「文才もあるやん・・」
先日、「めでたい思考回路」を読んでくれている旧友から、メッセージをもらった。
「意外に・・・文才もあるやん」
なにやら褒められている雰囲気。
だが、「文才も」ということは、一体他にどんな才能があると見えているのだろう。
ちょっぴりそこを掘り下げたい気もするが、一旦置いといて、今日は「めでたい思考回路」の執筆活動の秘密に迫る。
大きな声で言えない事実
めでたい思考回路は、昨年の2月にスタートして、約1年8か月。
物書きでもない一般人の私達にとって、週3回の更新は、まずまずの修行のようだが、勝手に自分達に課した小さな挑戦をこなしている。
隊長担当の「隊長!発信!」。
大部分は、隊長の執筆によるもの。
全部じゃなくて、大部分というのがミソ。小部分は誰が書いているかと言うと。この人だ。
ここに、我が家の家内制分業システムがある。
めでたい思考回路の記事は、だいたいこの流れで完成を迎える。
1.立案 ‥ 何をテーマにするか
2.構成 ‥ どんな流れで書くか
3.執筆 ‥ 文章を書き上げていく
(4.インタビュー ‥ 事実と心情の整理 )
(5.加筆/修正 ‥ 説明と表現の追加 )
6.装飾 ‥ 写真やイラストを追加
7.公開 ‥ 世間へお届け。
※隊長が書いた記事は、4・5をリスが行うことによって、完成を迎える。
リスが書く時は、全てリスが行い、私は「オッケー!」と言うのみである。
立案と構成・役割分担の内訳
編集会議は、月水金の前日。もしくは前々日に開かれる。
編集会議と言っても、夕食時のテーブルや、買い物に出掛ける車内で、「次の、めでたいの記事は何にする?」と会話をするだけのもの。
大抵はそこで「あぁ、そうそう・・この間、スーパーで・・」なんて体験話や、「家の周りに栗の実が落ち始めたね。」という身近な話から、それが記事のネタになることが多い。
もちろん、プラスティックごみ問題の様に、ニュースなどで興味を持ったり疑問がでてきたことから、記事にすることもある。
たいがいは「次はこのネタで行こう!」(立案)と隊長が言いだし、大まかな「構成」をリスが決める。
特に、オチ(話の着地点)を決めて、書き始めるのがポイント。
その構成を元に、隊長が大雑把にだが記事にしていく。そして、リスは途中で必ず隊長へ「インタビュー」をはじめる。
インタビューという名の聞き取り
このインタビュー。
これが「めでたい思考回路」とって重要な部分だ。
リスに言わせると‥
編集長の立場を覆すような言葉を投げられつつも、リスが手直し/加筆すると、その場にいたかのように文章がまとめられていくから、何も言えない。
私の文章は、情景の説明や心理描写が少なく、自分なりの解釈が多いらしい。
なので、リスのインタビューという名の“聞き取り”が、ことあるごとに実施されている。
インタビューという名の“聞き取り”からの誘導によって、私は加筆、細部の書き込みを追加。
また、写真のチョイスや加工など、デザイン的要素もリスのチェックが入る。最後に、リスの文章・表現チェックを経て、ようやく記事が完成。
めでたいネタ探しが担当の編集長
そんなこんなで、リスノ負担が少々大きい。
「何か不公平な気がするけど・・・」とリスがボヤくこともあるが、仕方がない。得意な人がやることには勝てないし、面白くなるほうがいいやんと言いくるめている。
じゃぁ隊長は何を担っているのかと言うと‥
・「オッケー!」「いいね!」と背中を押すこと。
・楽しくめでたいネタ探し。
元来のお気楽な性格が幸いし、ネタ探しに困ることはない。ちょっと視点を変えるだけで、面白いことは日常にたくさん転がっている。
リスは、文章を書くのもまとめるのも早いが、ネタ探しが苦手。困っている時は、ネタ帳からアイデアを提供してあげるので、チャラということになる。
「意外に・・・文才もあるやん」とメッセージをくれた友人。
文才は、意外にないかもしれません。
だって、この文章。
私目線で書いているが、気づけば、リスの手によって下書きから7割が変更されていた。
でも、言いたかったことは、しっかり網羅されている。これが、我が家の家内制分業システムだ。