2021.6.13(日)に開催された「雨宿りには音楽を」通称、雨音。
オーガナイザーは、ギター/ウクレレ奏者であり、講師の岡部あきらさん。
「とても素敵なイベントに関われたなぁ」と余韻もそこそこに…片付けをしたり、データをまとめたりしていると、もう早くも一週間が経過。
たまった疲れは和らぎつつも、終わった!という高揚感や達成感はちょっと少なめ。
なぜならば、次への準備がはじまっているからである。
空間演出に彩られた会場・白汀苑
滋賀県大津市の北部、近江舞子にあるびわ湖畔の白汀苑。
今回は、サマソニやフジロックといった大きな野外フェスをも手掛ける空間演出家集団Hidari-KiKi CREATION の小林響さんが「雨宿りには音楽を」を彩った。
仕込みは、4日前からスタート。
仕込み初日は、隊長も設営に伺って、野外ステージの設営をお手伝い。
びわ湖畔に組み立てられた仮設舞台の上に、柱を立て、照明などを仕込む。
トラスと呼ばれるアルミ製の柱を利用して、形作っていくのが一般的なのだが、今回はトラスは使わず。
「トラスだと、周りの風景から浮いちゃう感じがして…だから、このイベントは木材を使って作ります。」
聞くと、このステージセットを使用するのは、今回が初。
「いや~コロナ禍。時間があるでしょ。なので、一から設計して作っちゃいましたよ。」と語る、響さん。
朝、柱建てからスタートした作業は、男性5人+重機パワーを借り、屋根のテント貼り、舞台美術や照明を設置して、ようやくお昼過ぎに完成。
微力ながら、音響機器をインパクトドライバーに持ち替え、設営に励む私。
その後、もう一つのステージの舞台美術を設置して、隊長の任務はこの日で終了。
なかなかの重労働。
翌日は、筋肉痛か?五十肩か?腕を上げる度に、ズンと痛みが走る体になっておりました。
びわ湖畔にできた、2つの素敵なステージ
アマオトステージ&アジサイステージ
雨音商店
チラシやパンフレットの印刷物、オリジナルグッズ、会場内の案内サインなどは、リスがデザインを担当した。
グッズは、Tシャツ(2種)・シェラカップ・ステッカー(5種)・バッグ(5種)・マスクに、今治マフラータオル、長傘やおりたたみ傘、ポンチョなど雨グッズも色々。
タイトなスケジュールでひーひー言いながら、何とか駆け抜けた数週間。今となってはすでに懐かしい。
「いらっしゃいませ~雨音商店にようこそ!」
前日から搬入して、商品陳列とディスプレイ、当日は販売までを担当。
いつもリスノ雑貨店では、バーコードとiPadで会計をしているものの、今回はレジスターで全て手打ち。
イベント開催前の数日は、夜な夜なバッグやステッカーを袋に入れたり、レジの練習をした。
内職もお手の物
レジスターの使い方もマスター♪
やったことないことをするのは大変だけど、それがまた楽しかったりする。
ましてや隊長は、今年になって、リスノ雑貨店に雨音商店と、レジ係を任される機会が増え‥「レジ打ちできるレコーディングエンジニア」となったのも、ちょっとウケる。
この後の雨が心配だな…と、空を見つめる店長
会場では、集めて景品交換!シールラリーも開催。
これもアイデアはオーガナイザー
雨音商店で¥1000のお買い物ごとに1枚、各SHOPでの買い物やWORKSHOPの参加で1枚と、シールをためていくと‥5・10・15・20枚ごとにグッズがもらえるというもの。
「こんなに景品もらっちゃって…いいんですか?」
と皆さん楽しそう♪
しっかり20枚までためて下さった方も数人いて、「たまったよー♪」と持ってきてくださる笑顔を見ると、こっちまで嬉しい。
こういう楽しみやコミュニケーションは、イベントならではのもの。
昼は発表会、夜はライブ
昼間は、オーガナイザーである岡部さんにギターやウクレレを習う生徒さんの発表会。
毎年私達は、秋の発表会のお手伝いをしていたので、生徒さんのお顔も、昨年演奏した曲も覚えていたりして、会話にも花が咲く。
皆さん、緊張しておられたものの、琵琶湖にむかっての演奏は、格別だった様子。出演後の笑顔が眩しく見える。
野外のイベントということもあって、各々好きな場所で演奏を見たり聞いたり、ご飯を食べたり、来場者数のコントロールもされていたので、全く密にならず、優しい空気が漂う。
びわ湖のさざ波も、これまたいい感じ。
華を添えてくれたフラダンス
野外イベントは、何より天気が問題。こればかりは、どれだけ頑張ってもコントロールできない。
この日は、降水確率70%の雨予報だった。にもかかわらず、午前中に少し雨が降っただけ。
暑すぎず、雨も降らず‥「雨音の神様が恵みをくれたんだね」と話している人もいたけれど、本当にそうかも、と思うような心地いい時間が流れていた。
あちこちで見られた絵になる光景
今回のイベントでは、京都の一条寺フェスの撮影チームが参加してくださっていた。
昼はドローンが飛び、夜は、岡部さんのライブをYoutubeで生配信するという豪華さ。
カメラは何台も設置され、砂浜に敷かれたレールを走るカメラから見たアングルも、舞台袖から演奏者の横顔も撮影されて‥さすがのシゴト。
ステージ横からハンディカムで撮影中
夜のライブは、灯りがあたたかくて、これまた圧巻。
隊長が装飾をつけ、リスは後ろのタペストリーをデザイン。
大したことしてないくせに、ちょっと嬉しい。
Youtubeのライブ配信も、これまた素敵な映像となっていて、何度も見てしまった。
昼と夜で会場の雰囲気が変わって‥両方楽しい雨音。
中でも、夜の砂浜のミラーボールが揺らす光は、忘れられない。
幻想的なびわ湖畔
オーガナイザー”岡部あきら”
かれこれもう10年近く、毎年一回は出会う機会があったのだけど、こんなにがっつり岡部さんと一緒に過ごしたのは初めてだった。
こんなにパワフルでタフで、ぶっ飛んだ人だったとは思わなかった。(賛辞)
今回、春に、このイベントの話を聞いた時、久々にやりたいなと思った。
イベントは、規模が大きければ大きいほど、関わる人が多ければ多いほど、雪だるま式に作業もやることも膨れ上がる。
コンサートの開催もたくさんの準備を要するけれど、ある程度決まった方法やルールがあるので、よほど変わったことをしなければ、イベントほどの大変さはない。
でもって、イベントって儲からない。
赤字になることも多いし、時給換算するといくらやねん‥というほど、時間も膨大に必要。
だからこそ、好きじゃないとできないし、この人がリーダーなら手伝いたい‥この気持ちがなければ、絶対に走り切れない。
当日を迎えてみて、オーガナイザーと関わりのある方々は、みなさんあたたかくて素敵で、第一線で活躍している人たちばかり。
私達は大して名乗れるほどの技術も経験もないけれど、日々「ぎゃー間に合わない~」といいながら向き合いつづけたことで、沢山の出会いと数々の経験が残った。
人生初のぼりも、ゆらゆらいい感じ
今の精一杯の頑張りを重ねたつもりだったけれど、終えてみれば、もっとこうしたら良かったかな…とたくさん反省も改善も思いついて、ずっと頭の中でぐるぐる。
そんな中、先日、オーガナイザーがスタジオに来てくださった。
今回グッズを大量に作ったので、まだたくさん在庫があって、今後は来場できなかった京都・大阪の生徒さんやお客様もご購入していただけるよう、通販も展開予定。
そして、リスノ雑貨店でも、雨音商店のサテライトショップとして販売していくことになった。
雨音コーナーを作らなきゃ♪
なんて思っていたら…オーガナイザーは次なる展望を話し出す。
「えーーーーーー!!いやいや、マジですか!!」
思わず大声をだしてしまった構想は、これまたぶっ飛んでいた。
私達が「楽しい」と感じるのは‥誰かが楽しんでくれている様子をみること。そして、無理かも…いや、頑張ったらイケる!と挑戦できる時だと思う。
ドキドキしながらも必死でぶつかっていくと、大抵の道は拓ける。
そのドキドキを絶え間なく与え続けてくれるオーガナイザー。
ギターやウクレレを習いたいなという気持ちもありながら、スタッフとして参加できるほうが楽しそう‥と、次なるムチャぶりをどこかで期待している。
雨宿りには音楽を‥は、これからもつづく‥♪
Team 雨音
〈Pick up ★〉
「雨宿りには音楽を」夜の部のライブ映像はこちらから。(14分13秒あたりからコンサートが始まります。)
再生ボタンを押した後、Youtubeで見るをクリックしてください♪
おはようございます。
先生のアメブロからお邪魔しました。
雨音の余韻が蘇ってきました♪♪♪
本当にすてきな催し物でしたね♡
雨音商店にいらっしゃった方々が、リスの雑貨店さんだったのですね‼︎
雰囲気のよい素敵なご夫婦(予想)ね、と思っておりました。大変お疲れ様でした。
なかなか行く機会がないですが、お店にもぜひ寄らせていただきます。
ありがとうございました
佐川麻由美
佐川様。コメントありがとうございます!
「雨宿りには音楽を」へご来場いただきまして、雨音商店へもお立ち寄りいただきまして、ありがとうございました♪ 本当にいつまでも余韻が残る素敵なイベントでしたねー楽しかったです!
はい~大津市山奥の小さなスタジオ「studio untrap」にてレコーディングをしたり、スタジオの3Fで「リスノ雑貨店」を夫婦でしています。いつの日か、ぜひ遊びに来てください~お待ちしております♪ どうもありがとうございました!