平成を振り返る番組を見る
平成も、残すところあと数日。
TVの番組表では、平成を振り返る番組が目に付く。
見事に並ぶ平成特集
先日見た「平成振り返り系」番組では、新しい技術が登場した年表が紹介されていた。
車に搭載されていた携帯電話から、ポケベルにPHS、そしてiphoneまで‥当時の映像を見ていると懐かしい反面、昭和から平成への時代の変化、そのスピード感に驚くばかりだった。
平成がスタートした頃、一人に一台のスマートフォン、SNSやインターネットが及ぼす生活への影響等々、まったく想像できなかった。
我が家では連日連夜「未来予想会議」と銘打って、令和時代の技術革新や、暮らしがどのように変化していくか?について、妄想に花を咲かせている。
未来予想会議「ドローン宅配便」
先日、TV番組で地図作成の会社で有名なゼンリンが特集されていた。
「今後、空の情報が必要になった場合、建物の高さ、障害物になるビルや鉄塔、電線などの情報が書かれている空の地図が必要になってくる。」ということで、ゼンリンの社員さんが歩きながら目視で確認をされているというものだった。
ついに地上だけじゃなくて、空の地図もできるようだ。
我々の頭上においても、飛行場の管制システムのようなものによって、整備されていくようなイメージか。スネ夫もラジコン飛行機を勝手には飛ばせない時代がやってくる。
空を行き交うといえば、ドローン。
今や「ドローン宅配便」も構想や実証実験が千葉で行われたなんて記事も見た。
山間部など地形をものともせず、最短距離で目的地にたどり着ける「ドローン宅配便」。
うちはちょっと集落から離れていて、けっこうな山の中。ドローン宅急便には、最適なはず。
未来ではそこらで行き交う?
宅配便トラックで、山に上がって来ていただかなくても、ドローンでブィ~ンと空輸。庭先のドローン発着場に置いといてもらう、といったシステムもなかなか面白い。
「ねぇ。今日の宅急便ってロード便?スカイ便?どっちで頼んだ?」みたいな会話をするのだろうか。
でも、いろいろと調べてみると、ドローンは天候がよく障害物のないところでは問題なく飛行することが可能だが、少しでも雨が降った時や、5m/s以上の強風が吹いた時は、飛行不可らしい。
うちは比叡山から吹く風が強い地域。
ううむ。絶好な立地ながら、ドローン宅配便の除外地域に設定されそうな気もしなくもない。
未来予想会議「ライブVR観賞」
コンサートの業務を行っていると「このコンサート、会場で見ているかのような状態でウェブ配信できないものか?」といつも考える。
コンサートをウェブ配信しておられるアーティストも多いし、今でもそのようなサービスは実際にある。
カメラが何台も入り、美味しい部分だと思われるところにフォーカスされ、画面が切り替わる。ライブDVDを生で見ている感覚。
それはそれで、見てて楽しいものだと思うが「臨場感」という観点においては、少し薄い。
令和の時代は、「コンサート会場の臨場感たっぷり360度VR配信。お好みの方向を観ることができます。」というのはどうだろうか。
今は、配信側も360度VRカメラが数万円で手に入る。
受信側も、各戸が光ケーブルでつながり、データ通信速度も超速だ。有名なアーティストじゃなくっても、配信する環境を整えやすい。
自宅でのライブ観戦の図?
「リードボーカルの人だけじゃなくって、ギターリストのプレイを目で追いたい。」「男性アイドルグループの、あの人だけ見続けていたい。」なんていう、コンサート会場にいれば出来ることが、自宅でも可能になれば面白い。
すでにVR配信を行った、海外の有名なアーティストはいる。
視聴環境をどうやって整えていくのかは課題になるが、遠隔地でコンサートに行けない、子育て中でコンサートをあきらめている、といった事情であっても、会場にいるかのような雰囲気も楽しめるVR視聴。
な~んて時代も、近からず遠からずなのではないだろうか。
仕事帰りに自動運転の車の中から、コンサートのVR観賞チケットをスマホで購入。視聴用ゴーグルは、ドローンで宅配。うーん、なんとも近未来な世界。令和時代の間に体験してみたいのものだ。
とその前に‥
時に、比叡山からの強風が吹き、インターネットはポケットwifiしか繋がらない我が家。
例え世の中でこれらの妄想が実現しても、配達用のドローンが強風の中でも飛べるようになることと、山間部のインターネット通信環境が改善されない限り、我が家は仲間入りできそうにない。
妄想の段階で・・・すでに令和時代に取り残されそうである。