帰り着くまでがライブ

帰り着くまでがライブ

今朝のインターネットニュースサイト。
県内で開催された大きなイベントでの転落事故のニュースを目にした。
(→ イナズマロックフェス:女性スタッフ転落重症

事故が起こった要因などについては、今後の調査が行われるとして、コンサートやイベントのお仕事に携わらせていただいている当スタジオも他人事ではない。

特にイベントやコンサートは、楽しく華やかに見える反面、いつもリスクと隣合わせ。
リスクマネージメントは、いつも課題だ。

音響も安全に…

弱小自営業の為、私達が大きなイベントのお仕事をすることは皆無。

巨大なスピーカーを吊ったり、組んだりなんてことはないけれど、それでも、会館から機材を借りてコンサートを行う時、スピーカーを何段かに重ねることはある。

「エッチラホイ」とスピーカーによじ登り、親亀の背中に子亀をのせるかの如く、何個かのスピーカーを重ねて行く。

スピーカーは、それなりの重さがあるので、重ねていく作業も、時には重労働。スピーカーの塔が出来た後は、ラッシングベルトと呼ばれる固定ベルトで転倒防止を図る。

安全対策を施して、ようやく設置完了なのだ。

 

 

スピーカーをスタンドで立てる時も、何かの拍子に倒れた場合を考えて、スタンドの足の向きを調整している。また、子どもさんが多いコンサートでは、近づかないよう柵の設置や人員配置を行うことも日常。

お客様、出演者、スタッフ含めて、安全対策は必至です。

ひっかけ防止には

ステージ上にも、いろいろな危険が潜む。
コンサートによっては、ステージ上にはマイクやスピーカーをつなぐケーブル類が多数行き来している。

最近、隊長がステージ上、何もないところで勝手につんのめっているのは置いておくことにして…

コンサート中、ステージ上は暗くなるせいか?はたまた、人は足元をあまり見てなくてまっすぐ未来だけを見つめるせいか?対策しておかないと、ケーブルにひっかかりつまずくことがある。

その為の対策として、行き交うケーブルの上にマットを敷いて、養生テープで留めて行う、つまずき防止作戦。

コンサートシーズンには、工事現場さながら養生テープが消費されていくのだ。先日も秋に向けて養生テープの在庫をチェックしたばかり。

 


※一般的に市販されている養生テープを使用。場所によっては、黒い養生テープや明るい色の養生テープを使う。

お家に帰るまでお気をつけ下さい

経験上、コンサートやライブ(観覧しても出演しても)終了後には、いつも以上にテンションが上がっている。

それなりに重労働な撤収作業を行った後で、身体は疲れていたとしても、アドレナリン効果か案外シャキッとしている。

しかし、これが少々危ない。
気持ちが落ち着いた頃には、急に疲労が…眠気が襲ってくる。

うちはそうなると、運転手を交代したり、コンビニでちょっと休憩して、無理をせずに帰宅することにしている。

「ライブはお家に帰りつくまでがライブ。帰宅中に事故ったらライブが台無しになるよ。」と、遠足理論を持ち出し、皆に声をかけあう。ちょっとした声がけからの意識付けも、安全対策の一つだ。

起こらないでほしい、起きるわけない、と皆が思っている。
でも時として、事故やハプニングは起こり得てしまうし、耳にする度、身が引きしまる思いだ。

転落事故にあった女性スタッフさんの回復を願いながら、秋のコンサートに向けて、私達もより安全な遂行を心がけたい。

皆々様、イベント&コンサート後は、どうぞ安全にご帰宅くださいませ。

 

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