さて、今週も月曜日がやってきました。
大抵は、記事の内容を前週に検討下書きなんてことをやっておくのですが、先週なんだかんだと予定が詰まっていたので記事内容を精査できずにおりました。
で、週明けの今日。
いよいよ切羽詰まった感が出てきて焦り始めた時に…スタジオに一本の電話。勧誘系TELである。
留守番電話をヘビーローテーション
電話は、ウェブサイトに関する勧誘電話。
うちはスタジオとCDショップのサイトを運営しているので、たまに検索対策について電話がかかってくる。
明らかに「?」な勧誘電話は、丁重にお断りするのですが、たまに「これは?何の話?」という不思議系の勧誘電話があったりする。
電話に出られなかった時は、丁寧に留守番電話へ案内内容を伝言してくださる方もいる。
そういえば、こんなことがあったと思い出した。
ある日、留守番電話の伝言メッセージを聞いたリスから「何を言うてるんやろ。ちょっと聞きとってー」と、
数多くの音声収録、編集をやってきた私に白羽の矢がたった。
文中の矢印はイントネーションの上げ下げ。あ~文章では癖がイマイチ伝わりにくい…。
職業柄、音声の収録を担当させていただくこともあり、アクセントやイントネーションには敏感な私。
この方の話っぷりは、芸人「中川家」が真似をしている駅員さんアナウンス?かと思われるような癖の強さ。いいキャラだ。
イントネーションが独特な上、若干、自分の話方に酔っているのでは?と感じられる話っぷり。
その上、この音声収録百戦錬磨な私でも大切なポイントが聞き取れない…というおまけ付き。
うーん、おもしろい。
なかなかの癖の強さ上、消去するには惜しいデータに思えて、伝言メッセージをしばらくの間保存することに。ヘビーローテーションで聞いて、話し方のクセなんかを観察してみた。
お笑い芸人の方々は、こういう場面などからネタが生まれるんだろうか?
ちょっとお笑い芸人になった気分だ。
ついに登場、初会話
留守番電話のメッセージを聞いてから、数日後。
その方から電話があった。
たまたまリスが電話にでたのだが…何かがおかしい。
最初に一通り電話の主が説明をしていた様子。
質疑応答になった時に、受け答えのテンポが変わった。
相手:「え~~~▽▽ですか、▽▽でしたら××かと思います。」
リス:「そういうことではなくって、○○をした時にどんな結果が想定されるのかを聞きたいのですが?」
相手:「えーーーその場合はーー××の観点からですねぇ。」
リス:「いぇ(*そういうことを聞きたいんじゃなくって)…はぁ…」
( ) カッコ内*の部分はリスの心の声
明らかに、こちらの質問に対しての答えが返ってきてない様子である。
どうやらマニュアルでの受け答えを超えたところ、返答が宙に浮き始めたらしい。
電話営業マンのお仕事は、相手の顔も見えない中、会話のみで交渉していくので大変なお仕事。
それゆえ、マニュアル以外のシチュエーションが起きた時に、その人の本質があらわになるのはよくあること。
リスの若干のイライラ感が伝わってくる受け答えを横で聞いていたのだが、そんなことよりも‥
相手のイントネーションが留守番電話の時と同じだったかどうかが気になってしょうがなかった。
電話が終わった後、すかさず聞いてみる。
「で、イントネーションは、留守番電話の時と同じやった?」
「質問したあたりから、駅員さんは見当たらなくなった。」
悲しい…せっかくあのイントネーションを期待してたのに…非常に残念。
そこは、留守番電話に残したメッセージのイントネーションでいかないと、キャラの良さが消える。
私が電話にでていたら、もっとそこをひきだしてあげたのに。もとい、営業に応えてあげられたかもしれないのに。
と、そんなことをリスに話したら「何の視点?それと営業は関係ないし。」と一喝されたことを思い出した。
イントネーション勧誘は、理論派のリスの心は揺さぶらないようである。