シンボルはブタからリスへ

シンボルはブタからリスへ

幼稚園の個人マーク

幼稚園の頃。
ひらがなを読めない子にもわかるように、自分を示すマークがあった。

一人一人違うマークのシールが、名前の横に貼られる。

 

 

げた箱や、バッグをかけるフック、お道具箱など、ありとあらゆる物に、名前とシールがセット。

私にあてがわれたのは、ブタさんのシールだった。

 

 

名前の横には、いつでもどこでも、ブタさんシール。

動物好きの私としては、ブタが嫌いなわけではない。

でも「なんで私‥ブタなん?」という疑問がずっと付きまとった。

そして、クラスの名前は「色名」だった。
ふじ・もも・あか・みどりとあって‥私は、だいだい組。

だいだい組&ブタさんマーク。
「私もそうだったよ~」という人には、なかなか出会えそうにないレアな組み合わせだ。

ブタマークのジレンマ

そうでなくても幼稚園に行くのが嫌いだった。

今思えば、なんでそんなに嫌だったのかはわからない。
行ったら行ったで楽しいこともある。でも、幼稚園に行くこと自体が生活に馴染んでなかったような気がする。

 

 

嫌々やっと登園しても、毎日見る「ブタ」さんマークが、またひとつ気分をげんなりさせる。

幼少期にとって「ブタさん」は、ネタとして格好の的。「ぶーぶー」という鳴き声からか、何故か「ブタ」さんは馬鹿にされやすい。

特に男子はこれでもかとイジってくるし、花形の「うさぎ」「ねこ」などのかわいいマークに当たった女子からのかわいそう目線がまた痛い。

「先生!私ブタなんて嫌!他のマークにしてほしい!」なんて主張できたらいいものの、内気な私は淡々と耐えた。

物心ついて「あぁ世の中って不平等なのね。」と思った最初の出来事かもしれない。

‥数年後。
風の噂で「ブタ」シールは、保護者からのクレームで廃止されたと聞く。

そうなったらそうなったで、「ブタ」さんにも、私にも失礼やん、と思ってしまう複雑な心境。

花形マーク

バックをかけるフック。
隣の男の子は、機関車。また隣の女の子は、チューリップだったと思う。

一体、他には何のマークがあったのだろう。

 

何人クラスだったか覚えていないけれど、相当な数のマークを集める必要がある。

主に、動物・乗り物・植物・食べ物などがマークになっていた。そうなると、自動的に人気のマークがでてくる。

人気のマーク
男の子‥新幹線・車・トラ・カブトムシ・カマキリ。
女の子‥うさぎ・ねこ・いちご・キャンディ。

やはりかっこいい&かわいいの象徴として代表されるようなマークが人気となる。

今思えば、私の「ブタ」さんマーク意外にも、微妙な想いをした子もいたのかもしれない。

動物だったら「たぬき」「ゴリラ」「かば」も、微妙かもなぁ。食べ物だったら、自分の嫌いな物だったらツライし、「柿」とかだったら、やたら古風な感じに見える。

この個人シール制度、現代にもあれば、物議を醸すに違いない。

自分を示すマーク

先日、おもしろハンコを購入した。

 


個性まるだしハンコ おすもん

 

動物も植物も食べ物、楽器もあって、様々なモチーフが選べるハンコでおもしろい。

これまで、たくさんの方にプレゼントしてきたのだけど、自分用は後回しにしていて、先日思い立って制作。

マークはすでに決めていた。

 

 

中学生の頃から「リス」と呼ばれ続けて、気づけば、自分のシンボルになっている。

今、このハンコを見れば、周りにいる人は、私だと認識してくれるはず。

当時「リスマーク」だったら、これまた運命を感じたかもしれないけど、嫌だ嫌だと思っていた「ブタマーク」だったから鮮明に覚えているのかも。

ハンコを押す度、ブタさんが頭の中を巡る‥私の幼少期のシュールな思い出。

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