隊長!発信!

自動化は運転だけじゃない

ロールスロイスか?軽自動車か?

当スタジオは、琵琶湖の湖西側に位置している。

夏は、京都大阪から琵琶湖の北部や福井県への海水浴等へ向かう車で、湖西道路(湖西バイパス)の渋滞が頻発。

我が家にとっての湖西道路は、日常の生活道路。よって、この夏休み渋滞に巻き込まれてしまうことも、しばしば。

 

 

ちょっと進んで止まる、ちょっと進んでまた止まる。
この動作を繰り返す度に、あぁ自動運転なら楽なのになぁといつも思う私。

昔から、自動車の運転はあまり好きではない。
できれば、助手席=隊長指定席というのが希望。

もしも‥無料で、ロールスロイス or 運転手付きの軽自動車を差し上げます!となれば、私は間違いなく運転手付きの軽自動車を選択する。運転から解放されたい気持ちがひときわ強い。

あぁ、早く運転しないでいい世の中がやってこないものだろうか。

Google先生に「自動運転」について尋ねると、「自動運転には賛否両論」「自動運転には段階(レベル)がある」「完全に人が運転しなくていい時代はまだまだ先」等、いろいろ教えてくれた。

私の望む完全自動運転化は、まだまだ先の様相だ。

自動化という言葉に弱い

昔から「自動化」という言葉に弱い。

自動化‥人手によらず、機械やコンピューターで行うようにすること。

難しい話ではなく、手洗いだった「洗濯」が二槽式洗濯機を経て全自動洗濯機になったのも、ある意味自動化。

私の「自動化」好きは、ゲーム開発会社にいた時、作業の自動化についてプログラマーから手ほどきを受けた事が大きく影響している。

山ほどある効果音のファイルを、作成した順番に整理しようと四苦八苦していたら、「それ、大変そうですね。バッチファイル作って〇〇が自動化できるようにしましょか?」と声をかけられた。

バッチファイルって何?自動化できるってどういうこと?
…と、不思議そうな私を横目に、カチカチとキーボードを打つプログラマー。

 

 

「はい、これでOK。次からはキーボードで〇〇と入力したら勝手に出来ますので…」と言い残して、プログラマーは去っていった。

その日から、自動化の虜になった私。
ことあるごとに、そのプログラマーを捕まえては「これを自動化してくれ~」とお願いする日々。

「自動化によって、楽できることは楽しよう」思考の完成である。

自動化の波はいろんなところに

最近では、レコーディング、音楽制作、音響の分野にも自動化の波がやってきている。

音響の現場では、リファレンスCDやエンジニアの生声等を使って、コンサート会場のスピーカーの音質を調整していたのだが、今は、自動音質補正が普通に使われている。

自動音質補正とは、音質補正用のソフトウエアやハードウエアの力を借りて補正するというもの。

CDの音源やエンジニアの声「ワン・ツー」で調整をしていた時代から、音質補正用の音「ザー」「ザー」という一見雑音のような音の裏で、機械が勝手に調整をしてくれているという時代になったのだ。

レコーディングの現場でも、今まで人の手でやっていたことを自動化するソフトも登場。

 

 

歌入りの楽曲調整では、歌の聞こえにくいところはちょっと音量を上げたり、声が少し大きいところは音量を抑えたりということをしているが、その作業も自動化できるソフトが存在している。

だけどさすがに、そのソフトだけでOKみたいなことはなく、最終的には人による微調整が必要。

自動化は、明確な判断基準があるものは適している。
だけど、好みによって“正解”が変わるような曖昧さを備えているものについては、人間の判断とさじ加減が必須だ。

そんな観点と自動化が難しい作業(マイクを立てる等)を伴う業務内容があるため、レコーディングエンジニアは、なくならない職業という枠に入っているらしい。

「自動化できることで、人の仕事が無くなってしまう」なんてことを危惧している意見もあるようだが、効率重視派の私としては自動化大歓迎である。

ただし詰まるところ‥音の好みや、その方が想像するイメージを共有することが一番難しい。
いっそのこと、イメージの共有までも自動化されると便利か?と思った矢先‥

 

 

私のダークな心模様が流出するのは困ると気づいたのであった‥。

ABOUT ME
Taicho
studio untrapのサウンド担当。美容院の息子に生まれた影響からか。第一印象の人当たりは良し。「早く家に帰りたい」と「大丈夫、何とかなるじゃない~」が口癖。無難かつ合格ラインを見極めて進む『良い塩梅』派。
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