めでたい指さし確認

“新”高速道路の最新技術・緑の光の正体

先週は遠征が重なり、移動で1000kmを走破した一週間となった。

世の中の長距離運転ドライバーってすごいなぁと感心をしつつ、滋賀⇒静岡⇒滋賀⇒大分⇒滋賀へと高速道路をひた走る大移動。

今回は、新しくできた高速道路も初走行。そこで、思わぬ発見があった。

長距離移動は疲れる

ただ車を運転しているだけなんだが、長距離の車移動は想像以上に疲れる。

 

 

以前、整骨院の先生と話していた時「長距離運転時は、1時間に1度は休憩して身体を伸ばすほうがいい。」と言われたが、実際のところ‥なかなかムズカシイ。

1時間に1度休憩とする場合、大分までの移動で片道約10時間‥途中休憩が9回ほどは必要な算段。

これでは、なかなか目的地までたどり着けない。特に往路は、え~い行けるとこまで行こう!と思ってしまうことが多い。

長時間同じ姿勢でいることは、首や腰への負担が大きいらしい。また、内臓もずっと振動している状態になるため、疲労に繋がると教えてもらった。

たしかに古い道路は、路面の凹凸が大きくなっていて、車体の振動も大きい。走行音もゴォーーと大きく、繊細なクラシック音楽は聴けたものではない。

年数が経った道路も、補修は定期的に行われているものの、やはり数十年前に出来た高速道路と、最近出来た高速道路ではクオリティに差が出るのは致し方ない。

 

トンネルも真っ暗

新名神を通る

2012年に開通した新東名。

新東名を通るたびに、走りやすさと静かさを感じていた。スィーーっと快適なドライブ感、ここにありといった感じ。

今回、2018年3月に開通した新名神(高槻ジャンクション~神戸ジャンクション間)を初めて走行した。

 

 

開通後一年を経過した道路だが、まだまだ舗装も新しく路面からのノイズも小さい。まさに、スイスイロード。

この新名神が開通した結果、慢性的に渋滞が起こっていた中国自動車道「宝塚トンネル」周辺の渋滞回数が7割減交通集中に起因する渋滞は5分の1になったというデータもあるようだ。

新しい高速道路は、当然のことながらトンネル設備も新しい。ひときわ目立つのは、トンネル内の明るさ。

電球は、明るくて白っぽい光のLEDライトになり、黒い筒の中を走行しているようなイメージは無い。

「いやぁ、明るいトンネルだな~♪」と話していたその時。

私達は、緑色の光の帯に包まれていることに気がついた。。。

 

ババ~ン♪

先を行く“緑の光”

私達を包んだ緑色の光の正体。

それは、トンネル内の側面上部に点在している照明のLEDライトが緑色に光り、私達と並走しているものだった。

最初は、走行車に反応して光っているのかと思っていた。

 

トラックと共に走る緑の光

 

でも、よく見ると、車が走行していない部分も、緑色のライトは点灯し光が移動していく。

 

緑の光だけで走ってる?

 

「これって何か意味があるんちゃう?」と、気になり調べてみたところ、NEXCO西日本のウェブサイトに情報が掲載されていた。

これは「ペースメーカーライト」というものらしい。

 

日本初導入!
ペースメーカーライトとは?

トンネル照明灯具を用いた「ペースメーカーライト」は、*サク部や長い上り坂や下り坂となるトンネル区間に設置された先進技術らしい。

緑色の光が流れていくように点灯し、光の流れは、速度を一定に保つための目安を示している。

※サク部=たわんでいるような道路構造。下り坂から上り坂へと変化するような凹型の構造を持つ場所。

また、緑色に光るだけでなく‥

・車両火災発生時‥赤色点滅
・事故・落下物などの注意喚起時‥黄色点滅

と、注意を促してくれる機能まであるそうだ。すごい。(これも日本初導入!)

新しい技術によって、速度超過を抑制し、危険の回避や渋滞の緩和など、様々な工夫がなされている。自動運転以外にも、いろんな道路イノベーションがあるのね。

実際に体験してみたのだが、緑色の光が流れる速度についつい合わせようとしてしまうから不思議だ。

メトロノームやクリック、手拍子にあわせて、ついついリズムを合わせてしまう(リズムキープしてしまう)習性と同じだろうか。

新名神のトンネルを走行される方は、ぜひ一度、緑の光にあわせて走行をしてみてください。

ただし、リズムキープが苦手な方もいらっしゃいますので、車間距離には十分ご注意を。

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Taicho and Risu
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POSTED COMMENT

  1. Yuki より:

    あの緑の光は、そういうものだったのですね。鳥取に行く時にその光にあいました。調べるって大事ですね。 「何々?この緑の光。動いてるよね?」と言いながら走っていました。動いているのを見てしまうから走りにくいような、でもだから、気になって自然に速度が遅くなった気がしました。

    • risu より:

      色んな工夫がありますよね。そう思えば、琵琶湖大橋のメロディロードも同じ類ですね。同じ速度で走らないと、急に転調してしまうので、ゆっくりびわ湖を見ながら、道から響く琵琶湖周航の歌を聞いてしまいます。あれは、法定速度60km以下で走れば適切な旋律で聞ける&観光促進の意味があるとか。確かに、はじめての滋賀県訪問の方には、とても喜んでいただけます。各地でその土地の歌が聞けたら、面白いですねー♪

      • Yuki より:

        メロディロード、各地であると楽しいですね~♪ 琵琶湖大橋はメロディが鳴る方を走ってしまいます。あれ、全部の車線にあるといいのにね と思うのは私だけかな。

        • risu より:

          たしかに。守山行きだけなので、せめて堅田行きも1車線あったらいいなぁと思う時があります。あっ、下りが長いほうだけ、あるのかもしれませんね^^