先日、京都の岩倉にあるパン屋さんに行った。
以前から数カ月に一度は通っている、我が家お気に入りのパン屋さん。久々訪れてみると、何やら店内の様子が違った。
レジ周りが改装されて、自動支払い機(お金を入れると、釣り銭が勝手に出てくるヤツ)が、導入されていたのだ。
スーパーなどで、最近よく見かける、支払いをタッチパネルで行うレジ。これらは “セミセルフレジ” と呼ばれているらしい。
うちの近くの道の駅「妹子の郷」地元産直コーナーでも、“セミセルフレジ” が導入されている。
ちなみに、平和堂やイズミヤなど大手スーパーに設置されている、商品ピッピ(バーコード読み取り)から支払いまでをお客様が完結するレジは、“フルセルフレジ“ と呼ばれているそうな。
スーパーで見かけることが多くなった“セミセルフレジ” だが、小規模店舗で導入されているのを見たのは初めてだった。
時短で嬉しいセルフ支払い
街中のパン屋さんでよくある購入システムと言えば…
買いたいパンを、トレイに乗せてレジまで持って行き、会計をお願いする。そして‥
店員さんが金額をレジに入力し、支払額を計算。
↓
店員さん:パンを袋詰め / 私:お金を用意して待つ。
↓
現金のやりとり
↓
商品とお釣りをもらう。というのが一連の流れ。
今回、自動支払機があるので、
店員さんが金額をレジに入力し、支払額を計算。
↓
店員さん:パンを袋詰め / 私:セルフレジで支払をする。
↓
商品を受け取る。
なんともスムーズな運び。
店員さんを待つことなくお金のやり取りができて、時短効果も抜群。私にはとても嬉しい仕組みだ。
衛生的な面はどうなの?
お金は雑菌・細菌の宝庫と言われることがある。
不衛生だと言う点から、「現金を使いたくない。」という人も中にはいる。
パン屋の店員さんがお金に触れることなく、商品をやり取りできることからも、セルフレジは衛生的で良いシステムなんじゃないかと思う。
そういえば京大病院にあるパン屋さんに寄った時、こちらもセルフレジだった。
レジには「衛生面から、店員は現金に触りません。」という掲示があり、なるほど!と感心したことを思い出した。
そのうちに、感染症の予防の一環として、セルフレジの内部に紫外線殺菌装置や、現金洗浄システム対応なんてのが登場してくるんじゃないかと考えてしまう。
ちなみに、硬貨と紙幣を比べると、硬貨の方が衛生面では優れる。その中でも、10円玉は銅の殺菌作用が働いているので一番優れているんだとか。
店員さんとのコミュニケーションは希薄に?
便利だと思われるセルフレジだが「店員さんとのやりとりが無くなって素っ気ない。」「コミュニケーションがとれないのが味気ない。」なんて意見もあるそうだ。
「セルフレジにつき、店員に話しかけることはご遠慮ください。」なんてことにはならないだろうに、どういうことか、最初ちょっと意味がわからなかったが、どうやら‥
「最後まで接客されている気分にならない。」
「途中で放り出された感じ。」
「本来、店員がすべき仕事を、なぜしなくてはいけないのか。」
という少し怒りを含んだようなご意見もあるらしい。
顔を見てのやりとりもサービスの一環?
確かに、支払い時、お客さんはセルフレジの画面に向き合うことになる。
店員さんとお客さんが、顔と顔とを合わせない時間が増えると、ちょっとした挨拶や、やり取りは少なくなるかもしれない。
その分、店員さんは違うことに時間を使えるようになって、もっと有益なサービスも生まれてくるかも、という発想の転換を思うのだけど、今までの “普通” が変わる時は、様々な意見が飛び交うのも常。
私はスムーズなレジタイムを快適に感じる派。
書いていて気付いたが、レジタイムにコミュニケーションを求めていないのかも。
ただ・・・
吉本新喜劇の「はい。おつり三百万円!」と言うやり取りが、理解されなくなって行くのは、確かに味気ないかもしれない。
★Pick Up !★
パン屋さんのセルフレジに「お釣り・小銭を減らすテクニック」と書かれた案内が掲示されていた!!