弟と空白の15年間

弟と空白の15年間

弟が2人おります

私は3人兄弟。
6歳違いと8歳違いの弟が2人。

弟が生まれる時、私は幼稚園の年長さんだったので、それなりに記憶も残っている。

出産の時は、数週間おばあちゃんの家で暮らしたことも、弟誕生の知らせには、妹じゃないのかとがっかりしたことも。

布おむつの洗濯後は、たたむのを手伝った。
長い輪っか状でバンビちゃんが青いインクでプリントされていた白い布おむつ。

ミルクを作って適温にしたり、ゲップを出すのに背中をトントンしたり。

歳が離れていたので、母からのお決まり「お姉ちゃんでしょ」ワードにはうんざりしたけど、弟たちとは一緒によく遊んでいた。

 

夏はいつも福井の海へ

別々の思春期

私が中学2年生。
弟が8歳、6歳の時だった。

親が離婚。
私は父親と、弟は母親と暮らすことになった。

今のように携帯もなかったし、それから弟たちと直接会うことも話をすることもないまま、時は過ぎていった。

学生服姿は写真で見ただけだし、電話で話したら“声変わり”していてびっくりしたというような記憶しかない。

誕生日を祝うようなこともなかったので、20歳の記念くらいは、姉らしいことをしようと腕時計をプレゼントした。

そんな箇条書きで書ける程度の思い出。

弟たちも携帯を持つようになって、直接連絡はとれるようになったものの、まともに会っていないし何を話していいやらわからない。

そんなふうに約15年が過ぎ‥
再会するきっかけとなったのは、おばあちゃんのお葬式。

大人になった弟を前に、近いような遠いような何とも言えない距離感。
でもその再会は、連絡をとるきっかけをもたらしてくれた。

空白の15年間

一年に何回かはメールをするくらい。
そんな頻度だったのだけど、上の弟とはここ最近よく会うようになった。

度々ゴルフやらボルダリングやらを教わっている、あの弟。

先日、弟を招いてご飯を一緒に食べようとなった時、隊長から‥

「弟は何が好きなん~?」
「‥さぁ。おにぎり?」

「弟が興味あるものって何なん~?」
「‥さぁ。ウルトラマンは好きだったよ。ジャックとゾフィー。」

そう。私の記憶では、弟はまだ小学1~2年で止まっている。

 

好物はシンプルなおにぎりのはず。

 

好きな食べ物とか、何に興味があるとか、全く情報がない。
よく考えれば、弟にご飯を作ったことさえない。

弟が我が家に来てご飯を食べる。それだけでも面白い光景。
色々と情報収集しては驚いていたら、隊長が「空白の時間をうめる会話がおもしろい」と笑う。

当たり前ながら、空白の15年間に弟はとても成長していた。

不思議な存在

夫婦は結局他人だけど、兄弟は血がつながっている。

遺伝子の共有の可能性としては‥
同じ両親であれば、遺伝子の50%を共有している可能性があるそうな。

弟といろんな話をしていて、考え方、捉え方、視点などがとても似ていることに驚いた。

まるでリスの考えを聞いているかのような話もあったりして、聞きながら隊長が吹き出す。弟も典型的な叶え組タイプ(参照:リスは叶え組。

全く異なる環境で育っていても、感覚や思考が似ている‥という驚きと共に、兄弟の存在を初めて特別に感じた。

夫でも、友人でもない、兄弟という不思議な存在。
下の弟との距離感はまだ遠いままだけど、存在してくれているだけで今はいいやと思う。

遅れてやってきた兄弟の時間。
えらく時間がかかったけど、これからまた少しづつ同じ時間を過ごせたらいい。

それがなんだかとても特別で、とても楽しみなのだ。

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