道の駅「妹子の郷」にて
お山のスタジオから一番近いお店‥道の駅「妹子の郷」
平成27年8月オープンした「妹子の郷」は、京都から湖西地域をつなぐ湖西道路の和邇 (わに)インターチェンジにある。湖西道路上で唯一の休憩施設。
近江牛を使った豪華メニューが並ぶレストラン、休憩所、産地のお野菜が販売される物産販売コーナー。そして、コンビニ・ローソンがある。
道の駅からみた景色
この時期珍しい…雪がない山々
お山から車で約5分ということもあって、こちらの物産販売コーナーにて、野菜を頻繁に購入している。安くて新鮮なので、ありがたい。
必ず購入するのが、水耕栽培のルッコラ。
スーパーでは、少量でも高いけれど、産直コーナーで買うと、¥100で充分なルッコラサラダを堪能できてお気に入り。
ちなみに「妹子の郷」の「妹子」は、小野妹子のこと。
あの遣隋使で有名な小野妹子氏は、
この滋賀県大津市和邇あたりの出身らしい!
先日、野菜を買おうと訪れたら‥店先の花苗コーナーに並んだお花に足がとまった。
こちらは花苗も質が良く、とても元気で安いので、度々連れ帰っている。
暖冬だし何か植えようかな、と見ていたら、あるPOPが目に入った。
リアルな世界に一つだけの花
なんと、こちらのプリムラは「世界に一つだけの花」らしい。
「世界に一つだけの花」と言えば、SMAPの歌。
歌詞の解釈でいうと「世の中皆すべてオンリーワン」という意味合いがあり、同じものは一つとない。
だけど通常、お花の色や形は、コントロールされている。
「赤」や「黄」「八重咲」とラベルが付き、同じ種類のものがずらっと並び販売されている光景がほとんどだけど、こちらのプリムラは…
‥「世界に一つだけの花」は、花色・花形をあえて固定していません。
むしろ、花色・花形が一つ一つ異なるように毎年こんな花が生まれたら素敵だな!とパレットで色を合わせるように願いを込めて交配した花を咲かせています。…(店頭POPより)
確かに、花色も花弁も様々だし、葉も形も全然違う。
まるで別々の花のよう
しかも、生産者は、京都府立桂高等学校の園芸ビジネス科。なんとも発想が楽しい。
帰宅後調べてみたら、2008年からこの「世界に一つだけの花プロジェクト」がスタートし、毎年近隣のホームセンターなどに出荷されているそうな。
POPを読んだ私は、なんだか楽しくなって、連れて帰るお花選びをはじめた。
結局、選びきれず、2つの「世界に一つだけの花」を購入。
育てる楽しみ
春になると、ホームセンターに並ぶ花苗を買って、テラスに植える。
ある春のテラス
スタジオの庭に植えてしまうと、“ 鹿のご飯 ”になってしまうので、リビング横のテラスで小さく鉢植えを展開している。
お花は、切り花も綺麗だけれど、私は育てるのが好き。
長雨や積雪でダメージを受けたり、虫がついたり、思うようにいかないことは多々あるけど、成長していく様子を長く楽しめるし、選定した花は花瓶でも楽しめる。
買ってきた花苗を植え付け。結局、他のお花も一緒に連れ帰った。
6苗で¥870
植え付けは、水はけのいい土を作るために、園芸用の土に「赤玉土」を混ぜる。バケツなどで混ぜまぜ。
あと、肥料も混ぜまぜ。肥料は、植え付ける少し前に土になじませてから、植え付けるとなお良し◎
これらは、以前ホームセンターの園芸講座に参加した時に教わったコト。
無料参加の園芸講座で学んだことは、とても勉強になり役立っている。
先生のお話で印象に残っているのは “ 土づくりの大切さ & 水やりの仕方 ”
植物は、水や養分を求めて、根を伸ばしていく。
育て方によく明記されている「土の表面が乾いたらお水をあげましょう」というのは、理にかなっていて、お水のあげすぎは成長の妨げになる。
先生の印象的な言葉。
お水の先やリはダメですよー。
人間も、のど乾いてない時に、乾くだろうからって、無理やり飲まされたらイヤでしょ。乾いてからにしてあげてよー。
なるほど納得。
自己満足ではなく、植物を大切にするにも、思いやりが必要ということだ。
世界に一つだけの花は、まだ寒い気温の中で、今日もかわいく咲いていた。
2月にお花を植えるなんて、雪の多いこの時期あり得なかったが、植え付け作業をしていても、全然寒くない。
暖冬なら、暖冬で、楽しみかたはあるもの。
偶然の出会いから、少し早く華やかになったテラスを時々眺めることが、仕事の合間の小さな楽しみである。