最近、毎日見かける「新型コロナウイルスワクチン接種開始」のニュース。
学校の講堂や体育館など一か所に介して行う学校での予防接種とは違い、密にならない工夫が必要な今回。
電話で問い合わせを受ける役所の方の様子が報道されるたび、我が家では「大変やな‥」という話になる。
ある種、相当なイベント感
「大変やな」の言葉の真理としては、案内~接種~管理という一連の流れを想像した時に漏れ出たといった感じだ。
内容が違うので一緒にはできないが「大勢の人々に案内をして誘導をする」というコトに関しては、コンサートやイベントと一部の流れは似ている。
それに加え、医療従事者の確保、ワクチンの管理、誰が接種したのかの管理、という重要な要素が加わるわけで…考えただけで、大変すぎる。
こういう時、自分の中で何かしらの経験と結びつく事項があった場合、リアルな想像ができる。
今回のように、誰にとっても初めてのこと、そして、急ぐ必要があるということは‥通常の業務をしながら、関係各所が調整して準備されていることを思うと…相当大変なはず。
「いつになったらワクチンが打てるんだ!」「早くしてほしい!」と怒る人の心理がわからず、「そんなに簡単なことではないのだよ」とニュースを見ながらつぶやく私達。
接種に携わる方々は今、「一般」「受付」など札をさげて当日の流れをシュミレーションしている光景も見かけるが、接種する側のシュミレーションは個々にするしかない。
・案内がきたら、きちんと読む。
・接種時、持参する記入書類があったら、しっかり書いて持っていく。
これが結構難しい。
書いてあっても面倒くさいから読まない。“聞いたらいいや族” が一定数どこにでもいる。
コレを大勢の人が行うと、それだけで人員が必要となり手間がかかり、これまたスピードが落ちる。
そのサイクルを遠めに見ていて、自分でちゃんと読んで準備してもらえないかねと言いたくなるが、自分の親も同じようなことをしているので、なんとも言えない気持ちになる。
高齢者の方々にHPを見てくださいともいえないだろうし、紙ベースでの案内が必要となると、印刷も発送もしなきゃいけない。
とにかく膨大な仕事量。
ご苦労様です…ありがとうございます…と心から言いたい。
他業種パワーを活用?!
ニュースで紹介されていたが、ワクチン接種の広報や運営に…他業種(ここでは医療関係以外)のノウハウを活用する案がでているとあった。
どういうことかというと…
ワクチン接種の案内や問い合わせ窓口には、旅行業界の受付業務のノウハウやシステム。
会場の案内や動線誘導には、航空業界のグランドスタッフの力を活かせるのではないか等々。
現状、新型コロナの影響が大きく出ている業界。
旅行や航空業界の力と経験を借りつつ、雇用にもつなげるという試みのようだ。企業収益の点からも、意味のある連携ではないかと考える。
確かに、一般からアルバイトを雇って業務にあたってもらうよりは、ノウハウも経験も活かせる部分は多いはず。
ワクチン接種がはじまったことにより、JALやANAの空運株があがり期待が高まっているとうニュースもあった。
旅行ができる日も近い!という期待の表れだと思うが、一方、集団接種ではなく、かかりつけ医での接種を進める場合、相当な時間を要するので、年内いっぱいかかるという意見もある。
音響・照明チームの技が、コンサートでめいっぱい発揮できるのはいつの日やら。
ちなみに、高齢ながら元気な母は「筋肉注射なんて痛いし、イヤやわ。」と一言。そういう意見もあるのです。
接種は選択できるというが、あなたは、ワクチン打ちますか。打ちませんか。
私達は順番が巡ってきたら打つ予定。
……たぶん。
まだまだ先の話だと思って気持ちをごまかしていますが、注射が嫌なのは、いくつになっても確定事項です。