。時には工作機械なども使いながらの授業。

 

 

実際に完成した椅子は、少々ガタガタしていて座り心地も微妙だったが、作ってみて思ったのは「以外に…自分でもできるやん。」だった。

週末大工作業

中学の頃、実家の増改築が行われた。

実家(隊長の実家は美容室)の横の土地が、更地になったので、親が購入。店舗と居宅部分を少し広げることになった。

〇〇は高いところに上がりたがる…ということか?幼少期の木登り体験が良かった?のか、高いところに苦手意識は無く、週末は大工さんに交じって屋根板の釘打ちをしていた。

 

 

親は「落ちんように気をつけやぁ~」と言うだけ。

今となっては、大工さんも、よくまぁ手伝わさせてくれたなぁと思うが、当時は1970年代。今に比べると少々、危険認識がゆるい時代だったのかもしれない。

そんな大工見習のような経験もあってか、DIYといわれる作業に対してのハードルが全く無い。

とりあえず、何かを購入するよりも、作れそうなものは作ってみたくなる性格が出来上がってしまった。

広がる守備範囲

十数年前のこと。
自宅(現在の)で雨漏りが始まった。

これは困ったぞ。大掛かりな屋根の補修が必要か…
原因を調べてみると、屋根の塗装の老朽化が要因といきついた。

どうせなら、自宅と元陶芸の工房だった建物(現在のスタジオ)の屋根も一緒に塗装しようと、屋根の総面積から、塗装費用を自動見積で試算してみると‥ちょっと驚く金額が出た。

なかなかの覚悟をもって挑まなければいけない価格だ。

悩みながら、ネット検索をしていたら、いろんな塗装の相談に応じてくれるペンキ屋さんを神戸に発見。

訪問して事情を説明すると、会長さんが「工程と手順を教えてあげるんで、自分でやってみればどう?」と一言。

会長さんがまた親切な方で、丁寧に説明してくれたあげく「できるできる!いけるよ~」と背中を押してくれて、私のDIY精神に火がついた。

 

DIYの守備範囲を拡大。
「屋根の塗装」へ挑戦だ!

 

落下対策の為に、ロッククライミンググッズを買い、安全に気を配りながら、もくもくと一人で作業。屋根塗装は無事完了した。

これまた、素人作業員の雑なところもあるが、必要十分。雨漏りも無事に止み、現在に至っている。

MBS「住人十色」

関西では、毎週土曜日の夕方に放送されている毎日放送MBS「住人十色~家の数だけある、家族のカタチ~」という番組。

この番組は私の大のお気に入り。

 

録画していつもチェック

 

毎回、個性豊かな、ちょっと変わったお家が紹介される。

新築で建てられたお家が紹介されることが多いが、最近、増えてきているのが中古住宅やマンションをリノベーションしたお家。

「ほぼ全部、自分でリフォームしました。」なんていう話を聞くと、これまた自分もやってみたい病がでてきて、うずうずしてくる。

自分の知っている木工技術を頭で組み合わせて「あぁ、これならできそうだぞ」など考えながら、番組から色々なアイデアをストックするのが楽しい。

究極の自作?

少し前に、書店で面白そうな本を2冊発見した。

 

小屋を自作する為の入門書「小屋入門」
自宅を自作する為の入門書「350万円で自分の家をつくる」

 

「小屋入門」は、作業場やちょっとした書斎ぐらいの大きさのものは出来そう。
住むには少々手狭だが「この小屋をいくつか連結したら面白いんじゃないか」「究極のミニマル生活が出来そう」…など妄想は膨らむ。

「350万円で自分の家をつくる」は、350万円で本当に家が作れそうな気になってきてしまう、私にとっては危険な本。

建築確認申請書類から、いろんな構造にまつわる計算方法、そして予算表等々まで詳細に書かれていておもしろい。

各工事の項目では、必要な道具と材料まで懇切丁寧に記載され、基礎採掘工事の項には、バックホー(ユンボ=ショベルカー)とある。

ついDIYの守備範囲を広げたくなってしまう私。
次は重機の免許か?と思いつつも、さすがにちょっと待てと留まっているのだが‥

DIYに明るいリスが「え~いいやん。ユンボの免許取って、庭を開拓しよー。」とそそのかす。

屋根塗装の次は、ユンボを操る日がやってくるのか?!

DIYとは、Do It Yourselfの略語。
つまり「自身でやる」という意味なのだが。。

私にとってDIYは、「どう?いっちょう?やってみる?」という意味なのだ。

 


< Pick up ★ >


350万円で自分の家をつくる改訂カラー版 [ 畠山サトル ]


小屋入門建て方、買い方、楽しみ方 小屋のすべてをやさしく紹介!【電子書籍】[ 地球丸 ]


小屋入門(2) 自然暮らしの本 「小屋」は、いちばん小さくて安い人生の楽園だ! (Chikyu-maru mook 別冊LOG HOUSE M)


小屋入門(3) 自然暮らしの本 自由な人生には小屋が必要だ! (CHIKYU-MARU MOOK 別冊LOG HOUSE M)

ABOUT ME
Taicho
studio untrapのサウンド担当。美容院の息子に生まれた影響からか。第一印象の人当たりは良し。「早く家に帰りたい」と「大丈夫、何とかなるじゃない~」が口癖。無難かつ合格ラインを見極めて進む『良い塩梅』派。
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POSTED COMMENT

  1. Yuki より:

    屋根塗装!凄いですね。知人に、2人、ほぼ お一人でお家を建てられた方がおられますよん。超楽しそうでした♪ DIY(出来るよ。家。やってみたら?) m(__)m無責任でした。

    • Taicho より:

      夏にはやらない方がいいということを認識した屋根塗装でした。家ですが…まずはキャットハウスくらいから始めようと思ってます♪