高校野球を見て思うこと

高校野球を見て思うこと

今年の夏の甲子園は、100回記念大会。

連日連夜、各局、試合の模様を放送している。バラエティ番組では、高校野球にまつわる番組が組まれたり、「熱闘甲子園」では、嵐の相葉君がMCを務めたり、記念大会ならではの注目度が伺える構成。

TVのリレー中継を見ると、全力疾走で攻守の交代を行う高校球児が目に入ってくる…と同時に、試合を進行させる球審、塁審の機敏な動きがどうも気になってしまう私。

高校野球・審判で検索してみる

 

 

「高校野球の審判」について、Google先生に尋ねるといろいろなことを教えてくれた。

登録制・講習を受ける・練習試合で経験を積む・出張費と弁当は出るが基本無報酬・ボランティアが多い、等

なんと、審判がボランティアとは初めて知った。
近年では若い審判員が不足、後継者の獲得も重要課題なんだとか。

私なんぞは「試合の進行、判断をボランティアに頼るというのは無理なご時世じゃない?」と思ってしまう。
夏の炎天下の中での仕事環境の他に、高校野球審判をとりまく環境には、なかなか厳しいものがありそうだ。

「高校野球の審判」で検索していると、「誤審」という単語が関連するワードとしてヒットする。

「誤審」かぁ…

アウト、セーフ?

高校野球ではないが、大学時代にソフトボール関西学生リーグ戦の塁審をしたことがある。

球審はちゃんとした専門の審判員が派遣されて来られていたが、塁審は試合をしていない大学から出すことになっていた。各大学から出される塁審は、たいていは一回生部員の仕事だ。

“事前に審判の講習を受ける”なんて事も無く(もしかして、代表だけ講習を受けて他の人へ、講習内容を伝達するってことだったかも知れないが、記憶は定かでない)、日々の練習や紅白戦で、塁審を経験しているので「まぁ、なんとか務まるだろう」と思っていた。

試合開始前に球審から「アウト、セーフは元気な声ではっきり言うこと。ジェスチャーは大きく。」という指導?があり、試合開始。

その時、私は一塁塁審に配属された。
三塁塁審に比べてジャッジする割合が高いことに少々緊張しつつも、打球が飛ぶたびに機敏に動き、球審の指示に従って、大きな声とアクションでジャッジするようつとめた。

 

振り上げた手は…

試合の進行にしたがって緊張もほぐれてくる頃に事件は起こる。

内野ゴロが転がった。
ややセーフ気味(いや、明らかにセーフだったと思う)だったが「アウト!」を手を上げてしまったのだ。

「あ、やってしまったか?」と思ったが時すでに遅し。
球審の「君ねぇ~、もうちょっとしっかり見てよ~」なんていう視線があったかどうかは不明だが、塁審がアウトというものはアウトである。

若干、アウトを宣告された選手からの視線を感じたものの、ベンチから監督が塁審に迫り猛抗議なんてことは無く、試合は淡々と進んでいった。で、試合終了。やってしまわれた側の大学が敗戦した。

試合終了の挨拶の後、やたら勝った側のベンチが騒がしい。ベンチから聞こえてくる言葉の中に「ノーヒットノーラン」という言葉があった。

「え?ノーヒットノーランだったの?もしかして、”あの”アウト宣告がなければ、このノーヒットノーランという記録は無かったのでは?あちゃ~、そうそう無い試合記録を演出してしまったのか。」

 

 

今でも「いや~あれはセーフだったよな…」なんて思い出すし、その度に、ちょっとだけ複雑な気持ちになる誤審体験である。

「誤審、誤審」というけれど

夏の炎天下‥途切れない緊張感の中‥
正確な判断をしないといけない審判への負担は計り知れない。

ましてや今年の猛暑。球児にとっても過酷だと思うが、審判も右に同じ。
ただの日常生活でさえ暑さで判断が鈍る中、グラウンドの温度は50~60℃、体感温度は45℃くらいと言われている。

目の前でおこったプレイをジャッジする。
ただそれだけのこと。でもその瞬時の判断には‥とてつもなく重い責任がある。

”このジャッジで甲子園への出場如何が決まる”というプレイ時、審判の精神的負担は知る由もないが、想像しただけでもキャ~ってなってしまう。

今ならTV中継で録画もされているだろうし、ジャッジを助けるシステム(ビデオ判定等)もいろいろとあるんだから、高校野球でも導入すればいいのにと思う私。

高校野球でのビデオ判定が取り入れられない背景には「高野連は、誤審をなくすことよりも審判の名誉を守っている」という噂もあるけれど、それならば尚更導入したほうがいいのでは‥。

高校野球時の熱戦を見ながら‥
試合をする側、審判する側のストレスをいろいろなテクノロジーを導入して減らす方法について妄想を繰り広げている私であった。

球児にとっての一戦は一生モノであり、審判にとっても同じだ。そして、みんな人間だもの。

明日は、いよいよ決勝戦。
高校野球に関わる皆様の熱いプレイを期待しています。




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