年内の仕事を無事終え、その後片付けをしていたら、いつの間にか大晦日になっていたという2018年。
スタジオアントラップの「めでたい思考回路」も本日が年内最終更新。
今年の冬は暖かい?
2018年、スタジオアントラップのまわりは毎年に比べてかなり暖冬。
この時期、家の中でも息が白くなるのが普通だが、ことしは息も無色。
いつもなら「猫はコタツで丸く」なる我が家の猫が、家の中を歩き回っているくらい暖かい。
コタツで丸くならずに、
ストーブの前で暖をとる一人と二匹。
例年だと、12月第2週の頃にスタジオ周辺の初積雪となるのだが、今年は雪は降っても、ちらちら舞う程度、積雪とまではなかなかいかなかった。
そういえば、今年はカメムシも少なかった気がする。
「カメムシが多い年は冬が厳しい・降雪が多い」という言い伝え、真偽のほどは不明だが、そんな言い伝えも当たってるんじゃないかなと思うくらいの暖冬だ。
雪の日にはノー下山
今年は暖冬だろうと高をくくっていたら、年末の寒波がやってきた。ニュースを見ると、「各地でこの冬一番の寒さ」と報じられている。
昨日は、忘年会のお誘いを受けていたのだが、予想以上の降雪で泣く泣く断念。
山の麓にはバスが通っているが、一日に数本しかない。
必然的に、公共交通機関へのアクセスは車が必須となるのだが、スタジオからは坂を下らなければならない。坂が急なため雪の日はスリップの危険がはらむ。スタッドレスタイヤでも止まれないだろう。
私も二度ほど、坂でスリップ。
お恥ずかしい話、一度は車がひっくり返った。
雪は車移動を遮断する。
降雪と仕事が重なることもあるが、降雪の前にお山を脱出。「前日に移動しておく”前のり”」作戦で対応している。
お山の冬は厳しい
スタジオアントラップは、滋賀県の大津市の比叡山の麓。
標高が少し高いせいか?地形のせいか?市内とはまったく気候が違う。体感で2度ぐらいは違うような気がする。
夏は比較的涼しいが、冬は比較的寒いというより極寒。人間にとって夏は快適だが、冬はなかなか厳しい。
降雪の日だけでなく、凍てつく寒さの日にも注意が必要だ。特に注意するのは『水』。
水が凍りついて出なくなったり、油断すると水道管が破裂する。
過去に何度か水道管が破裂したことがあるが、急に水道屋さんに来てもらえなかったり(降雪の為、工事車が近くまでこれない)と大変な目にあった。そうなると自分で修理。簡単な水道管接合は出来るようになってしまった。
氷点下になる頃、
水はちょろちょろ出しっぱなし厳守が
我が家ルール。
火災保険の対象に「水道管が破裂したときの修理費」というものがある。
水道管破裂の際には火災保険書類は要チェック。問い合わせてみることオススメ、丁寧に教えてもらえる。
こうして今年最後の記事を書いていたら、近所の人から電話がかかってきた。
「雪で見えなかったのだろうか?ちかくの防護ネットに鹿がひっかかって、身動きがとれなくなっている。」とのこと。
立派な角の鹿さんが足止め中
暴れる鹿を刺激しないように近づき、角にひっかかっている部分のネットを切ってあげたら、なんとか脱出させることが出来た。
お山の冬は、人間だけでなく動物にも厳しいのだ。
暖冬のドカ雪もありえそうな、今季の冬。視界も未来も明るくめでたくありますように。
よいお年を!