隊長の実家は、琵琶湖の東側に位置している。
当スタジオのあるお山は、琵琶湖の西側。実家まで小一時間といったところだ。
両親は今、車を所有していない。
そのため、定期的に帰って、洗剤など重たい買い物などに一緒に出かけている。
たいてい昼頃に実家に到着し、昼ご飯を食べてから買い物というパターンが多い。
その時、どこで食べるかという話になるのだが、行く場所はいつも決まっている。
シロノワールで有名なコメダ珈琲店だ。
理由は、野菜サラダとパン
以前は、和食のサガミや、丸亀製麺、彦根にあるすし店「海座」に行っていたこともあるのだが、ここ最近はコメダ珈琲店一択。
その理由というのは、父の食生活にある。
実家では、近年、朝はお餅をお雑煮にして、昼はパン、夜はご飯というルーティーンらしい。
特に父は、昼はパン食が好み。さらに、野菜サラダ付きが必須というルール。
そして、少々難儀なことに、食へのこだわりが多い。
魚は新鮮でなければ食べないし、お肉も好ましくない。
そう、親子そろってクセのある食生活のため、なかなかどうして行ける店がなく、母とリスには文句を言われているが、こればかりはどうしようもない。
以前たまたま、珈琲でも飲もうと立ち寄ったコメダ珈琲店。
昔ながらの喫茶店のようであり、広い店内にソファ席。人もさほど多くなく、落ち着く雰囲気も好印象。
ランチに利用してみたところ、野菜サラダがあって、サンドイッチ、珈琲という組み合わせがビンゴ。
いつも頼むミニサラダ
この前は「これ美味しいね!」と、ドレッシングも購入していたくらい、お気に入り店となっている。
私達と一緒でなければ行けない
外食先は、父の一存で決まるわけでなく、母が選択権を握っている我が家。
オーダーに至っては、父の食べられそうなものを母がピックアップする。
それを私達が取りまとめて、リスがオーダー。
この一連の流れの中で、「えびかつパン」を頼む時に、リスが…
とお願いした。コメダ珈琲のサンドやバーガーは、とても大きい。
店員さんは快く受けてくださり、本来3等分のえびかつぱんが、綺麗に6等分されて運ばれてきた時、母は「そんなお願いをきいてもらえるの?!」と驚いていた。
6つに切ってもらうと、食べやすい◎
とはいえ、母としては、自分がオーダーするとしたら、そんなことお願いしづらい‥と思っている節もある雰囲気。
また、数あるメニューの中で、どれをオーダーするか選ぶのも大変。時には、食べやすく切ってもらって‥なんて、とてもハードルが高く感じるらしい。
「コメダは、あなたたちと一緒の時じゃなきゃ無理やわ。」と笑っている。
その横でリスは、店員さんに「すいません。お箸を二膳ください~」とお願いしていて、どこにいても、にぎやかな有川家である。
適量までの長い道のり
コメダ珈琲にて、我が家のお決まりメニューは‥
・ミニサラダ
・昼ランチのサンドイッチセット
・エビカツパン
・気分によって変わるもう一品(この日はたらこクリームパスタセット)
ドリンクは、父母がホットミルク。そして、私達がブレンドコーヒー。
もちろん、エビカツパンは六等分にカットしてもらうし、ミニサラダはお気に入りの和風ドレッシングをかけていただく。
今でこそ、このお決まりメニューが定着したが、ここに辿り着くまで‥まぁまぁ時間がかかった。
最初は、一人一品オーダーすることから始まったのだが、量が多すぎて‥結局は三分の一ほどお持ち帰り。
両親は、自分達が食べたい分を食べ終えたら、「はい。これも食べや~これもあるで~♪」と、“食べや食べや攻撃”にあい、お腹がパンでいっぱいになった。
ある時は、目新しくピザを頼んでみたら、父が「ベーコンが入っているから、ちょっと難しい。」と、まさかの拒絶反応。
隊長もベーコン入りは食べられないため、この時は、リスのお腹はピザでいっぱいになった。
そんな紆余曲折を経て‥最近、ようやく頼む適量がわかってきた。
父母の様子を見て、食べたいもののリクエストにこたえつつ、量が多いメニューの場合は、こちらに回ってくることも想定しつつ、自分達の食べる分をオーダー。
ある意味「志向を選び、分量も食べ方も調節して注文してくれる人」と、外食することが心地よいのかも知れない。
また近々、携帯電話の機種交換に付き添うことになっているが、「昼はどこがいい?」と尋ねたら「コメダでええやん。」と、予想通りの答えの母。
まだまだ、コメダ一択は続きそうです。
〈 Pick up ★〉
コメダ珈琲おなじみの豆菓子。
うちでは、お持ち帰りして、家でお茶菓子にさせてもらっています♪
笑 男子親子の食が似ているのですね〜。一人じゃなくて良かったかもですね。
遺伝でしょうか…?食の他に、ショッピングセンター内とフラフラと歩き回るところも似ているようです。